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モルタルの配合と作り方手順6つ|作る際の注意点や配合に関する豆知識を紹介

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公開日時 2022.09.14 最終更新日時 2022.09.14

この記事では、モルタルの配合と作り方手順、モルタルに関する豆知識をご紹介します。

 


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目次

モルタルとは何か?

住宅の工事現場などで使用される資材として「モルタル」と「コンクリート」がありますが、見た目はどちらもよく似ており間違いやすい資材です。

モルタルとは、「セメント」と「砂」を混ぜ合わせて「水」を加えたもので粘りがあり乾くと固まる性質があります。

一方のコンクリートはモルタルを作る時の材料に更に砂利を加えて練り合わせたもので、モルタルよりも強度が強い材料です。ここでは「モルタル」について詳しく説明します。

モルタルの用途

モルタルはブロックやタイル、レンガなどの継ぎ目となる目地に接着剤として使われることが多い材料です。固まる前のモルタルは柔らかく表面に突起がない綺麗な仕上りになるため、コンクリートの仕上げ材や外壁の下地、壁や床の上塗りとしても使用されます。

モルタル自体の強度はそれほど高くないため「ひび」が入ることもありますが、内部のコンクリートがしっかりとしており構造物が壊れるような心配はありません。

モルタルの原料

モルタルの原料は、セメントと細骨材(さいこつざい)と呼ばれる直径5mm以下の砂、そして水の3つから作られます。細骨材に使用する砂が直径5mm以下という小さな粒なので、3つの原料を混ぜ合わせた時に滑らかで綺麗なコテ仕上げができます。

セメントは「石灰石」や「粘土」などを焼いて粉砕して作られる材料で、灰白色の粉状の材料です。水を加えると固まる性質があり、工事現場では様々な場所で活躍する材料です。

コンクリートの配合とモルタルの配合の違いはなにか?

最初にも説明したように、コンクリートはセメントに砂と砂利と水を調合して混ぜ合わせたもので一方のモルタルはセメントに砂と水を調合して混ぜ合わせたものです。

つまり砂利が混ざっているかどうかが、コンクリートとモルタルの配合の違いです。

砂利が混ざっているかどうかの僅かの違いでコンクリートとモルタルの性質は大きく変わってくるため、使用する場所や目的が変わります。

モルタルを作る際のセメントと砂の配合割合

モルタルはセメントと砂と水を配合して練り混ぜて完成します。その時の配合割合は、重量比で砂:セメント:水を6:2:1で計測して混合することが基本です。

家庭でDIYをする時に少量のモルタルを使いたい場合は軽量カップで計測しても良いですが、その場合も砂6:セメント2:水1の割合で配合します。配合通りに練り混ぜたモルタルの量は砂の量と同量が仕上がります。

モルタルの配合と作り方手順6つ

モルタルの基本的な情報が分かったところで、具体的にモルタルの作り方の手順について詳しく説明していきます。

モルタル作りは、作業に必要な材料や道具を準備して、配合量を正確に計測することが重要です。

モルタル作りの手順を6つに分けて、各作業工程をそれぞれ細かく説明します。

セメントに水を混ぜると時間の経過とともに固まってくるので、しっかりと準備をして短時間で作業を終えることが大切です。

モルタルの配合と作り方手順1:必要な材料を計算する

モルタルの配合と作り方手順の1番目は、必要な各材料の数量を事前に計算しておくことです。モルタルの配合比率は、砂6:セメント2:水1なので、例えば3L分のモルタルを作りたい時には、砂3L(約7.5kg)とセメント1L(約3.2kg)と水0.5L(0.5kg)の材料が必要です。

モルタルを使いたい箇所の体積を事前に計算して少し多めに必要なモルタル量を計算してから、砂とセメントと水の必要容量を計算します。

モルタルの配合と作り方手順2:材料や道具を準備する

モルタルの配合と作り方手順の2番目は、材料や道具を事前に準備しておくことです。予め計算しておいた数量のセメントと砂をホームセンターなどで購入して準備します。

セメントはホームセンターで売っており10kgや20kgの袋で購入できます。材料の他にモルタルの混合を行なうために必要な道具類も事前に準備しておきますが、具体的に必要な道具は次の項目を参考にしてください。

モルタル作りに必要な道具

モルタル作りをする時に必要な道具や小物としては、セメントは超アルカリ性なので軍手またはゴム手袋が必要です。

材料を混合する時に必要なのが「トロ舟」と呼ばれる箱状の道具と、混ぜる道具としてスコップが必要です。

スコップは先端が四角い角スコと尖った剣スコの2種類があり、混ぜやすいのは角スコの方です。モルタルを塗るためのコテや、トロ舟から必要量のモルタルを取って手元に持っておくためのコテ板があると便利です。

モルタルの配合と作り方手順3:材料を計る

モルタルの配合と作り方手順の3番目は、各材料を正確に計量して準備することです。事前に計算しておいた砂とセメント、水を計量カップやバケツを使って正確に測って準備します。

モルタルを作る量が少量ならプラカップなどで計量することができ、外構工事などである程度の量のモルタルを作る場合はバケツに目盛を入れて計量するなどの工夫をすると正確な計量が簡単にできます。

モルタルの配合と作り方手順4:材料を混ぜる

モルタルの配合と作り方手順の4番目は、計量して準備したセメントと砂を練り混ぜることです。練り混ぜはトロ箱や一輪車、バケツなどを使用して行いますが、砂とセメントを一度に大量に入れ過ぎないことが上手に混ぜるコツです。

一度に大量に入れ過ぎると下の方の材料を混ぜることが難しくなり、全体が均等に混ざらない可能性があります。面倒でも少しずつ確実に練り混ぜることが上手にモルタルを作るための近道と言えます。

モルタルの配合と作り方手順5:材料に水を加える

モルタルの配合と作り方手順の5番目は、均一に練り混ぜたセメントと砂の材料に計量した水を加えて全体を混合することです。水を加える時にも一度に入れずに少量ずつ加えることが大切です。

一度に大量の水を入れるとモルタルの硬さを調整できず、水気の多いモルタルになる可能性があります。タイルや自然石の下地にするなら水分が少なめのモルタルが適しており、壁塗りをするなら少し水が多めの柔らかいモルタルが適しています。

モルタルの配合と作り方手順6:むらなく練り混ぜる

モルタルの配合と作り方手順の6番目は、セメントと砂と水を全体的にむらなく練り混ぜることです。

水を少しずつ混ぜながら角スコで下から全体をよく混合して水の量も偏らないように注意します。

均一に練り上げたモルタルは色合いも均等で水気もむらがない綺麗な仕上がりになります。練り上げたモルタルは保存ができないので、その日に使えるだけ少しずつ練り混ぜて使い切ることが大切です。

モルタルを作る際の注意点6つ

モルタルの配合や準備する材料、道具について説明しましたが、ここではモルタルを作る際の注意点を6つ挙げてポイントを解説します。

放っておけばすぐに固まってしまうモルタルは、作り過ぎても無駄になり水の量を間違えても使えないモルタルになるので注意が必要です。

6つのポイントに注意しておけば初めての人でも安全に簡単にモルタルを作ってDIYに活用できます。

これらのポイントに注意してモルタル作りを楽しみましょう。

モルタルの配合と作り方注意点1:安全に配慮して作る

モルタルの配合と作り方の注意点として、1つ目は安全に配慮して作業を行なうことです。セメントと砂を混ぜる時に粉末状のセメントを吸い込む恐れもあるため、防水性のある手袋やゴーグル、マスクを装着して作業することが大切です。

モルタルは強アルカリ性なので取り扱いは特に注意が必要です。素手で触らないように手袋のは必ず使用してください。特に目に入って失明しないようにゴーグルで安全対策を徹底してから作業しましょう。

モルタルの配合と作り方注意点2:使用のタイミング

モルタルの配合と作り方の注意点として、2つ目は練り始めたら迅速に作業を行ない使用するタイミングを遅らせないことです。モルタルは水を加えて暫くすると徐々に固まり始めるため、練り始めたら途中で作業を中断できません。

事前に工程を考えて十分な時間を取れるように早めに準備を始めてください。作業範囲は広くて一度に全ての作業を終わらせることが難しい場合は、その日に使いきれる分量のモルタルだけを作ります。

モルタルの配合と作り方注意点3:作り過ぎない

モルタルの配合と作り方の注意点として、3つ目は大量に作り過ぎないことです。材料を大量に投入して混ぜると均一に練り混ぜることが難しく質の良いモルタルを作れません。

また、時間が経過すると固まってしまうモルタルは柔らかい間に作業を終えなければならないため、大量に作り過ぎると余ってしまい廃棄処分になります。

タイミング良くモルタルを使えないというデメリットもあるので、使いきれる範囲で少量ずつ作業しましょう。

モルタルの配合と作り方注意点4:水の入れすぎに注意する

モルタルの配合と作り方の注意点として、4つ目は水の入れすぎに十分注意することです。事前に計算した水の分量が目安ですが季節や砂の湿り具合によって最適な水分量が変わるため、少しずつ水を加えながらモルタルを作ることが大切です。

水が多すぎるとモルタルを塗る時にすぐに流れてしまい固まりません。ある程度の粘り気があって、コテで塗りやすい硬さが良いので混ぜながら水の分量を調節して丁度良いモルタルを作れます。

モルタルの配合と作り方注意点5:使用した道具の洗い方

モルタルの配合と作り方の注意点として、5つ目は使用した道具の洗い方と洗った水の処理の方法です。

作業が終わったらトロ箱に水を溜めて迅速に道具を水洗いする必要がありますが、ブラシを使ってしっかりとセメントを洗いおとします。

余ったモルタルや、道具を洗った水を排水口に流すとセメントが水の中で固まってしまい排水管が詰まる原因となるので、排水口には流さず庭に穴を掘って捨てるようにしてください。

モルタルの配合と作り方注意点6:余った場合の処理方法

モルタルの配合と作り方の注意点として、6つ目は余った場合の処理方法を事前に考えておくことです。

残ったモルタルを一般ごみとして捨てることはできないので、事前に必要な量を計算して材料が残らない工夫が必要です。

残ったモルタルを牛乳パックや木枠に流し込んで固めれば、コンクリートブロックとして活用できます。それでも残って固まった場合は、産業廃棄物として専門業者に廃棄を依頼しましょう。

モルタルの配合に関する豆知識3つ

ここまでモルタルの配合や作り方について基本的な内容を説明しましたが、ここではモルタルの配合に関する豆知識を3項目紹介します。

知っておくと便利な豆知識なので、この機会に覚えておくとDIYの際に役に立つでしょう。

モルタルに混ぜると強度を増したり乾燥を防いだりする混和剤など、便利に使えばより簡単に綺麗に仕上がる素材の紹介もしています。ホームセンターで簡単に入手ができるので、実物を確認して購入しましょう。

モルタルの配合に関する豆知識1:モルタルに配合できるもの

モルタルの配合に関する豆知識として、1つ目はモルタルに配合できる様々な素材があることです。モルタルに混ぜるだけでコテの滑りを良くしてひび割れを防いだり、好みの色に仕上げたり、施工面との接着力を向上させたりできる便利なアイテムです。

それぞれの特徴を知っておけば、モルタルを塗りたい場所に応じて便利に活用してモルタルの施工をより美しく仕上がります。

モルタル混和剤

モルタルを塗る時にコテの滑りをよくして滑らかな仕上げができるのがモルタル混和剤です。モルタルを作る時に一緒に混ぜると、ひび割れを減少できるので厚めに塗っても割れにくく作業性が良いモルタルになります。

コテに粘りつく粘着性がなく延びが最高なのでブロック施工する時には重宝します。型離れが良く定木によるハカリ物や造型作業にも適している便利なアイテムです。

色粉

モルタルに混ぜることで簡単に美しい色に仕上げられるのが色粉です。自分の好みの色のモルタルに仕上げるためには配合量に注意が必要で、一般的にはセメント量に対して色粉を1%入れても十分に色が出ます。

配合量を2~3%にすると綺麗な色が出て、8%も混ぜると色粉の色に仕上がると覚えておきましょう。

薄めの色の場合は多めにし濃い色の場合には少なめの配合で良く、特に黒色の色粉は強く色が出るため要注意です。

接着増強剤

モルタル接着増強剤とは、下地とモルタルの接着力を特に強くする塗布材で接着プライマーとも言われます。ハケやローラーなどで施工面に直接塗布するだけで効果を発揮するので使い方もとても簡単です。

特殊アクリル系樹脂で下地にしっかり接着して表面に微細な凹凸を形成するため、モルタルを塗ると接着力が飛躍的に向上します。施工箇所の表面の汚れを事前にブラシで落としておき、モルタルを塗る範囲に接着増強剤を塗るだけです。

モルタルの配合に関する豆知識2:配合により仕上げや強度に違いは出るのか?

モルタルの配合に関する豆知識として、2つ目は配合によって仕上げや強度に違いが出るかどうかです。

モルタルの強度を高めるためには単にセメントの配合を増やせばよいという訳ではありません。

配合による強度の違いは数値化されている訳ではなく、モルタルは特に強度を必要とするものには向いていません。基本的には建築物の仕上げやブロックなどの接着材の役割で使われているだけです。

モルタルの配合に関する豆知識3:配合済みのインスタントセメントについて

モルタルの配合に関する豆知識として、3つ目は便利なインスタントセメントがあることです。予め砂とセメントが配合されていて、水と混ぜるだけで簡単にモルタルとして使えるのがインスタントセメントです。

自分で砂とセメントを配合しなくても良いので、家庭で簡単にモルタルを使ってDIYしたい時には非常に便利です。少量のモルタルが使いたい場合などには最適なので一度試してみて下さい。

モルタルの配合について知ろう

DIYで簡単に庭や外構を施工する時に欠かせないのがモルタルですが、砂とセメントと水を適切な比率で配合すれば色々な場所に使える便利な資材です。

紹介したモルタルの作り方や配合方法、その他の豆知識などを活用してDIYを楽しみましょう。

 


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