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建築図面とは?図面の種類3つと作成するときのポイントを解説!

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公開日時 2022.09.25 最終更新日時 2024.01.22

こちらの記事では、建築図面について説明致します。

 


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建築図面とは?

建築図面とは、建物を建築する際に、どのようにして構築していくかが示されている図面です。

建築に必要な情報は、1つの図面では収まり切らないため、1つの建物でも数種類の図面が必要となります。また、その図面の多くがそれぞれの部分に特記した図面のため、種類や意図する内容が異なってきます。

本記事では、建築図面の書き方や見方についてのポイントを解説していきます。建築に興味のある方は、ぜひご一読ください。

建築図面の種類3つ

建築図面は、大きく分けて意匠図、設備図、断面図の3つになります。これらは分野ごとに分かれており、図面が表している仕事内容や、特徴もそれぞれです。

それでは、各分野の図面が、どのような内容の建築図面なのか、下記にて詳しくご紹介していきます。

建築図面の種類1:意匠図

建築図面の3つ種類のうち1つ目は、意匠図です。

意匠図とは、建築する際に不可欠なものであり、全ての図面の元となるものです。構造図や設備図は、意匠図がなければ作成できません。そのため、建築図面の中でも最も重要な図面といえるでしょう。

意匠図の種類は多く、全体配置図や平面図、仕上げ表や立面図といったものが挙げられます。下記では図面の種類ごとに、それぞれの特徴についてまとめていますので、参考にしてください。

平面図

平面図とは、建築物の各階を上部から平面的に見た際の図面です。

主要部の寸法が書き込まれており、間取りや部屋の用途、面積、床高、壁の構造、開口部の開き勝手、主要な設備や作りつけ家具などが明記されています。

階数に応じて、それぞれの平面図が必要となります。意匠図面の中で最も重要な図面で、他の図面の見出し、索引としても用いられます。

平面図の縮尺は実施図面の場合、50分の1で書くのが一般的ですが、工務店によっては100分の1で書かれることもあります。

配置図

配置図は、土地の形や建築物の位置を示すもので、建物や道路、隣地条件などの位置関係、土地の高低差等を明記します。平面図や、後述する立面図などと同様、必須となる設計図面の1つです。

配置図には全体配置図と部分配置図の2種類があります。

まず、全体配置図は周辺敷地まで表示しますので、縮尺は小さくなります。

対して部分配置図は、建物の敷地を拡大しているため、全体配置図に比べて縮尺は大きくなりますが、隣地の状況を示さない場合があります。

展開図

展開図とは、部屋の中心から北、東、南、西の四方を見た投影図です。

立面図が建物の外から真横の姿を表現しているのに対し、展開図は部屋の内側から真横の姿を表現しており、各部屋の天井高、窓の位置や高さ、建具と家具の関係、設備器具の位置、仕上げ方法等を確認する際に使用します。

図面の見方がわからない施主でも、仕上がりのイメージが伝わりやすい建築図面ですが、地元工務店等では展開図を省略する場合もあります。

立面図

立面図とは、姿図ともいい、主に建物の外観デザインを確認するための図面です。建物を真横から北、南、東、西の4方向に見た建築図面になります。

外観デザインの確認のほかに、住宅の高さや幅、屋根の勾配、軒の出、地盤面との関係、北側斜線や道路斜線、あるいは高度地区制限などのチェックにも活用されます。

立面図も平面図や配置図と同様で、重要な図面と言えるでしょう。

断面図

断面図は、建物を垂直に切断し、横から眺めた建築図面です。最低でも長辺と短辺の2方向の断面図を描きます。

断面図には上下階のつながりや高さ関係が表記されており、軒の出と高さ、庇の出と高さなどの寸法、屋根こう配や斜線制限との関係などを確認できます。

どこの断面か分かるように、平面図に断面線を記載します。断面図以上に、より詳細に描かれている矩計図が作成された場合には、断面図の作成は省かれる場合があります。

建築図面の種類2:設備図

「設備図」とは、平面図に建物内の電気配線やガス、給排水設備の設置位置を示した建築図面です。

電気設備図は照明器具やスイッチやコンセント、給排水設備図は水道メーター、給水、給湯、排水、ガス設備位置図はガスメーター、ガスコックの位置などを表記します。

照明器具とスイッチは、連動しているかを示すために線でつないで表現します。また、一カ所にスイッチやコンセントが集中する場合には、設備記号から見て前方に縦並びに記載するようにします。

建築図面の種類3:構造図

「構造図」は、柱や梁などの構造部材を表記した建築図面で、いくつかの種類があります。

その内訳は、柱や梁、基礎など、構造部材のみを平面的に表記した「伏せ図」、建物を横から立体的に見た場合を表記した「軸組図」、その他「部材リスト図」、「詳細図」などです。

構造図は詳細が書かれているうえに、専門的な部分が多いですので、初めて見る方がすぐに理解するのは難しいでしょう。

しかしながら、構造図は建築するにあたって必要不可欠な建築図面ですので、しっかりと覚えておきましょう。

建築図面を作成するときのポイント5つ

建築図面の作成には基本となる書き方があります。

最近では、CADソフトを用いて容易に作図することが可能となっていますが、その基本を理解していなければ、本当に使える図面を書くことはできません。また、多くの人が目を通すことになりますので、共通認識がなければ、大きなミスにつながる可能性があります。

ここからは、建築図面を作成するにあたっての5つのポイントについて解説していきます。

建築図面作成のポイント1:用紙・サイズ

製図用紙のサイズは、工業分野の図面に使用する白紙の規格である「JIS Z 8311」におけるA1、またはA3サイズのものが基本となります。用紙は長辺を横方向に使用し、輪郭と表題欄を設ける必要があります。

また、平面図、配置図、案内図等については、図面上方を北側として作図するのが基本です。

建築図面作成のポイント2:線の太さ・種類

線種は実線、破線、点線、一点鎖線、二点鎖線の5種で表記し、また、線の太さは極太線、太線、細線の3種類になります。

平行線を書く場合には線と線の間隔を線の太さの3倍とし、密集する交差線は間隔を線の太さの4倍以上とするなどの決まりがあります。

手書きをする際には、線の太さが統一されているか注意しましょう。

建築図面作成のポイント3:図面の記号

図面の記号は、国土交通省が定めた記号を使用します。

この記号には、「材料構造表示記号」や「建具開閉表示記号」といった種類があります。

なお、表示記号の中に適切なものがない場合は、実形に応じた記号を書き、「なぜこの記号を用いたか」などの説明を記載する必要があります。

建築図面作成のポイント4:寸法の表記・補助記号

寸法線に沿って横書きに寸法を記載します。

なお、寸法の単位は基本的にミリメートルで表記しますが、単位記号は記載しません。しかし、ミリメートル以外の単位を使用する場合には記載が必要です。

また、勾配を表記する場合には、直角三角形を用い、正接による場合には分子を1、屋根勾配の場合は分母を10として表現するのが一般的ですが、直角三角形で表現できない場合にはこの限りではありません。

建築図面作成のポイント5:JIS規格の規定

「JIS規格」とは、工業製品の品質を保証する日本工業規格のことです。建築物を建てる際に使用する構造材には、JISまたはJAS規格のものを使用するのが基本です。

JISマーク認証を受けた製品には、規定の記号があります。そのため、JIS製品を図面に記載する場合には、正規の記号を記載する必要があります。

建築図面を書くときの手順

建築図面を書くときの手順

一般的な建築図面を書く際の手順は、以下の通りです。

まず初めに、平面図を作成していきます。最初は柱や寸法線を書き込みます。次に、壁や建具の補助線を引き、最後に本線を引いていきます。

平面図が出来上がりましたら、それをもとに各構造図を作成していきます。

この作業は、毎回同じ手順で作成していくことをおすすめします。パターン化することで時間の短縮とミスを減らすことが期待できるからです。

建物のプランが固まったら、建築図面の作成に取り掛かりましょう。

建築図面を作成するときのコツ3つ

建築図面は、図面使用者に仕様内容や要求事項を確実に伝えることを目的とした図面です。

そのため、施主、設計者、施工者が共通認識を持って工事を進めるためには必要不可欠な物と言っても過言ではないでしょう。

ここでは、建築図面を作成するときのコツについてご紹介します。どのような点に気を付けていけばよいのか、下記で確認していきましょう。

建築図面を作成するコツ1:一定のきまりは守る

建築設計図を書く際に、線種や建具の表記方法などに決まりがあることは前述の通りですが、さらに、建築基準法にて定められている条件を満たしているかどうかが重要になります。

「建築基準法」とは、日本に住まう人々の生命・健康・財産が守られ、安全に快適に暮らせるように、建物や土地に対して定められている規定です。

対象となるのは、建築物、建築物の土地、設備、構造、用途となり、土地の条件によっては建設できないこともありますので注意しましょう。

建築図面を作成するコツ2:要望やコンセプトを取り入れる

建築図面を作成する場合は、施主の要望やコンセプトを取り入れることが必要です。

建築図面を書く際の決まりを守ることは大切ですが、それだけでは施主が納得する建物にはならない可能性があるからです。

たとえば、建築予算や建てた後にかかるランニングコスト、好みのデザインか、希望通りの間取りであるかなどが挙げられます。コンセプトを掲げることで、図面を作成するにあたっての方向性も明確になるでしょう。

最終確認でミスを防ぐためにも、施主の要望やコンセプトが取り入れられているのが分かる図面を書きましょう。

建築図面を作成するコツ3:分かりやすくする

施工でのミスを防ぐためには、分かりやすい図面を提示することが重要と言えるでしょう。

図面を書いた人だけが理解できるのでは意味がありません。

分かりやすい図面にするためには、必要な情報をすぐに見つけられるような書き方が重要となってきます。なぜなら、1つの図面に多くの情報を書き込みすぎると、見づらいうえに、必要な情報が見つけにくくなってしまうからです。

建築物の情報量が多い場合などは、別紙で拡大図や詳細図といったものを作成するとよいでしょう。

誰が見ても分かる建築図面を書こう

本記事では、建築図面を作成するにあたっての基本的な図面の種類とポイントについてご紹介してきました。

ここまで見て来たように、建築物は建築図面をもとに建てられます。そのため、建築図面を作成する際には、さまざまな守るべきルールが定められています。

建築図面をもとに、誰もが共通の建築物を想像できるようにする必要があると言えるでしょう。正確な図面が書けるよう、決められたルールなどはしっかりと頭に入れておきましょう。

 


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