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配筋の主な種類7つ|配筋施工順序や配筋検査のチェック項目も紹介

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公開日時 2022.08.10 最終更新日時 2024.01.24

こちらの記事では、配筋の主な種類7つについてご紹介いたします。

 


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配筋とは

配筋とは、鉄筋コンクリート造の建物工事の際の鉄筋の配置です。

配筋の配置は「配筋図」に示します。柱や梁、壁やスラブ、基礎などそれぞれに配筋を行います。配筋は部材ごとに使用する鉄筋の種類や組み方が異なります。

配筋は建物の耐久性や強度に大きく影響します。コンクリート打設後は隠れてしまうため、配筋検査を行って確認します。

一般的な配筋施工順序

基礎部分の配筋作業は、主筋に配力筋を結束していくのが一般的な順序です。

主筋の配筋は、鉄筋の数や上下を確認し、同じ向きに揃えます。次に配力筋を幅が均等な格子状になるように配置し、結束します。基礎部分の配筋は、斜めに進む「千鳥」状に結束します。その後、かぶり厚さを確保するため、スペーサーブロックを配置して高さを一定に保ちます。

必要に応じてはかま筋を施工し、基礎部分の配筋が完了です。

配筋の主な種類7つ

配筋は主筋と帯筋、あばら筋の他に、施工方法による種類でシングル筋とダブル筋などがあります。

主筋は柱にも梁にも配筋します。柱には主筋の他に帯筋を配置し、梁には腹筋やあばら筋も施工します。施工方法の種類は、シングル筋とダブル筋の他に、千鳥配筋もあります。施工ミス防止の観点から、配筋図には種類もわかるように記載します。

それぞれの特徴を紹介します。

配筋の種類1:主筋

主筋(しゅきん)とは、主要な鉄筋として柱や梁、基礎やスラブの荷重を負担します。

柱では、4面に主筋を配置してX方向とY方向のそれぞれ正と負の加力に対応させます。梁の場合は上下に配置して、それぞれ上端部・下端部と呼び分けます。柱や梁の主筋は軸方向筋とも呼ばれ、部材の軸方向に配置されます。

基礎とスラブは、短辺方向が長辺方向より多くの荷重を負担するため、短辺方向の鉄筋が主筋です。

配筋の種類2:帯筋

帯筋(おびきん)とは、「せん断補強筋」の名称が一般的なせん断力に抵抗するための鉄筋です。

柱には、地震の際に大きなせん断力が作用します。コンクリートだけではせん断耐力が不足するため、帯筋を加えてせん断耐力を高めます。

帯筋には主筋を拘束する効果もあります。主筋と帯筋がトラス構造となって、力の伝達を合理的に行います。一般的に100mm間隔で配置し、仕口部は150mmで配筋します。

配筋の種類3:あばら筋

あばら筋とは、梁の主筋のせん断補強の役割を担います。

一般的な梁の配筋では、あばら筋で主筋の周りに1本の鉄筋を折り曲げて配筋し、最後の主筋に引っ掛ける部分に135度のフックを作ります。フックを作らず、溶接で納める「溶接閉鎖型」もありますが、配筋作業の施工が難しくなるためあまり利用されません。

あばら筋はスターラップとも呼ばれます。形があぶみ(stirrupスタラップ)に似ているからです。

配筋の種類4:シングル配筋

シングル配筋とは、壁内やスラブに鉄筋を1列に配置する工法です。

現在はダブル配筋が主流ですが、RC造の壁や土間コンクリートにシングル配列を使用します。ダブル配筋と比較して使用する鉄筋が少ないため、施工が簡単で施工単価を下げられます。交錯する場所でも納まりが良い点がメリットです。

部材の耐力が小さく、コンクリートがひび割れやすいデメリットもあります。ひび割れ防止は、ピッチを細かくして対応します。

配筋の種類5:ダブル配筋

ダブル配筋とは、スラブや壁内の鉄筋の配置を2列にする方法です。

シングル配筋は壁などの中心部に縦筋を配置しますが。ダブル配筋は壁面近くに配置し、内側に横筋を固定します。耐力が求められる耐力壁や耐圧版に施工します。スラブもダブル配筋が主流で耐力強化を行います。

ダブル配筋施工は、部材の耐力を大きくさせ、コンクリートのひび割れ抑制効果もあります。壁やスラブに一定の厚さが必要になる点がデメリットです。

配筋の種類6:はかま筋

はかま筋とは、基礎部分のフーチングのベース筋に被せるように入れる配筋です。

直接基礎の場合は、計算上はかま筋は不要ですが、ひび割れ防止など耐久性向上のために必ずフーチングに入れます。一般的に200ピッチで入れますが、構造計算から算出せず、基礎形状から算出したりベース筋と同じ本数にしたりします。

杭基礎のフーチングでは計算上はかま筋が必要になり、直接基礎の場合と計算方法が異なります。

配筋の種類7:千鳥配筋

千鳥配筋とは、ダブル配筋のように壁やスラブ内に2列に縦筋を入れる工法ですが、向き合った横筋のピッチをずらして互い違いになるように配列する工法です。

配筋図には「D10@200チドリ」「D10@200T」と記載してピッチを指定します。この場合は最初を100ずらして、全体は200ピッチの指示です。

千鳥配筋は、壁厚が少なくダブル配筋できない場合に採用します。

配筋検査とは

配筋検査とは、鉄筋コンクリート造の建築工事で鉄筋が配置図通りに配置されているかの検査です。

配筋検査は、第三者機関によって行われ、瑕疵保険会社が担当する場合もあります。鉄筋の配置の他、使用する鉄筋の太さやつなぎ方、間隔などが指示通りであるかも確認されます。

配筋検査に合格するとコンクリート打設を行い、配筋は隠れてしまいます。

配筋検査のチェック項目

配筋検査のチェック項目は、鉄筋と補強筋、アンカーボルトの設置状況です。

鉄筋は太さと間隔の他、重なりの長さを確認します。重なりの長さは、鉄筋径の40倍以上の規定を基にチェックします。基礎部分は立ち上がりの角や配管が貫通する箇所などの補強筋が検査対象です。

基礎部分のホールダウン金物用アンカーボルトは位置や太さに加え、埋込深さなどもチェック項目です。

配筋について知ろう

配筋とは、鉄筋コンクリート造の建物の耐力を高めるために配置する鉄筋です。

配筋には、主筋と帯筋があり、支えるためにあばら筋やはかま筋を入れます。施工方法による違いで、シングル、ダブル、千鳥配筋などの種類があります。配筋が配筋図通りに施工されているか配筋検査で確認します。

コンクリート打設で完成後は見えなくなりますが、構造計算上欠かせない配筋について理解を深めましょう。

配筋とは

配筋とは、鉄筋コンクリート造の建物工事の際の鉄筋の配置です。

配筋の配置は「配筋図」に示します。柱や梁、壁やスラブ、基礎などそれぞれに配筋を行います。配筋は部材ごとに使用する鉄筋の種類や組み方が異なります。

配筋は建物の耐久性や強度に大きく影響します。コンクリート打設後は隠れてしまうため、配筋検査を行って確認します。

一般的な配筋施工順序

基礎部分の配筋作業は、主筋に配力筋を結束していくのが一般的な順序です。

主筋の配筋は、鉄筋の数や上下を確認し、同じ向きに揃えます。次に配力筋を幅が均等な格子状になるように配置し、結束します。基礎部分の配筋は、斜めに進む「千鳥」状に結束します。その後、かぶり厚さを確保するため、スペーサーブロックを配置して高さを一定に保ちます。

必要に応じてはかま筋を施工し、基礎部分の配筋が完了です。

配筋の主な種類7つ

配筋は主筋と帯筋、あばら筋の他に、施工方法による種類でシングル筋とダブル筋などがあります。

主筋は柱にも梁にも配筋します。柱には主筋の他に帯筋を配置し、梁には腹筋やあばら筋も施工します。施工方法の種類は、シングル筋とダブル筋の他に、千鳥配筋もあります。施工ミス防止の観点から、配筋図には種類もわかるように記載します。

それぞれの特徴を紹介します。

配筋の種類1:主筋

主筋(しゅきん)とは、主要な鉄筋として柱や梁、基礎やスラブの荷重を負担します。

柱では、4面に主筋を配置してX方向とY方向のそれぞれ正と負の加力に対応させます。梁の場合は上下に配置して、それぞれ上端部・下端部と呼び分けます。柱や梁の主筋は軸方向筋とも呼ばれ、部材の軸方向に配置されます。

基礎とスラブは、短辺方向が長辺方向より多くの荷重を負担するため、短辺方向の鉄筋が主筋です。

配筋の種類2:帯筋

帯筋(おびきん)とは、「せん断補強筋」の名称が一般的なせん断力に抵抗するための鉄筋です。

柱には、地震の際に大きなせん断力が作用します。コンクリートだけではせん断耐力が不足するため、帯筋を加えてせん断耐力を高めます。

帯筋には主筋を拘束する効果もあります。主筋と帯筋がトラス構造となって、力の伝達を合理的に行います。一般的に100mm間隔で配置し、仕口部は150mmで配筋します。

配筋の種類3:あばら筋

あばら筋とは、梁の主筋のせん断補強の役割を担います。

一般的な梁の配筋では、あばら筋で主筋の周りに1本の鉄筋を折り曲げて配筋し、最後の主筋に引っ掛ける部分に135度のフックを作ります。フックを作らず、溶接で納める「溶接閉鎖型」もありますが、配筋作業の施工が難しくなるためあまり利用されません。

あばら筋はスターラップとも呼ばれます。形があぶみ(stirrupスタラップ)に似ているからです。

配筋の種類4:シングル配筋

シングル配筋とは、壁内やスラブに鉄筋を1列に配置する工法です。

現在はダブル配筋が主流ですが、RC造の壁や土間コンクリートにシングル配列を使用します。ダブル配筋と比較して使用する鉄筋が少ないため、施工が簡単で施工単価を下げられます。交錯する場所でも納まりが良い点がメリットです。

部材の耐力が小さく、コンクリートがひび割れやすいデメリットもあります。ひび割れ防止は、ピッチを細かくして対応します。

配筋の種類5:ダブル配筋

ダブル配筋とは、スラブや壁内の鉄筋の配置を2列にする方法です。

シングル配筋は壁などの中心部に縦筋を配置しますが。ダブル配筋は壁面近くに配置し、内側に横筋を固定します。耐力が求められる耐力壁や耐圧版に施工します。スラブもダブル配筋が主流で耐力強化を行います。

ダブル配筋施工は、部材の耐力を大きくさせ、コンクリートのひび割れ抑制効果もあります。壁やスラブに一定の厚さが必要になる点がデメリットです。

配筋の種類6:はかま筋

はかま筋とは、基礎部分のフーチングのベース筋に被せるように入れる配筋です。

直接基礎の場合は、計算上はかま筋は不要ですが、ひび割れ防止など耐久性向上のために必ずフーチングに入れます。一般的に200ピッチで入れますが、構造計算から算出せず、基礎形状から算出したりベース筋と同じ本数にしたりします。

杭基礎のフーチングでは計算上はかま筋が必要になり、直接基礎の場合と計算方法が異なります。

配筋の種類7:千鳥配筋

千鳥配筋とは、ダブル配筋のように壁やスラブ内に2列に縦筋を入れる工法ですが、向き合った横筋のピッチをずらして互い違いになるように配列する工法です。

配筋図には「D10@200チドリ」「D10@200T」と記載してピッチを指定します。この場合は最初を100ずらして、全体は200ピッチの指示です。

千鳥配筋は、壁厚が少なくダブル配筋できない場合に採用します。

配筋検査とは

配筋検査とは、鉄筋コンクリート造の建築工事で鉄筋が配置図通りに配置されているかの検査です。

配筋検査は、第三者機関によって行われ、瑕疵保険会社が担当する場合もあります。鉄筋の配置の他、使用する鉄筋の太さやつなぎ方、間隔などが指示通りであるかも確認されます。

配筋検査に合格するとコンクリート打設を行い、配筋は隠れてしまいます。

配筋検査のチェック項目

配筋検査のチェック項目は、鉄筋と補強筋、アンカーボルトの設置状況です。

鉄筋は太さと間隔の他、重なりの長さを確認します。重なりの長さは、鉄筋径の40倍以上の規定を基にチェックします。基礎部分は立ち上がりの角や配管が貫通する箇所などの補強筋が検査対象です。

基礎部分のホールダウン金物用アンカーボルトは位置や太さに加え、埋込深さなどもチェック項目です。

配筋について知ろう

配筋とは、鉄筋コンクリート造の建物の耐力を高めるために配置する鉄筋です。

配筋には、主筋と帯筋があり、支えるためにあばら筋やはかま筋を入れます。施工方法による違いで、シングル、ダブル、千鳥配筋などの種類があります。配筋が配筋図通りに施工されているか配筋検査で確認します。

コンクリート打設で完成後は見えなくなりますが、構造計算上欠かせない配筋について理解を深めましょう。

 


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配筋とは?

配筋とは、鉄筋コンクリート造の建物工事の際の鉄筋の配置です。
配筋の配置は「配筋図」に示します。柱や梁、壁やスラブ、基礎などそれぞれに配筋を行います。配筋は部材ごとに使用する鉄筋の種類や組み方が異なります。

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