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断面図の書き方のポイント7選|できるだけ早く書けるコツとは?

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公開日時 2022.09.25 最終更新日時 2024.01.24

この記事では、断面図の書き方のポイント7選をご紹介いたします。

 


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なぜ断面図が必要なのか


断面図とは、建物を垂直に切断して横から見た図面です。断面図は、平面図や立面図と共に建物の基本となる図面の一つです。断面図は、建物の高さ関係や上下階の繋がりなどが分かる大事な図面です。

断面図には、最高高さ、軒高、屋根や庇の出、階高、パラペット高さ、天井高、地盤面と床高、基礎深さ、ピット深さ、屋根勾配、斜線制限との関係などが表記されます。

建物の高さ関係において、建築基準法により色々な規定があり、確認申請時には建築主事や指定民間確認検査機関は、これらの図面等を見て法規に適合しているか確認します。

出典:建築基準法|内閣府

断面図の書き方のポイント7選


ここでは断面図の書き方のポイントを7つ説明します。

実務ではCADを使って製図しますが、建築士試験の製図においては手書きで図面を書きます。そして、建築士試験では合格するための図面を書くことが目標になります。

また、一級建築士試験と二級建築士試験では、課題となる建物の規模が異なるため、要求される図面に違いがあります。

ここでは一級建築士試験で断面図を書く場合をご紹介します。

出典:一級建築士試験|公益財団法人 建築技術教育普及センター

1:切断位置を決める

まずは、断面図を書くにあたってどこで切るか、切断位置を決めるのがポイントです。そのため、高さ方向の法規のチェックができる位置で切る必要があります。

もう少し具体的に言うと、窓や出入り口などの開口がある位置、庇のある位置、代表的な天井高さが分かる位置、主要な部屋など全体の構成が分かる位置、などで切るのが一般的です。

なお、必ずしも平面上を一直線でまっすぐに切断する必要はなく、表現したい断面が入るように、平面上の線を曲げて通りをずらすことができます。

2:縮尺を決める

断面図は1/100、または1/200の縮尺で書かれるのが通常です。建物の規模や図面用紙のサイズなどを勘案して決まります。

一級建築士試験では建物の規模も大きく、回答用紙のサイズを考えれば、縮尺は1/200になります。

1/200の縮尺では細かいところまで書き込めませんので、それに応じた表現をします。

出典:令和2年一級建築士試験「設計製図の試験」の課題|公益財団法人 建築技術教育普及センター

3:線を使い分ける

図面の書き方の基本的なポイントとして、線を使い分けることが挙げられます。一つの同じ線だけで書くと図面を見る人にとって分かりづらく、これが何を表す線なのか伝わらない場合があります。

したがって、線の種類(実線、破線、一点鎖線など)や線の太さを変え、分かりやすい図面にする必要があります。

通常、基準線(通り芯、敷地境界線、階高など)は一点鎖線で書かれ、寸法線や建物の見える部分(断面、見えがかりの部分など)は実線で書かれます。また、隠れて見えない建物部分は破線で表現されます。

そして同じ実線でも、断面線は太く、見えがかり線は細く書くことにより、どこが断面なのか分かりやすくします。

4:通り芯は必ず書く

通り芯は、断面を書く時の基準になる大事な線なので、最初に書きます。断面図のボリュームも分かりますし、間違いを減らすためにも必ず書きましょう。

そして、通り芯を書いたら必ずスパン数を数えて確認してください。また、通り芯は基本的に細い線で書きますが、手書きの場合、薄すぎると図面を書いているうちに擦れて見えなくなってしまうので気をつけましょう。

5:寸法を必ず記載

断面図では、特に高さ方向の法規チェックができるよう、最高高さ、階高、地盤面、天井高、地盤面と床高などの寸法が欠かせません。

また、水平方向で記載される寸法については、通り芯の寸法、屋根や庇の出、主要な間仕切りの位置などがあります。

作図を終えて最後に寸法を書こうとする人もいますが、寸法は最初に書きましょう。最初に書けば書き忘れを防ぐくとができ、スパンや寸法に間違いがないかチェックできます。一級建築士の製図試験では、寸法を記載せずにいると失格となります。

寸法は読み手が正しく認識できるようにする

寸法は分かりやすい位置に書きましょう。そして、その寸法がどこからどこまでの距離を表すのか明確にする必要があります。

GL、FL、建物の最高高さなど、▽の符号をつけて明確に表示しましょう。図面を見た人が、寸法を正しく認識できるように作図するようにしましょう。

6:床・梁・壁の順に書いていく

通り芯や階高などの基準線、寸法線、補助線を書いたら、まずは耐圧盤と床スラブを書いていきます。断面線なので太く意識して書くようにしましょう。

次に大梁、小梁、地中梁を書きます。床スラブと同様に断面線なので、太い線で書きましょう。作図スピードを上げるため、これらの梁をテンプレートで書く方法もあります。

梁が書き終わったら、壁やパラペットを書きます。これも同じく断面線なので、太く書きましょう。このように床・梁・壁の順に、太い線を使って断面線を書いていきます。

その後は区画壁、天井、内壁、仕上げを書いていきます。区画壁はスラブからスラブに達するように書くため、天井よりも先に書いた方が早く書けるでしょう。

7:部屋名は丁寧に読みやすい字で書く

天井、内壁、仕上げが書けたら、部屋名と天井寸法を書いていきます。

部屋名は部屋の中心に書いた方がバランスがいいので、天井寸法より先に部屋名を書くようにしましょう。そして、部屋名は殴り書きにならないよう、丁寧に書きましょう。また、部屋名を間違えないように、出題の条件をしっかり確認するようにしましょう。

部屋名と天井寸法が書けたら、見えがかりの柱・梁やパラペット、屋上緑化、設備機器、家具などを書きます。

断面図の書き方が早くなるコツ3つ


一級建築士試験の製図試験は、建物のプランニングから作図まで行うため、時間的に余裕はありません。図面を早く書けるようになれば、その分だけプランニングに時間を割くことができます。

ここでは、断面図の書き方が早くなるコツを3つ紹介します。

1:何度も書いて練習する

断面図が早く書けるようになるためには、何度も図面を書くことです。いくら作図方法を見たり聞いたりしても、実際に手を動かさないと身につけるのが難しくなるとされています。

何度も図面を書くうちに迷わず書けるようになり、時間配分も分かるようになるでしょう。

2:常に同じ手順で書く

断面図を素早くきれいに書くには、決まった手順に従うのがおすすめです。

作図の手順そのものは、講師から教わったやり方や自分のやり易い方法で行いましょう。手順を常に同じにすることによって、作図のスピードが速くなり、抜け落ちも防げるでしょう。

3:フリーハンドで書き慣れる

一級建築士の製図試験では、平行定規を使う書き方が一般的とされていますが、フリーハンドで作図しても問題ありません。フリーハンドの方が早く書けて、時間短縮にも繋がるとされています。

例えばフリーハンドをメインに、柱などはテンプレート、寸法線などは定規を使う書き方があります。その他にも、あまり採点に影響しないような場所にだけ、限定的にフリーハンドで作図する方法もあります。

ただし、普段からフリーハンドの図面を書き慣れていないのであれば、しっかり練習しておく必要があります。

断面図の書き方をしっかりと把握しよう


この記事では、断面図の書き方のポイントを7つ挙げて解説し、できるだけ早く書けるようなコツを3つ紹介しました。

一級建築士試験では、限られた時間で書きおわるよう断面図の書き方をしっかり把握しましょう。


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