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し渣の処理方法を5STEP|し渣破砕機の必要性4選についても紹介

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公開日時 2023.02.22 最終更新日時 2023.02.22

し渣とは

し渣とは、汚水処理場やし尿処理施設などに混ざり込んでいるゴミを指す言葉です。よく見られるのが、髪の毛・紙・食べ物の残り・繊維類・ビニール類などです。

汚水を処理する際にし渣が混ざり込んでいると、処理の過程で攪拌機に絡みつくために負荷がかかる・ポンプが詰まって部品が損耗するなどの問題を起こします。適切に処理することが求められるので、コスト面でも負担となっています。

汚泥し渣

汚泥し渣とは、し渣に汚泥がついている状態を指す言葉です。汚泥し渣になっている場合はそのまま処理ができないので、処理水で洗浄して脱水するという作業が必要になります。

処理された汚泥し渣は、汚泥とし渣に分かれます。し渣は焼却施設へと運ばれ、焼却するという流れです。

し渣の処理方法5STEP

し渣の処理方法には、5つのステップがあります。手順を踏んで処理をすることで適切にし渣の処理ができるので、それぞれのステップでどのようにすればいいのか、知っておく必要があります。

では具体的な処理方法を、ステップごとに確認していきましょう。

し渣の処理方法1:沈砂洗浄機に投入し汚砂を分ける

し渣の処理方法の1つ目は、沈砂洗浄機に投入し汚砂を分ける方法です。沈砂洗浄機とは、回転するらせん状の傾斜板がついた超高速沈殿装置と、微細気泡注入装置が組み合わさってできている装置です。

微細気泡注入装置で注入された微細気泡が砂についたし渣を分離させ、洗浄します。気泡がし渣に付着するのでし渣は上昇し、砂は回転するらせん状の傾斜板に捕捉されるため、効率良くし渣と汚砂を分けることが可能です。

し渣の処理方法2:自動除塵機で不要なものを除去

し渣の処理方法の2つ目は、自動除塵機で不要なものを除去する方法です。自動除塵機とは、両端にあるチェーンにレーキが等間隔に取り付けられていて、連続的に回転することでし渣を掻き揚げて取り除く洗浄装置です。

大きなものはもちろん、小さなし渣まで取り除ける装置で、特殊レーキを用いる・前レーキ構造にするなど方法で嚙み込みを軽減させる工夫がされている製品も見られます。耐食性にも配慮されています。

し渣の処理方法3:し渣を脱水する

し渣の処理方法の3つ目は、し渣を脱水する方法です。し渣の脱水には、し渣脱水機が用いられます。し渣を脱水とは投入されたし渣をスクリューシャフトで圧縮しながら送り、脱水する仕組みの脱水機です。

し渣脱水機には一次脱水と二次脱水を行うタイプもありますし、一度で脱水を行うものもあります。投入口を広くする・置く場所に配慮してコンパクトにする・完全密閉構造にして臭気を防ぐなどの特徴が見られるものもあります。

し渣の処理方法4:し渣を分解する

し渣の処理方法の4つ目は、し渣を分解する方法です。し渣をそのまま焼却処分すると量が多く、焼却に時間がかかるため、二酸化炭素の大量発生やコストの問題につながってしまいます。そこで、し渣を焼却処分する前に分解することで、し渣の量を減らします。

し渣の量が減らせれば、環境にも優しくコストも削減できるので、分解してから焼却する方法が取られているのです。

し渣の処理方法5:し渣を焼却する

し渣の処理方法の5つ目は、し渣を焼却する方法です。分解して量が減らされたし渣は、最終的には焼却炉に運ばれ焼却処分されます。焼却処分された後は、灰として搬出される流れです。

焼却処分をする前にし渣の量が減らされているので、コストもそれほどかかることなく、二酸化炭素の排出も抑えられます。

し渣破砕機の必要性4選

し渣破砕機の必要性4選

し渣破砕機とは、汚水処理場などに発生するし渣を効率良く破砕する目的で利用する破砕機です。し渣破砕機を利用すれば、し渣を細断できます。

し渣を処分するには高額なコストが必要ですが、し渣破砕機を導入すると機械の負担を減らせるなどの理由でコストの削減ができることがわかっています。

では、し渣破砕機はどのように役立つのでしょうか。し渣破砕機の4つの必要性について、詳しく見ていきましょう。

し渣破砕機の必要性1:槽にし渣が絡まないようにする

し渣破砕機の必要性の1つ目は、槽にし渣が絡まないようにすることです。槽や槽内に設置されている撹拌機にし渣が絡むとうまく撹拌機が作動しないので、高い頻度で除去する必要があります。

し渣破砕機を導入するとし渣を細断してくれるので、槽や撹拌機にし渣が絡まなくなります。そのおかげで、撹拌機がスムーズに動くようになる効果が得られます。絡んだし渣を除去する手間も省けるので、負担の軽減も可能です。

し渣破砕機の必要性2:清掃の回数が減る

し渣破砕機の必要性の2つ目は、清掃の回数が減ることです。撹拌機にし渣が絡みつくとうまく作動せず、撹拌機に負荷がかかることにもなるため、槽内の汚泥を出して清掃する必要があります。清掃の頻度が高いと、清掃をする人にかなり負担がかかってしまいます。

し渣破砕機を導入することによってし渣が撹拌機に絡みつかなくなると、手間や時間をかけて掃除をしなくても構いません。し渣破砕機は掃除の負担も軽減してくれます。

し渣破砕機の必要性3:機械の負荷を減らす

し渣破砕機の必要性の3つ目は、機械の負荷を減らすことです。機械にし渣が絡みついて高い負荷がかかると、機械の部品が損耗したり破損したりします。機械が傷むと修理が必要ですし、保守のためのコストもかかります。

し渣破砕機を導入すると機械の部品の損耗や破損を防げるので、修理の回数を減らすことが可能です。修理回数が減ればコストの削減も可能です。

し渣破砕機の必要性4:効率化できる

し渣破砕機の必要性の4つ目は、効率化できることです。し渣破砕機を導入することで槽や撹拌機への絡みつきが減らせるので、たびたび除去する必要がなくなります。

撹拌機に負担がかかりにくくなり、損耗や破損の回数が減ると、点検の頻度を減らすことも可能です。機械の傷みが減ると、部品の交換などの手間暇がかからず、機械の能力の低下も防げます。その結果労力の面でも費用の面でも無駄がなくなり、スムーズに処理が行えます。

し渣の効率の良い処理方法を知ろう

汚水処理場などに混ざり込んでいるゴミであるし渣は、髪の毛・紙・ビニール類などで構成されています。処理するためには主に5つのステップが必要で、汚砂と分けることから始まり、最終的に焼却処分ができるように段階を踏んで処理をする必要があります。

し渣破砕機を導入すると、し渣を細かく分解してくれるので便利です。し渣の効率の良い処理方法を知って、コストや手間を削減しながら処理できるようにしましょう。


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