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「不陸」とは?床の不陸調整の手順3つと施工する際の注意点を解説

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公開日時 2022.09.21 最終更新日時 2024.01.26

この記事では、不陸についてご紹介いたします。

 


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不陸とは?


不陸とは壁面や、床面が垂直または水平になっていない、傾いているときに使われる建築用語です。

表面が水平でなく、デコボコしていることは不陸があると言います。レベルが悪いという表現も同じ意味で使われています。

不陸の読み方と反対語

不陸は「ふりく」または「ふろく」と読まれますが、逆に水平を意味する反対語は陸「りく」あるいは「ろく」と読まれます。

土木現場では水平を確認する際には「陸を見る」と言われており、水平になっていないときには、「陸が狂っている」と言われることがあります。

不陸調整が必要な場合とは?


不陸調整が必要な場合はいくつかの状況が挙げられます。

ビルやアパートなどの原状回復工事のために床を剥がした際、土間コンクリートも一緒にはがれてしまい、凹凸ができた場合や、屋上の経年劣化で膨れやへこみが生じ、水たまりなどができた場合も防水処理するために不陸調整が必要になります。

床の不陸調整の手順3つ

床を不陸調整するためには、どのくらい床の水平が悪いかを確認する必要があります。

手順は床の傾きや凹凸を目視、または機械を使って確認し、不陸があった場合はそれらを補修して、最後に表面部分の仕上げ加工を施します。

不陸調整の手順を以下でくわしく紹介します。

床の不陸調整の手順1:床の不陸を確認する

床の不陸を確認する場合は目視あるいは機械を使って測定します。

機械を使う場合は「レーザー」と呼ばれる機械を使うのが一般的で、水平に調節された機械からレーザー光線を出して、レーザー光線から床までどれだけ誤差があるかで不陸を確認できます。

不陸になる部分とは?

不陸になる部分は古い床材をはがした場合、床材の残りがくっついている時や、はがした床材に下地のコンクリートも一緒にとれてしまった箇所によく見られます。

なぜなら床材をはがすことでその床材の接着剤や床材を剥がすために削ったりすると、その部分に凹凸ができて傷んでしまうからです。

床の不陸調整の手順2:不陸を調整する

不陸の有無を確認後、それを調整する作業に入ります。この時に、床に凹凸があるのか、それとも床が傾いたりしているのか、それらの程度はどのくらいなのかによっても不陸の調整方法や使用する材料が変わってきますので、それらに応じた調整方法をしなければなりません。

以下では、それぞれの場合の不陸の調整方法と使用する材料を紹介します。

傾きを調整する方法

傾きを調整する方法は最初にレーザーで基準となるレベルを決めます。そのレベルから高い箇所や、低い箇所が出るので、それぞれ次の方法で対応することになります。

基準となるレベルから高い箇所は機材を使ったり、ケレンを使ったりして表面を削って平滑にします。逆に基準となるレベルから低い箇所はレベラーやモルタルといった材料を流し込み、埋めることでレベルを上げ平滑にします。

穴や凹凸を調整する方法

穴があったり凹んでたりしている箇所は、樹脂パテやモルタルをゴムベラやスクレーパー、コテで塗りつけて埋めます。

逆に凸部分がある場合はケレンを使い、削って平らにしていきます。広範囲に渡る場合は専用の研磨機械などを使い作業をします。

別の方法でセルフレベリング材を使う場合もあります。その名の通り、自分で水平になろうとする流動性の高い素材で、床に流しこむと凹凸がある箇所を埋めて水平な状態へと変えることが出来ます。

床の不陸調整の手順3:床塗装などの仕上げをする

不陸調整が終わった床はコンクリートがむき出しになっているので、塗装処理など仕上げの工程に入ります。床を塗装することによって耐摩耗性や防塵防水性、耐久性が向上し床を守ることにつながります。

床塗装する場合は塗装面の広さ、塗装の厚み、使う塗料の種類でそれぞれ値段がかわりますので、仕上げの業者選びはしっかりするようにしましょう。

不陸調整をする際の注意点

不陸調整をする際は、床の現状や用途をきちんと把握することが重要です。なぜなら不陸の状況や床の用途によって使う材料が異なりますので、それに合わせて材料を選定しなければなりません。

もう一つの注意点として、下地の接着と乾燥がしっかりしているかの確認は欠かせません。凹凸がきちんと埋められているのか、傾きは改善されているか以外に、それらの作業で使った下地補修材料がきちんと密着しているか、完全に乾燥しているかが大切です。

もし密着や乾燥がきちんとしていなかった場合に上塗り仕上げをすると、きちんと密着せずに浮いたり、はがれたりする原因となるからです。

不陸に関する基本用語とは?

不陸調整を行う建設現場では不陸に関係するいろいろな建設用語が出てくることがあります。よく使われる基本用語としてはセルフレベリング材・下地調整剤・巾木などです。

セルフレベリング材とはセルフ=自己、レベリング=水平性という名前の通り、不陸の箇所に流し込むと自分で水平になろうとする性質がある石膏系の床下地材です。

下地調整剤とは、上記のセルレベリング材も含む、不陸調整を行う際に使う材料の総称です。ある部分を埋めたり平滑にならしたりするための樹脂系や厚みが必要な場合や、広い面積を補正するためのセメント系などがあり、それぞれの現場状況によって使い分けをします。

巾木とは床と壁のつなぎ目に取り付ける不陸調整用の部材です。どんなに丁寧に不陸調整しても隙間がどうしても出来てしまいますので、巾木を取り付けて隙間を隠し、見た目を綺麗に整える役目があります。

不陸について理解しよう

不陸はリフォームや建物の新設の時に起きるものであり、不陸調節がきれいにできているかどうかで、床の仕上りに大きな差が出てきます。

不陸にはひび割れや凹凸、傾斜などの種類があり、それぞれの度合いや面積によって使う材料や調整方法が変わってくるので注意しなければなりません。

リフォームを行う際には、経験豊富な信頼ある業者を選定することも大切になります。

 


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建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
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