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ラス下地について知る上で覚えておきたいもの3選|使うときのポイントって?

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公開日時 2023.02.13 最終更新日時 2024.01.25

こちらの記事では、ラス下地について知る上で覚えておきたいものについてご紹介いたします。

 


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ラス下地とは

ラス下地とは、ラスと呼ばれる金網が張られているタイプの、下地の種類の1つです。ラス下地は、木造建築物の外壁などに主に使われます。作る際は、まず合板でできた下地板に防水紙を貼ります。その上にラスと呼ばれる金網を重ね、最後にモルタルなどを塗って仕上げをします。

ラス下地には、モルタルが付きやすくなる効果が期待できます。

ラス下地として使われる種類とは?

ラス下地は、合板の上に防水紙を貼り、その上にさらにラスを重ねてできているものですが、ラス下地として使われるラスにはいくつかの種類があります。

ラスはモルタルを塗る際の下地補強材となっていて、モルタルがはがれるのを防ぐ・割れないようにするなどの効果が期待できます。それでは、どのような種類があるのか、確認しましょう。

メタルラス

メタルラスとは、薄い亜鉛メッキ銅板に一定間隔になるよう切れ目を入れた後、引き伸ばして網のような状態にしたラスです。メタルラスには平ラス・波型ラス・コブラスなどの種類があり、メタルラスはそれらを総称する言葉です。

たとえば平ラスは耐火性や耐震性に優れていて、壁材以外にも利用できます。波のような凹凸がついている波形ラスはモルタルを厚く塗りたいときに便利で、耐震性や防火性を高められるなどの特徴があります。

ワイヤーラス

ワイヤーラスとは、針金を使って編まれている金網でできたラスです。ワイヤーラスには、ひし形・甲形・丸形の3種類の編み方があり、「ひし形ラス」「亀甲形ラス」「丸形ラス」と呼ばれています。

網目の大きさや幅・長さなどはさまざまですが、幅2mが基本とされています。メタルラスより施工に技術が必要なこともあって、専門の業者が施工を請け負うケースが多く見られます。それもあって現在はあまり使われなくなっています。

ラス下地について知る上で覚えておきたいもの3選

ラス下地は、合板などの下地板・防水紙・ラス・モルタルの順で重ねて仕上げられている下地です。ラス下地を構成する上で、合板や防水紙などは欠かせない要素だと言えます。そのため、ラス下地を知るなら、これらについても知っておきたいところです。

そこで、ラス下地について知るうえで覚えておきたい3つのものについて、詳しくご紹介します。

ラス下地で覚えておきたいもの1:合板について

下地板としての素材として主に使われているのは、合板です。合板とは、1mmから3mmのベニヤ板をたくさん重ねて接着した板材のことを言います。

下地板として利用できる合板は、厚さが12mm以上で幅70mm以上の乾燥した材料です。下地板は、ただラスなどが取り付けられればいいのではなく、骨組みを構成するための補助材としての役割もあります。そのため、十分な厚さがあり、腐りにくいことが求められます。

ラス下地で覚えておきたいもの2:モルタルについて

モルタルはラス下地を作る際の最後に仕上げとして塗るもので、セメントに水と砂を加え、柔らかくしたものです。セメントに混ぜる砂は細骨材(さいこつざい)と呼ばれるもので、セメント3に対して1の割合で混ぜ合わせます。

材料を混ぜ合わせている時は粘りがあって、乾くと固くなる性質を持っています。モルタルはセメントの割合が多いので強度があり、仕上げなどに役立つ素材です。ラス下地の表面に使われるのは、そのためです。

ラス下地で覚えておきたいもの3:防水紙について

防水紙とは、建物に水が侵入しないように防ぐ役割を持っている紙です。さらにモルタルはアルカリ性なので、防水紙を挟むことによって下地板の耐久性が保たれるようにする役割もあります。

一般的には、防水紙としてアスファルトフェルトが使用されます。また、軽量で柔軟な改質アスファルトフェルトが用いられることもあります。改質アスファルトフェルトの方が品質も作業性もいいのですが、価格が高いデメリットもあります。

ラス下地を使うときのポイントって?

ラス下地を使うときのポイントって?

ラス下地を使うときには、知っておきたいポイントがあります。

ラス下地には低コストで工事ができるメリットがありますが、決まったルールに従わずに施工すると危険な場合もあるので、注意が必要です。では、ラス下地を使うときのポイントについて、具体的に見ていきましょう。

施工仕様書の厳守

ラス下地を使うときには、施工仕様書を厳守しなければいけません。なぜかというと、施工仕様書に基づいて工事を行っていないと、地震の時などに被害が出やすいからです。

下地ラスの選択を間違えたり、接合方法を間違えたりすると、腐食や強度不足が起きてモルタルが剥がれ落ちる可能性もあります。安全な工事を行うためにも、施工仕様書に記載されている内容は必ず守りましょう。

低コストである

ラス下地を使って行う工事をラス工法と言いますが、ラス工法を用いることによって耐震性が高まるのと共に、低コストで工事が行えるメリットがあります。

モルタルの下にラスが入っているので強度が高く、仕上げも早くなります。再施工を行わなければいけないリスクも低減できる、便利な工法です。このメリットを活かすには、施工仕様書にきちんと従う必要があります。

ラス下地以外の種類とは?

下地には、セメント版でできたものなど、ラス下地以外の種類もあります。それぞれに特徴があるので、建築物に合わせて適切に選んで利用すると便利です。

では、ラス下地以外にはどのような下地の種類があるのか、種類やそれぞれの下地の特徴を確認していきましょう。

木質セメント板下地の場合

木質セメント板下地は、木毛セメント板と木片セメント板を利用した下地を総称した言葉です。

木毛セメント版は、間伐材や未利用材などをリボン状に削ってセメントと混ぜて圧縮した建築用ボードを言います。木片セメント板は、木質の材料をフレークにしたものとセメント・水を混ぜ、板状に圧縮したものです。

木質セメント板は、断熱性に優れている木材と、耐火性に優れているセメントでできているので、幅広い性能が期待できます。

合板下地の場合

合板下地はべニア板を何層にも重ねた厚手の板で、コンパネとも呼ばれています。材料が木材なので強度があり、衝撃にも強いことが特徴です。水に対しての耐性も期待できますが、間の接着剤がはがれると強度が弱くなるので、湿気には気を付けなければいけません。

木なので燃えやすい点でも注意が必要で、火があるところに使用する場合は制限が設けられる場合もあります。

ラス下地について理解しよう

ラス下地とは、下地板に防水紙を重ね、その上にラスを貼り、さらにモルタルで仕上げた下地を言います。使われるラスにもいくつか種類があるので、建物に合わせて選んで使用すると便利です。

ラス下地以外の下地もあるので、それらも考慮しながらラス下地を使うかどうか判断する必要があります。ラス下地について理解して、適切に利用できるようにしましょう。

 


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