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作業床とは?高所作業で準備するべきもの5つと安全衛生特別教育についても解説

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公開日時 2022.09.21 最終更新日時 2024.01.23

この記事では、作業床とは何か?高所作業で準備するべきもの5つと安全衛生特別教育についてご紹介いたします。

 

 


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作業床とは?

作業床とは、建設現場で高さ2m以上の場所で作業を行う場合に確保しなければいけない床のことを指します。

作業床は高所からの転落を防止するために確保する床を指すため、足場の組み立てや屋根なども作業床となります。

また、作業床の要件としては、幅40cm以上、床材間の隙間は3cm以下、床材と建地の隙間は12cm未満とすること、というように定められています。

高所作業で起こりやすい7つの事故のケース

高所作業で起こりやすい事故には、どのようなものがあるのでしょうか。

屋根工事などの高所作業ではさまざまな事故が発生するリスクがあり、実際に建設現場での死亡事故も高所からの転落や墜落が多数を占めています。

ここでは高所作業で起こりやすい7つの事故のケースをご紹介しますので、どのようなケースがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

高所作業で起こりやすい事故のケース1:脚立からバランスを崩して転落

脚立に乗って高所作業を行う際に、バランスを崩して転落するケースがあります。

レンチでボルトを締める作業をする場合や、ビル住宅の内装ボードの張り作業などを行う場合など、高所作業のために脚立を使用することがあります。

こういった場合、力を入れ過ぎた拍子にレンチがボルトから外れ、勢いでバランスを崩したり、重たいボードを運んでいたためバランスを崩したりして転落するケースがあります。

高所作業で起こりやすい事故のケース2:トラックの荷台から転落

トラックからの荷降ろし作業の際に、トラックの荷台から転落するケースがあります。

トラックの荷台に高く積み上げた荷物を下ろす際に、1人の作業員が積まれている荷物の上に乗り、他の数人と手分けをして荷降ろし作業を行うことがあります。

その際にバランスを崩したり足を踏み外したりすることで、高所から転落する事故が発生するケースがあります。

高所作業で起こりやすい事故のケース3:準備不足による事故

準備の不備によって転落事故が発生するケースもあります。

準備不足による事故のケースとしてはさまざまなものが考えられますが、たとえばゴンドラを使ってマンションの外壁工事などを行っている場合、準備の不備でゴンドラの支えが不十分になるケースがあります。

具体的には、ワイヤロープの取り付け不備などによって作業中にワイヤロープが外れ、ゴンドラが転落する事故などがあります。

高所作業で起こりやすい事故のケース4:危険な場所の確認不足による事故

屋根などの危険な場所での確認不足により、転落事故が発生するケースもあります。

高所作業の中でも屋根上での作業は非常に危険です。たとえば屋根上での作業中、防炎シートなどを運びながら後ろ向きに歩いたため、明り採り用に取り付けられていた樹脂製の波板を踏み抜いて、地面へ転落するケースなどがあります。

高所作業で起こりやすい事故のケース5:不安定な足場での作業による事故

不安定な足場での作業を行う際に、作業に使用していたフォークリフトごと転倒するケースがあります。

不安定な足場でフォークリフトなどの建設機械を作業している場合、転倒事故が起きやすくなります。たとえば高い位置にある部品交換を行うために足場を積んで作業を行う場合に、足場が不安定だったことからフォークリフトごと転倒するケースがあります。

高所作業で起こりやすい事故のケース6:高所作業車などの転倒事故

高所作業車を停車させて作業を行う際に、高所作業車ごと転倒するケースがあります。

高所作業車を使用する場合の事故としては、高所作業車から転落するケースや高所作業車自体が転倒するケースがあります。

たとえば高所作業車を不安定な場所に停車させて作業を行っていたために、高所作業車が転倒する事故や、高所作業車から降車する際につまずいて地面へ転落する事故などがあります。

高所作業で起こりやすい事故のケース7:作業体制の不十分で起こる事故

高所での作業中に不安定な体勢を取ったことにより、転倒するケースがあります。

脚立などを使用して作業を行っている際に、作業体勢が不十分だったことにより脚立ごと転倒したり落下したりするケースがあります。たとえば脚立を跨いで作業を行っており、そのまま身体を反対方向へ向けた拍子に転倒する事故などがあります。

高所作業で必ず準備するべきもの5つ

高所作業で必ず準備するべきものをご紹介します。

ここまで高所作業で発生しやすい事故をご紹介しましたが、実際にこのような事故が発生するケースは多いのです。しかし高所作業に必要な安全対策を取ることで、このような事故を未然に防いだり、作業員の怪我を防いだりすることが可能となります。

ここでは高所作業で必ず準備するべきもの5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

高所作業で必ず準備するべきもの1:フルハーネス型安全帯

高所作業を行う際には必ずフルハーネス型安全帯を準備しましょう。

安全帯とはライフラインと呼ばれる補助用ロープと身体とを繋ぐ器具で、現在の建設現場ではフルハーネス型ではなく胴ベルト型が主流となっています。

しかし胴ベルト型は墜落時に身体がくの字になり、腹部を圧迫する危険があります。その点、フルハーネス型安全帯の場合は銅だけでなく肩や太ももにもベルトを装着するため、落下時の衝撃を分散することができます。

高所作業で必ず準備するべきもの2:作業床

高所作業を行う際には必ず作業床を準備しましょう。

前述のとおり、高さ2m以上の場所で作業を行う場合には、作業床を設置する必要があります。作業床は、一般的に建設現場でよく見かける外壁の前に組まれた鉄の板でできた足場のことです。

また、高所作業に該当するのは作業場所が2m以上の高さであるケースですが、たとえば1.5m以上の高さや深さがある場所で作業を行う場合も、安全に昇降できる設備が必要になります。

高所作業で必ず準備するべきもの3:手すり

高所作業を行う際には必ず手すりを準備しましょう。

足場からの落下事故が発生するケースも多いことから、足場の種類によって手すりわくを設置する必要があります。たとえばわく組足場の場合、交差筋交いの下の部分からの落下を防止するために、幅木や手すりわくを設置する必要があります。

また、わく組足場以外の場合は、手すりの下の部分から落下するのを防止するために、高さ85m以上の手すりと中さんなどの設置が必要です。

高所作業で必ず準備するべきもの4:囲い

高所作業を行う際には必ず囲いを準備しましょう。

前述の手すりと同様に、2m以上の高さでの高所作業を実施する場合は、作業床の端や開口部などの作業者が墜落する危険がある箇所に囲いなどを設ける必要があります。

また、囲いが設けられない場合は防網を張り、さらに作業者はフルハーネス型安全帯を使用することで、落下による危険を防ぐ必要があります。

高所作業で必ず準備するべきもの5:覆い

高所作業を行う際には必ず覆いを準備しましょう。

前述の手すりや囲い同様に、高所作業を実施する場合は作業床の端や開口部などの墜落の危険がある箇所に覆いなどを設ける必要があります。

労働安全衛生規則の第519条では、「囲い、手すり、覆い等」というように表記されているため、いずれかの設備を設けなければいけません。

出典:労働安全衛生法令における安全帯の使用に係る主な規定|国土交通省pdf

作業床の重要性とは

作業床の重要性とは

作業床とは高所作業での労働災害の防止措置のために重要な設備です。

2m以上の高所での作業は非常に危険を伴うことから、墜落防止のための作業床は非常に重要となります。

また、足場などの作業床からの墜落や転落事故は非常に多く発生したことから、2015年には墜落防止措置の強化が行われ、足場の組み立ての特別教育が行われるようになり、さらに点検や鋼管足場に関する改正などが行われました。

安全衛生特別教育とは?

安全衛生特別教育とは労働安全衛生法の第59条で定められているもので、厚生労働省令で定められている危険な業務を行う労働者に実施する必要があります。

特別教育は事業者が労働者に対して実施しなければいけないと定められているため、事業者の責任で実施される必要があります。

また、特別教育の講師については特に資格などは定められていませんが、安全や衛生のための知識や経験を有している必要があります。

出典:労働安全衛生法における特別教育の概要|国土交通省pdf

安全衛生特別教育を受講しなければいけない対象とは

安全衛生特別教育を受講しなければいけない対象とは、実際に対象の業務に従事する労働者となります。

安全衛生特別教育は事業者の責任において労働者に対して実施するものです。また、特別教育が必要となる業務は、労働安全衛生規則の第36条によって規定されている49種類の業務が該当します。

具体的には、高所作業車の運転やフルハーネス型安全帯を使用する業務などが該当します。

出典:特別教育|国土交通省ホームページ

作業床があれば特別教育は不要?

作業床が設置されている場合は、安全衛生特別教育の実施は義務付けられていません。

特別教育が必要とされる業務に該当するのは、高さ2m以上でも作業床が設置できない場所でフルハーネス型安全帯を使用して業務を行う場合となっています。

そのため、作業床が設置されている場合は、特別教育を行う必要はありません。

高所作業に作業床は必要不可欠!

作業床とは、建設現場において高所作業を行う労働者の安全を守るために必要な設備です。

ぜひこの記事でご紹介した高所作業で起こりやすい事故や、高所作業で必ず準備するべきもの、作業床の重要性などを参考に、高所作業において必須の作業床について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

 

 


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