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窓の断熱性を高めることで得られる効果5つ|断熱性を高める方法についても紹介

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公開日時 2023.04.06 最終更新日時 2023.04.06

窓の断熱性を高める必要性

自宅の建物の断熱性を高めようとするときに一番効果的な方法は、窓の断熱性向上策を行うことです。建物の外気に接する部分は屋根、外壁、そして窓がありますが、圧倒的に窓からの熱損失が大きく、そのため窓の断熱性向上を行うことが断熱性を高める一番の方法といえます。

窓は外壁の約10倍も熱を通しやすくなっているため、窓の面積が多いと断熱性能は不利になります。夏の暑さや冬の寒さを和らげるためにも窓の断熱は必要です。

窓の断熱性を高めることで得られる効果5つ

窓の断熱性を高めることで得られる効果は5つほどあります。1つは快適な室温を保ちやすくなることで、併せて部屋間の温度差も解消してくれます。また、結露も減りますし、熱の移動を防いでくれることで光熱費の節約がしやすくなります。

窓の断熱性を高めると、断熱性を高める手法によっては防音効果を高くすることができますし、防犯対策になる効果もありますのでぜひ検討してください。

窓断熱の効果1:快適な室温を保ちやすくなる

窓断熱の効果として、快適な室温を保ちやすくなることがあります。他にも部屋間の温度差を解消できる効果もあります。ガラスを替えるだけで手ごろ感があるのが複層ガラスで、2枚のガラスの間に中空層を持つことで断熱性が高まります。

断熱効果のおかげで冬場の暖房効率が上がり、夏場は冷房効率が良くなりますので、快適な室温を保ちやすくなります。複層ガラスに替えるなどの窓の断熱性を高めることはおすすめです。

部屋間の温度差を解消できる

窓断熱を行うことで部屋間の温度差が解消できます。窓のある部屋の方が熱の移動が大きくなり、冬は他の部屋に比べて寒く、夏は暑い部屋になってしまいます。

窓面の大きな部屋の窓に断熱対策をすることで、外への熱の移動が防げますので、部屋間の温度差が解消されます。

特に夏場におすすめなのが遮熱タイプのLow-eガラスで、日射熱の影響を軽減し、複層ガラスの断熱効果で部屋の涼しい空気が外気で熱くなるのを防いでくれます。

窓断熱の効果2:結露が減る

窓断熱の効果として、結露が減ります。冬場には窓から熱が逃げてしまうことで窓ガラスが冷たくなってしまい、部屋との温度差ができて温かい部屋側のガラス面が結露してしまいます。

このような場合は断熱性のある複層ガラスに替えることがおすすめです。複層ガラスは中空層を持ち断熱性が高く、部屋の熱を外に逃げるのを防いでくれます。そのため部屋が温まりやすく、結露を防ぐこともできます。なお、二重窓にすることも効果的です。

窓断熱の効果3:光熱費を節約しやすくなる

窓断熱の効果として、光熱費を節約しやすくなることがあります。窓から熱が逃げてしまうと夏場と冬場の冷暖房費が高くなりますし、かなり外気の影響を受けてしまうので、冷暖房を使わないというのは無理となってしまいます。

このような場合は、複層ガラス、Low-eガラス、真空ガラスなどに替えることがおすすめで、初期の導入費用はかかりますが、冷暖房の設定温度を抑えることができ、日々の冷暖房費の節約になります。

窓断熱の効果4:防音効果を得られる場合がある

窓断熱を対策する効果には、防音効果を得られる場合もあります。防音対策におすすめなのが防音合わせガラスや真空ガラスなどに替えることで、外からの騒音の侵入や家からの騒音の漏れをかなり防いでくれますし、併せて部屋の断熱性を高めてくれます。

ただ、窓枠がアルミサッシなどの気密性の低いサッシの場合は、サッシの隙間から音が侵入したり外部に漏れたりしますので、樹脂サッシへの交換や二重窓にしてしまうことがおすすめです。

窓断熱の効果5:防犯対策になる場合がある

窓断熱を対策する効果には、防犯対策になる場合もあります。泥棒の侵入方法の一つに窓ガラスを割って入ることがあります。通常のガラスは穴もあけやすく、割れやすいので簡単に侵入されてしまいます。

このような場合には、防犯合わせガラスや二重窓にすることがおすすめです。泥棒は窓から侵入する際にガラスを割りますが、これらの対策により侵入にかなり時間がとられるようになり防犯性が高まります。

窓ガラスの種類と特徴3種

窓ガラスは、1枚で作られた単板ガラスが一般的に普及していますが、他にもいくつか種類があります。

2枚以上のガラスを使っているものが複層ガラスと呼ばれるガラスです。複層ガラスは2枚のガラスの間に空気などの気体を入れ断熱性能が高いものがあります。

3枚のガラスでできているトリプルガラスは、間の空気層が多く断熱性能がさらに高くなっています。

窓ガラスの種類と特徴1:単板ガラス

窓ガラスの種類として、一般的なガラスに単板ガラスがあります。

単板ガラスには透明で一般的でもっとも使われているフロート板ガラスがあり、他にはガラスの片面に模様を付けてプライバシーを守る効果がある型板ガラス、そして半透明ガラスとしてプライバシーを守る効果のある、すり板ガラスがあります。

他に単盤ガラスには、透明なガラスの中に金属の網を入れた網入り・線入りガラスもあります。

窓ガラスの種類と特徴2:複層ガラス

窓ガラスの種類には、2枚以上のガラスを組み合わせて作られた複層ガラスがあります。複層ガラスはペアグラスともいわれて、ガラスサッシにフロートガラスの代わりに取り付けるだけなのでお手軽に利用できます。

複層ガラスの間に空間を設けているものは断熱性に優れたものになっていて、単板ガラスの2倍の断熱性を持っています。他にも2枚のガラスを合わせたものには強化ガラスなどがあります。

窓ガラスの種類と特徴3:トリプルガラス

窓ガラスの種類にはトリプルガラスという種類があり、通常の1枚ガラスはシングルガラス(単板ガラス)と呼ばれていますが、ペアガラスはガラスを2枚使いそのガラスの間に空気やアルゴンガスまたはクリプトンガスが封入されています。

トリプルガラスは、3枚のガラスを使ってガラスの間の2つの層を作り空気、アルゴンガスまたはクリプトンガスを封入したガラスです。ペアガラス以上に空気層があるために、より断熱性能が上がっています。

窓枠の種類と特徴3種

窓枠の種類と特徴3種

窓枠には3種類あり、軽くて耐久性の高いアルミ製のアルミサッシ窓と、そのアルミと樹脂を組み合わせたアルミ樹脂複合窓、そしてすべて樹脂でできている樹脂窓があります。

断熱性能が一番高く気密性も高いのが樹脂窓ですが、樹脂なのでアルミに比べて重量がかさみ、さらに価格も高くなってしまうのがデメリットになっています。

窓枠の種類と特徴1:アルミサッシ窓

窓枠の種類として一般的なのがアルミサッシ窓で、アルミ素材のサッシです。アルミ素材なので軽量で扱いやすく、強度があり耐候性や防火性にも優れています。サビや腐食に強い素材なのですが、熱が伝わりやすい性質を持つので断熱性には劣っています。

外気と室内との寒暖差から結露を発生させてしまう場合が多く、日頃の掃除やメンテナンスが必要です。アルミサッシは色合いが良く、モダンな室内空間を作り出すことができます。

窓枠の種類と特徴2:アルミ樹脂複合窓

窓枠の種類としてアルミ樹脂複合窓があり、複数の素材を組み合わせて作られたサッシとなっています。室外側には耐久性の高いアルミを使い、室内側には断熱性の高い樹脂や落ち着きのある木材を使うなど、それぞれの素材のメリットを生かした製品です。

複合素材なのでデザイン性も高く、さらに複合ガラスやトリプルガラスと組み合わせることで断熱性能を上げることができて、寒冷地などではおすすめのサッシです。

窓枠の種類と特徴3:樹脂窓

窓枠の種類には樹脂窓があり、窓のフレームを全て樹脂で作られているサッシです。主に樹脂には塩化ビニル樹脂が使われていて、気密性が高く、熱伝導率が低いので断熱性に優れています。

さらに断熱性の高い複層ガラスやトリプルガラスと組み合わせることで、他のサッシよりも大きな断熱効果を得ることができますので、寒冷地の北海道ではほとんどの住宅で使われるサッシになっています。

リフォームで窓の断熱性を高める方法3選

リフォームで窓の断熱性を高める方法を3種類紹介します。1つは内窓の設置で、簡易キットによりDIYで自分でも内窓は付けられますし、自分でできない場合は業者に設置してもらうこともできます。

他の方法としては、窓ガラスを1枚ガラスからペアガラスに替えることにより、窓の断熱性を高めることもできます。一軒家に適した方法としては、窓すべてをそれぞれに向いた仕様の窓とサッシに替えてしまうこともおすすめです。

窓の断熱性を高める方法1:内窓を作る

窓の断熱性を高める方法には内窓を作るという方法があります。窓ガラスは1枚よりも2枚にして空気の層を挟むことで、断熱効果が高くなります。簡易内窓セットというキットがホームセンターなどで販売されていますので、DIYでも設置することができます。

このキットをDIYで設置する場合には、隙間ができないように設置しないと効果が出ませんので気を付けてください。しかし、安価で数千円から2万円程度で内窓がつけられます。

窓の断熱性を高める方法2:ペアガラス窓にする

窓の断熱性を高める方法には、ペアガラス窓にする方法もあります。サッシはそのままで単板ガラスを複層ガラスに替えてしまうだけで、窓の断熱性向上が図れます。

しかし、サッシがアルミ製のままの場合は、アルミの熱伝導率の高さからサッシから熱が移動することで効果が薄らいでしまうことがあります。また、建物の立地によっては防火ガラスでないと駄目な場合もありますので確認するなどの注意が必要です。

窓の断熱性を高める方法3:窓全体を交換する

窓の断熱性を高める方法として、窓全体を交換する方法があります。マンションは管理組合がありリフォームに制限がありますので、一戸建ての家に向いた方法になります。窓ごと交換するメリットは、窓ごとに最適な方法をとることができることです。

例えば開け閉めの少ない窓は固定窓にしてしまい、その分コストを減らし、かわりに外部に出入りする窓には費用をかけて密閉性も高く断熱性能の良いものを選ぶことができます。

窓の断熱性を高めるために手軽にできる方法5つ

窓の断熱性を高めるために手軽にできる方法を5つ紹介します。良く行われる方法がプチプチや断熱フィルムを貼ることです。他にも窓に断熱パネルやボードを設置する方法や、断熱スプレーを使用する方法もあります。

また、窓に付けたカーテンを断熱性の高いものにすることも方法の一つですし、窓からの隙間風を防ぐだけでもかなりの効果があります。

手軽にできる窓断熱の方法1:プチプチや断熱フィルムを貼る

手軽にできる窓断熱の方法として、梱包材のプチプチや断熱フィルムを貼るやり方があります。梱包材として知られるエアクッションを窓に直接窓に貼っていく方法があり、平らな面を室内に向けて、プチプチ膨らんでいる方を窓側に向けて貼っていきます。

窓1枚分を千円弱で購入できて極めて安価な断熱対策になります。断熱フィルムもホームセンターなどで安価に販売されていますので、DYIとして自分で貼ることも良いでしょう。

手軽にできる窓断熱の方法2:断熱パネルやボードを設置する

手軽にできる窓断熱の方法として、断熱パネルやボードを窓に設置する方法もあります。ホームセンターで扱っている発泡ポリスチレンやプラスチック製の段ボールを窓の室内側に立てかけることで断熱性を向上できます。

窓全面ではなくても片側だけとか、冷え込みやすい下側だけでもずいぶん断熱性は変わります。二千円程度で通常の窓のサイズの断熱ができます。ただ、見た目が良くないので、来客のある場所には向いていません。

手軽にできる窓断熱の方法3:断熱スプレーを使用する

手軽にできる窓断熱の方法には、市販の断熱スプレーを使用する方法もあります。断熱フィルムのかわりにスプレーで断熱膜をガラス面に発生させる方法ですが、スプレーしてからふき取って均一に延ばします。

寒い時の断熱効果および日差しの厳しい真夏の熱を遮る効果もありますが、スプレー1本で二千円程度かかります。ただし、もとが液体であり膜自体が薄いため、断熱性は強くなく結露にはあまり効果がみられないようです。

手軽にできる窓断熱の方法4:カーテンを工夫する

手軽にできる窓断熱の方法には、カーテンを工夫する方法もあります。カーテンには断熱性が高く作られている物もあるので、窓をカーテンで覆ってしまうことで断熱性が上がります。

カーテン自体が断熱性に優れた素材であっても、カーテンレールの上から冷気は室内に動いてくるので、その場合はカーテンレールカバーを付けることをおすすめします。

手軽にできる窓断熱の方法5:隙間テープを活用する

手軽にできる窓断熱の方法として、隙間テープを活用する方法があります。窓のガラスからの熱の出入り以外に、窓の隙間からの空気の流出防止も部屋の温度を管理するのには重要です。

サッシ用布テープを使いサッシの隙間を埋めることでかなり空気の出入りはなくなり、断熱効果がありますのでお試しください。

窓の断熱について考えよう

家の中でも特に熱の出入りが大きいのが窓ですが、窓断熱をすることで夏は太陽熱の侵入を防いで部屋が涼しくなり、冬は部屋の暖かい温度を窓から逃がさないことで暖かく過ごすことができます。

窓の断熱方法は安く自分でできるものから、工事を伴いお金がかかるものまで様々ですが、長く住む家のことなので、しっかり考えて対策しましょう。専門業者に相談もできますのでぜひ検討してみてください。


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