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コア抜き工事とは何?コア抜き工事の手順や4つのポイントについて解説

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公開日時 2022.09.21 最終更新日時 2022.09.21

この記事では、コア抜き工事の方法や価格についてをご紹介します。

 


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コア抜き工事とは何?

コア抜き工事とは、建築躯体といわれる、建物の基礎となるコンクリート部分に穴をあけることです。

では、なぜ穴をあける必要があるのかというと、建物を建てるときに配管や配線などを通すためです。また、耐震精度を確かめるため、テストに使用する場合もあります。

さらに、リフォームなどの場合は大切な鉄筋を切断しないように注意して、コア抜き工事をおこなう必要があるのです。

スリーブ工法とは?

スリーブ工法の手順とは、コンクリートを入れる前に穴をあけておきたい場所に紙状の筒などを配置して、コンクリートを入れる作業のことです。

この穴は、電気配線やエアコンなどの空調設備などを通すものです。なお、穴が開くことで耐震精度が落ちてしまうので、周辺には鉄筋を入れることが決まっています。

コア抜き工事の方法

コア抜き工事は以下にもあるように2種類あり、1つは湿式穿孔、2つ目は乾式穿孔です。

ここでは、湿式穿孔と乾式穿孔のメリットとデメリット、注意点を踏まえて説明していきます。メリットやデメリットなどをしっかり把握して、参考にしてみていただければ幸いです。

湿式穿孔

コア抜き工事で、穴をあける機械の先端にダイヤモンドビットというダイヤモンド粒がついたものです。

湿式穿孔のメリットとしては、差し込みが軽いため精度の高い穴があけられ、また、乾式と違い水を使うためコンクリートの粉を抑えられる点が挙げられます。

さらに、水を使用することで発熱が抑えられるため、ダイヤモンドビットの長時間の使用が可能になるのです。

注意点

湿式穿孔のデメリットもあるので、注意しておくことも忘れないようにしましょう。

湿式穿孔の機械は大きく価格が高いため、費用がかかってしまいます。さらに、乾式と違い簡単に使えないことが問題点として挙げられます。

また、機械が多くの電気を使っているため使用中に水がかかるなど、注意が必要になってきます。

乾式穿孔

コア抜き工事で手動の電動ドリルの先端にキリを取り付けて穴をあける方法を、乾式穿孔と言います。

乾式穿孔方法のメリットとして、水を使用する必要がない点が挙げられます。そのため、上階で作業するときに階下へ水が漏れる心配がありません。

また、手動の電動ドリルとキリはホームセンターなどで手軽に購入できるため、簡単に作業できます。

注意点

乾式穿孔にもいくつかのデメリットがあるため、注意点を参考にし、安全に作業しましょう。

湿式と違い、水を使用しないためにコンクリートの粉が舞い散るため、粉塵用のマスクやゴーグルなどが必要になります。さらに、湿式と逆で発熱が発生するため、機械の長時間の使用が難しいでしょう。

また、乾式穿孔で使用する機械は打ち込んで穴をあけるため、コンクリートが崩れる危険が伴います。乾式はキリの長さしか入らないので、壁からその先までの間隔をしっかり把握しておく必要があります。

コア抜き工事に必要な機械

コア抜き工事では、コアドリルという機械が必要になってきます。

コアドリルには、回転させて穴をあけるか、振動の圧力で壁に穴をあける、という2パターンの機能があります。

使用される場所としては、基本的に建築現場などがメインです。建築現場ではコンクリートだけでなく、その他モルタルなど、複数の材質を扱うことが多い傾向にあります。

また、コアドリルは穴を大きく開けられ、耐久性があり、多種多様な場面で使用できます。

一般的なドリルだと、排水管や電気配線を通すには穴が小さいため使用頻度は低く、大きな穴をあけられるコアドリルを使用することがほとんどです。

コア抜き工事の手順

コア抜き工事の際に必要な手順を簡潔にまとめましたので、解説していきます。

コア抜き工事では、建築士などのもと、レントゲン写真を使用してコンクリート内部を確認します。そうすることで、穴をあけても問題ない位置が分かります。

最後に、コア抜き工事の位置や数、大きさを元に安全を確認し、作業を始めます。

このような手順ですが、土台の鉄筋などを切ってしまわないように注意が必要なので、安易に行わないように気を付けましょう。

コア抜き工事のポイント4つ

コア抜き工事の際には、大きく4つのポイントがあります。

事前調査、完全確認、騒音、粉塵汚染という4つの項目について、解説していきます。それらのポイントに注意し、安全かつ効率的なコア抜き工事を目指しましょう。

少しくらいなら、という気持ちで作業をしていると、けがや事故の原因にもなることも覚えておくといいでしょう。

1:事前調査をしっかり行う

コア抜き工事の前には、レントゲン検査で事前に調査するようにしましょう。

まず、穴をあけたい位置にマークをつけ、レントゲンを撮影し、穴をあけても問題ないか確認します。そこで問題がなければ、コア抜きを実施します。

ここで注意していただきたいのは、コンクリートの中には建物の土台となる鉄筋が細かい間隔で差し込まれている点です。この鉄筋を切ってしまうと土台の安定性が落ちてしまいます。

そうなると、地震が起きた際に建物の倒壊などの危険の可能性が高くなってしまいます。鉄筋を誤って切ってしまった場合は工事のやり直しが必要になるため、細心の注意を払いましょう。

2:安全を確保する

安全の確保は、施工には重要な項目の1つです。

作業場所には、作業員以外の人間を入れないようにしましょう。また、道路沿いで行っている場合は、周辺の車両や通行人にも注意して作業するようにしてください。

また、貫通させる作業の場合は向こう側が見えないため、注意をはらう必要があります。十分に気を付けましょう。

3:騒音に気を付ける

周辺への騒音の注意と気配りを忘れないようにしましょう。

乾式穿孔、湿式穿孔ともに、大きな音が出てしまいます。そのため、近隣住宅へ施工予告などをし、騒音への注意喚起をしましょう。

それでも騒音が気になる場合は防音シートなどで作業場所を囲い、周辺への騒音防止に気を付けるようにすると良いでしょう。

4:粉塵や汚水の対策を行う

工事中の粉塵や汚水の処理は確実におこないましょう。

コア抜き工事では、ほかの場所に傷が入ったりしないように養生をします。養生には他にも、粉塵が飛ばないようする、汚水が飛び散らないようにする、といった役目もあります。

しかし、作業ではコンクリートの塊や湿式穿孔の場合は汚水が出てしまうものです。コンクリートの塊や汚水を保管する場所を準備する必要があるため、忘れないようにしましょう。

コア抜き工事の価格はいくら?

コア抜き工事の価格はいくら?


コア抜き工事の価格は、状況によって高額になることもあります。

例えば、既存のコンクリート塀にフェンスを取り付けるとします。そうした場合、土台となるコンクリートに穴をあける必要があり、費用がかかります。1ヶ所4,000円ほどが相場になっています。

しかし、取り付け箇所によっては費用が大きく変動することもあります。

また、建物以外の外回りの外構工事があります。フェンスのデザインなどにより、単価も10,000円から20,000円程度×長さが価格となります。

この価格には工事費用も含まれていることが多いのでいくらくらいが相場なのかを知りましょう。

コア抜き工事が高額になりやすい原因3つ

コア抜き工事は、ほかの工事に比べて価格変動が大きく、高額になるにはいくつかの理由があります。

ここでは、「粉塵や汚水の処理に費用がかかる」「工具が高額」「ドリルの刃が高額」について説明していきます。

1:粉塵や汚水の処理に費用がかかる

コア抜き工事には、湿式穿孔と乾式穿孔の2種類あります。それらの工事では粉塵や汚水が出るため、その処理費用で高くなります。

乾式穿孔では粉塵などが飛び散るため、養生を施して作業します。そのため作業員は、防塵マスクやゴーグルが必要になります。

反対に、湿式穿孔の場合は粉塵を飛ばさず、水を使うことでドリルの消耗が減らせるため、一般的にこちらを使う人が多い傾向にあります。

湿式穿孔は粉塵やコンクリートの塊、汚水が出るため、その処理に費用がかかってしまうのです。

2:工具が高額

ハンドタイプのコア抜き工事道具もありますが、精度の問題では使用しない傾向にあります。

ハンドタイプの道具なら30,000円程度で購入できますが、精度を上げるために固定式の80,000円程度の道具を使用します。そのため、コア抜き工事の費用が高くなってしまうのです。

3:ドリルの刃が高額

コア抜き工事に使われるドリルの刃は消耗品のため、費用が高額になってしまいます。

ドリルの刃は、穴をあけるサイズに合わせて変えなければいけません。また、安くても1本10,000円程します。コンクリートという固いものに対して使用するものなので、消耗が一番激しいものと考えて良いでしょう。

そのため、工事費用にドリルの刃の費用を含むことが多い傾向にあります。

コア抜き工事の価格の例3つ

コア抜き工事の価格は大体どの程度か、いくつかの例を参考に見ていきましょう。

今回紹介する例は、建物の基礎、エアコンダクト、階段の手すり、です。この3つの価格を参考にしてみてください。

これら3つは穴の大きさも深さも違うため、金額に変動があるので参考にしてください。

1:建物の基礎部分の場合

建物を建てるときに必須になる部分です。

建物を建てる際は、下水道管を通す必要があります。この下水道管を通すために、コア抜き工事をする必要があります。

例えば、100mの穴を10ヶ所開けると大体250,000円かかると言われており、基礎で開ける場所を間違えると、耐震が低下してしまいます。

そのため、安くても100,000円以上はかかってしまうでしょう。

2:エアコンダクトの場合

エアコンダクトは、状況次第では20,000円程度でできるかもしれません。

エアコンダクトホースを通すコア抜き工事は、建物の完成後に1つあけた場合を参考にしてみましょう。例えば、壁の厚さにもよりますが、厚みが15㎝の場合約50,000円と言われています。

安ければ20,000円程度で抑えられるかもしれませんが、大体、50,000円ほどと考えていたほうが良いでしょう。

3:階段に手すりをつける場合

転落防止の手すりの取り付けは、個数によって金額が変わります。

建物の配管と同じで、コア抜き工事で抜いた個数によって金額が変わります。また、配管と違って穴も小さめなので、例えば20㎝の深さで20ヶ所あけた場合、120,000円程度と言われています。

階段の長さが短い場合は、100,000万円を切ることも考えられます。

コア抜き工事についてしっかり理解しておこう

コア抜き工事とは、コンクリートに穴をあけることです。

コンクリートに穴をあける際は、専用の機械を使用します。穴をあける意味としては、電気配線や排水口、またはエアコンのダクトホースを通すためです。

また、コア抜き工事には湿式穿孔と乾式穿孔の2つの方法があります。この2つの違いは上記で説明した通りです。

コア抜き工事をしっかり理解しましょう。

 


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