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公開日時 2021.07.03
最終更新日時 2022.04.01

山積み工程表のメリット3選|工程管理に必要な要素や手法も解説

山積み工程表とは?


山積み工程表とは、月・週・日などの時間の経過を横軸に、人員や設備などの資源を縦軸に棒グラフにしたものです。

建設現場や建築現場における様々なプロジェクトは、どの工程のどの期間にどれだけ必要なのかをあらかじめ計画しておく必要があります。

その書き方としては、工程ごとに分けた後、それぞれの工程でどのくらいの資源(資材や作業員)が必要なのかを日ごとに書くことで、山積み工程表が作成されます。

山積み工程表のメリット3選


山積み工程表の作成には、様々なメリットがあります。そういったメリットによって生産性が向上し、プロジェクトの受注企業の黒字へとつながります。

山積み工程表は、適切な計画のために必要となる管理方法です。そんな山積み工程表のメリットを3つご紹介していきます。

1:工程を可視化できる

山積み工程表は、図で表すことによって、工程を可視化することができます。山積み工程表をグラフ化したものは山積み図とも言われ、それにより工程の計画を簡単に確認することができます。

また、この山積み工程表は別名「リソースヒストグラム」「要因負荷ヒストグラム」とも言われています。

2:作業の平均化を目指しやすい

作業を効果的に進めるには、平均化が必要となってきます。そんな平均化を目指しやすいのも、山積み工程表のメリットです。

能力の総合計(能力線)を超えるピークが生じたら、能力線が下回る時間を利用することで、作業の平均化を図ります。このようにすることで、平均化しやすくなります。

3:山崩し(負荷配分)ができる

負荷配分には「山積み」と「山崩し」の2種類が存在しています。その中の1つ、山崩しができるのも山積み工程表のメリットです。

山崩し(負荷配分)とは、仕事量と生産能力を比較して適切に計画することです。そうすることで、納期までに仕事をこなすことができます。

以下は、山崩しの方法です。

・山積み表をもとに、ピークを前倒しすることで平準化する。
・負荷が現在の生産能力を超えている場合、超えた負荷が存在する計画期の生産を余裕のある計画期へ移動する。
・最終的な生産計画を作成する。

また、負荷配分の方法は、2種類存在しています。それは、「フォワード方式」と「バックワード方式」です。次は、その2つの方法についてご紹介していきます。

フォワード方式

フォワード方式は、各工程の加工順に従って負荷していく方法です。現時点を基準として時間軸に従って負荷していくのが特徴です。

「負荷配分」としての手順は比較的簡単な方法となっています。また、フォワード方式は、別名「順行負荷法」とも言われています。

そして、このフォワード方式は納期を算定するときに使われます。

バックワード方式

バックワード方式は、各工程の逆方向に負荷していく方法です。納期を基準として、時間軸と逆の方向へと負荷していくのが特徴です。そのため、バックワード方式は、別名「逆行負荷法」と呼ばれています。

また、負荷の移動・調整が多くなってくると、フォワード方式に比べ、バックワード方式の方が計算が複雑になります。

そして主に、この「バックワード方式」は、受注後に適用されます。

工程管理で必要な3つの要素


工程管理は、作業を分類化した「工程」を効率的に計画することです。このような計画をするには、いろんな力が必要となってきます。

また、工程管理の仕事は、PDCAサイクル(計画・実施・評価・対策)にもとづいて行われるため、複雑なプロセスになってくることも考えられます。

そのため、工程管理には様々な要素が求められます。その中でも、特に重要となってくる3つの要素についてご紹介していきます。

1:タスクを管理する

工程管理では、今できることに焦点を当てる「タスク管理」が必要となります。これによって生産性が向上します。

予定通りに進んでいるのかどうかといったことに注目してしまいがちです。しかし、タスク管理では、進行可能なことに注目し、作業を進めていきます。

2:進捗状況を管理する

進捗状況を管理するのも、工程管理には必要となります。進捗管理は、各工程での達成度を進捗率によって把握します。そのため、仕事にかかった時間は考慮されません。

この進捗状況は、どのくらい進んでいるのかという進捗率のみで判断されるため、非常に有効な評価の方法となります。

3:負荷計画を立てる

工程管理では、負荷計画を立てることが必要となります。これによって効率的にプロジェクトを進めることができます。

また、納期に間に合わせるためには、適切に負荷計画しなければなりません。さらに、能力と負荷に注目し、計画を実行可能なものにしていく必要もあるため、難しい管理となってきます。

そのために、ここで紹介している「山積み工程表」などを利用していくことで、工程管理を効率的に行っていくことが求められます。

工程管理をする4つの方法


工程管理には、様々な方法があります。そのため、その中から適切な工程管理の方法を選んでいくことが必要となってきます。

ここでは、工程管理をする4つの方法を取り上げ、それぞれの方法についてご紹介します。また、その方法のメリットやデメリットについても以下にまとめました。

1:紙面・ホワイトボード

工程管理には、紙面やホワイトボードで管理する方法があります。これらの方法のメリットとしては、手軽に加筆ができたり修正ができたりすることが挙げられます。少人数の工程管理に向いています。

しかし、規模の大きなプロジェクトになると管理しづらくなってしまうことが問題点として挙げられます。

2:表計算ソフト

表計算ソフトを利用することも工程管理の方法の1つです。ソフトを使うことでテンプレートに沿って管理できたり、入力が自動化されたりして、利便性が増します。

中でもエクセルは、多様な数式や関数を備えているため使い勝手がよく、操作もわかりやすいため工程管理ツールとしてよく使われています。

一方で、ソフトならではの操作の難しさであったり、打ち間違いのミスが残ってしまうことがデメリットとなります。

3:クラウド管理

クラウドで管理することも、有効な工程管理の方法です。クラウド上に保管することができるのにもかかわらず、表計算ソフトと同じように使うことができます。

また、突然データが消えてしまってもクラウド上にデータがあるため、安心です。とはいえ、表計算ソフト同様、操作の難易度が高くなってしまいます。

4:工程管理ツール

工程管理ツールは、業務改善のスピードを上げることができます。そして、その工程管理ツールの中には、自社でシステムを構築する「オンプレミス型」の方法もあります。

オンプレミス型にすると、必要な機能をカスタマイズすることができるため、自社にマッチしたシステムとすることができます。

しかし、この「オンプレミス型」のツール導入には、コストがかかってしまうのがデメリットです。そのため、導入コストとランニングコストの両方を踏まえて検討していくべきです。

山積み工程表を使って余裕のある工程を組もう


工程管理を行うと、様々な効果を期待することができます。例えば、納期が短縮されたり、品質の向上へとつながっていったりします。つまり、生産性が向上します。

さらに、山積み工程表を使用することで格段に生産性が向上していきます。これからもっと上を目指す人であれば利用しない手はないでしょう。

ここまで山積み工程表についてや、そのメリットについてご紹介しましたが理解できたでしょうか?ぜひ、山積み工程表を使って余裕のある工程を組みましょう。

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