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歩掛りとはなにか?歩掛りを活用するメリット6つや注意点を解説

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公開日時 2022.09.22 最終更新日時 2024.02.16

こちらの記事では、歩掛りについてご紹介いたします。

 


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歩掛りとはなにか

歩掛り(ぶがかり)とは、職種ごとに1つの作業にかかる時間を数値化したもので、工事費用の根拠となるものです。

建設工事では一つとして同じ工事はありません。また、工事ごとに使用する材料や取り付け場所といった条件が異なることから、工事ごとの条件に合わせた正しい見積もりの算出が必要になります。

そのため、国土交通省が公共建築工事標準積算基準に歩掛りを示しており、実際の建設工事での見積もりや積算の際に使用されています。

出面とは?

出面(でづら・でめん)とは、建設工事現場に出る労働者の1日あたりの人数です。

建設現場には、現場で何人が何時間働いて無災害が続いているかを記載する「無災害記録」と呼ばれるものがあります。この無災害記録は、毎月会社へ報告する必要があるため、毎日出面を取ることになります。

また、出面を取ることで、具体的な作業量や期限に対して必要な労働者の人数を感覚で掴めるようになることから、あえて新人に任せるケースもあります。

歩掛りが必要な理由

歩掛りによって、工事ごとの見積もりが可能になります。

前述の通り、建設工事では現場ごとに使用する材料も環境も工事の種類も異なります。また、費用も工事ごとに全く変わってくることから、条件に合わせた見積もりを出すための基準が必要となります。

国土交通省の公共建築工事標準単価積算基準には、複合単価での標準歩掛りが詳細に記載されているため、この歩掛りを基準にすることで正しい見積もりが可能となります。

標準歩掛りの設定基準3つ

先に触れたように、標準歩掛りは国土交通省の公共建築工事標準単価積算基準で定められています。では標準歩掛りとは、どのような基準によって決定されているのでしょうか。

ここからは、標準歩掛りの設定基準3つを紹介します。どのような基準によって標準歩掛りが設定されているのか、ぜひ参考にしてみてください。

標準歩掛の設定基準1:年齢

標準歩掛りは、年齢によって設定されています。

標準歩掛りは健康な青年や壮年などを想定して設定されているため、工事現場で作業に従事する労働者の年齢によっても差異が出てきます。そのため、歩掛りは実際の労働者の年齢によって臨機応変に変更する必要があります。

建設業の労働者の平均年齢は、他業種や全産業と比較しても高く、作業員の高齢化も進んでいますので、その観点でも歩掛りの変更が必要と言えるでしょう。

標準歩掛の設定基準2:資格

標準歩掛りは、資格によって設定されています。

工事現場では、必ず1人は監理技術者などの有資格者を現場に置く必要がありますが、労働者の資格の有無によって歩掛りも異なってきます。

たとえば、電気工事業の場合であれば、電気工事士の有資格者と無資格者では歩掛りが異なります。

標準歩掛の設定基準3:実務による経験年数

標準歩掛りは、実務経験年数によって設定されています。そのため、歩掛りは工事現場での経験年数によっても異なってきます。

たとえば、実務経験が1年程の新人と、工事現場での経験が10年以上あるベテランの職人であれば、それぞれに合わせて歩掛りも変更する必要があります。

歩掛りを活用するメリット6つ

歩掛りを活用することには、さまざまなメリットがあります。

工事における職種ごとの1つの作業にかかる時間を明確化する歩掛りは、工事での正確な見積算出や積算に必須です。では、歩掛りを利用することは、建設会社には具体的にどのようなメリットをもたらすのでしょうか。

ここからは、歩掛りを活用するメリット6つを紹介していきます。

歩掛りを活用するメリット1:赤字工事の受注を回避する

適切な歩掛りを活用することで、赤字工事の受注を避けることができます。

どんぶり勘定で工事の見積りを行うと、どうしても見積価格には誤差が発生します。それが部材一つの話であれば良いですが、多くの部材を使用する工事となると誤差が非常に大きくなり、結果として赤字工事を受けてしまう可能性があります。

しかし、歩掛りを使用して正しく見積算出を行えば、赤字になるような工事は受注しなくても済むようになります。

歩掛りを活用するメリット2:見積り精度を向上させる

歩掛りを活用することで、見積もりの精度を向上させることができます。

標準歩掛りとこれまでの見積もりで使用していた、自社の歩掛りのすり合わせを行うことで、自社と世間との比較ができます。

また、歩掛りを活用することで、見積もりの差異をなくし、市場価格に合わせた見積原価の精度を向上させることも可能です。

歩掛りを活用するメリット3:労務費を管理する

歩掛りを活用することで、適正な労務費の管理が可能になります。

材料の種類や取り付け場所、工事の種類など、工事に関係する項目にはさまざまなものがあります。その中でも、適切に算出することが難しい項目の1つが労務費です。

歩掛りを活用して労務費にかかる適正な費用が分かるようになれば、赤字工事を削減することができるようになります。さらに自社の状況を把握できれば、利益向上へとつなげることも可能になるでしょう。

歩掛りを活用するメリット4:スケジュールを管理する

歩掛りを活用することで、正しいスケジュール管理が可能になります。

どんぶり勘定で見積りを行った場合、予定外が起きやすいのは工事のスケジュールです。根拠なく見積もりを行えば、具体的にどのくらいの工数がかかるのか分からなくなるため、必然的にスケジュールも曖昧になります。

特に規模の大きな工事の場合は、何らかのトラブルや天候などによってスケジュールが狂いやすくなるため、正しい工数を把握してスケジュール管理を行うようにしましょう。

歩掛りを活用するメリット5:改善・効率化につなげる

歩掛りを活用することで、現場の改善や効率化に繋がります。

工事の規模に関係なく、歩掛りを使用して適切な見積書を作れるようになれば、作業効率も格段にアップします。

なお、近年では歩掛りを使用した見積もりを行ってくれるシステムもあります。システムを導入することで、より効率化できるようになるでしょう。

歩掛りを活用するメリット6:顧客からの信頼につなげる

歩掛りの活用で根拠のある説明ができるようになれば、取引先からの信頼を向上させることができます。

どんぶり勘定では正しい根拠を持って説明できなかった積載根拠も、歩掛りを活用することで明確な説明ができるようになります。

たとえば、取引先から「同じような工事を発注したのに以前と費用が違う」と指摘されたとしても、適切な歩掛りを使用して見積もりを行っていれば、費用が異なる理由を説明することも可能です。

歩掛見積を作成するポイントとは?

歩掛見積を作成するポイントとは、工事1件1件ごとに正しい見積算出を行うことです。実際、工事で使用する材料ごとに正しい見積もりの算出を行うことは手間のかかる作業です。

しかし、工事の見積もりの正確な積算を実施することができれば、赤字工事を受注するリスクを軽減させられるというメリットが得られます。

歩掛りデータを使うときの注意点とは?

歩掛りデータを使うときの注意点とは、標準歩掛りを自社の環境に合わせて調整することです。

工事は一般の業種と異なり、工事1件ごとに材料や条件が異なることから、費用もそれぞれ異なってきます。

また、年齢や資格、実務経験年数によって歩掛りは変わってくるため、標準歩掛りをそのまま見積もりに使用するのではなく、自社に合わせて調整するようにしましょう。

歩掛りへの理解を深めよう

建設工事の見積もりは、歩掛りを活用して正確な見積もりを行うようにしましょう。

工事は1件1件工事の種類や材料などが異なるため、全く同じ工事というものは存在しません。そのため、費用も正確に算出する必要があります。

この記事で紹介した、「歩掛りが必要な理由」や「標準歩掛りの設定基準」そして「歩掛りを活用するメリット」などを参考に、工事の正確な見積もり積算に欠かせない歩掛りについての理解を深めて行きましょう。

 


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歩掛りとは?

歩掛り(ぶがかり)とは、職種ごとに1つの作業にかかる時間を数値化したもので、工事費用の根拠となるものです。
建設工事では一つとして同じ工事はありません。また、工事ごとに使用する材料や取り付け場所といった条件が異なることから、工事ごとの条件に合わせた正しい見積もりの算出が必要になります。

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