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舗装の種類
公開日時 2020.11.02
最終更新日時 2022.04.05

転圧に使う機械4種|転圧機を手作りする方法と転圧に関する用語も紹介

転圧とは?

転圧とは建設現場でローラーなど転圧機械を使って締め固める作業です。

建設現場で転圧するのは土や砂の他、アスファルト舗装を安定化させる場合もあります。家屋の建築で土間打ち作業のコンクリート基礎前に土をならして砂利を敷き詰めて圧力をかける作業も含みます。

庭の造成で砂利を敷いた時や、砂場を落ち着かせるための作業も転圧です。

転圧をする意味

転圧すると土砂の体積が小さくなって、安定します。

作業前の土砂は密度が小さいので落ちつきが悪く、柔らかい状態です。転圧によって圧力を加えると、土中の水や空気を押し出し粒子の結びつきを強くします。

圧力をかける前は歩きにくく、雨が降ると沈んだりぬかるんだりします。作業を行うと歩きやすく、雨が降っても水を通しにくくなり表面の状態の変化が抑えられます。

転圧をしない場合に発生するトラブル

転圧をしないと見た目が悪く、人が歩くと表面が沈んでしまいます。

砂利の場合は車が通ると石をはねて、周囲や車を傷つけます。寒冷地では土中に残った水分が凍って盛り上がり高低差の原因になります。景観も悪くなり、足元も不安定になります。

道路工事や建築現場で転圧が不足すると、完成後に歪みが生じる場合もあります。圧力のバラつきは不同沈下を引き起こす原因です。

転圧に使う機械4種

転圧に使用する機械は衝撃や振動、輪荷重を利用して地面に圧力をかけます。

衝撃を使って突固めに利用するランマー、振動を与えるプレートコンパクター、機械自体の重さを利用する輪荷重(自重)方式はロードローラーやタイヤローラーなどです。

機械の形から分類すると平板(プレート)式とローラー式、その他の分類で自走式と牽引式や重量によって区分します。

転圧に使う機械1:プレートコンパクター

プレートコンパクターとは、プレートの上にセットした起震機が振動を与えて空気を押し出して固めながら自走する手押し式機械です。

アスファルト舗装の路盤や路床、舗装面に使用します。ローラーが入れない狭い場所や法面で使いますが、締め固める力が弱いので表層だけに効果があります。

パッチング補修や溝内の整形、砂利の固締めや構造物の埋め戻しの押さえにも適した機械です。

転圧に使う機械2:ランマー

ランマーはプレートの上に搭載したエンジンシリンダーの回転による上下動に、スプリングの反動を加えて振動を増幅させるハンドガイド式の固める機械です。

プレートコンパクターよりも小さなプレートですが押し固める圧力は強く、大型ローラー並みの効果があります。

狭い場所の作業に適し、ガスや上下水道、通信ケーブル工事の埋め戻し作業や建築現場の基礎固めに適し、大型ローラーと使い分けます。

転圧に使う機械3:ロードローラー

ロードローラーには多くの種類があり、大型の乗用タイプがほとんどですが、小型のハンドガイド式もあります。

マカダムローラーは前2輪、後ろ1輪にローラーを配置した3輪式、前後に同じ幅のローラーを配置したダンデム式ローラーが主な乗用タイプです。どちらもローラーの重さで押し固め、舗装工事全般に使用します。

大きな車輪で広い幅を均一に押し固め、効率良い作業が可能です。

転圧に使う機械4:タイヤローラー

タイヤローラーはロードローラーの仲間で、ローラー部分に3~4個の空気入りタイヤを一列に並べた乗用タイプです。

アスファルト舗装工事の路盤や表層など多くの工程に利用し、散水機能で水締めを併用して押し固めます。様々な土質に対応できるので、砂質土や粘性土、軟岩などどんな作業現場でも利用可能です。

空気タイヤなので、作業中の騒音が抑える効果もあります。

転圧機を手作りする方法手順3つ

自宅の庭に砂利を敷いた時や砂場を作った際、手作りの転圧機を使用すると低価格で整地できます。

ホームセンターやインターネットで販売されている転圧機械は高額です。レンタルは建設現場用の本格仕様で未経験の人に扱いにくく、騒音も気になります。

身近な材料で簡単に自宅用の転圧機を手作りする方法を紹介します。転圧で砂利や砂の落ち着きを良くし、水溜りを防ぎましょう。

転圧機手作り手順1:材料を準備する

手作り転圧機に必要な材料は、コンクリートブロックと木材、釘やL字金具です。

ブロックはハーフサイズまたは1ブロックを目安にします。重いものがおすすめですが、重すぎると整地作業がきつくなります。木材は持ち手と固定するための角材と転圧部分の平板です。平板が大きいと性能が落ち、小さいと作業面積が小さくなります。

道具はノコギリやハンマー、金槌、メジャーなどで、釘は多めに準備します。

転圧機手作り手順2:材料を大きさに合わせる

転圧機を作る手順は、角材からブロックと同じ幅を2本切り分け、残りが持ち手になるように同じ長さに揃えます。

切り出した角材は、ブロックの真ん中の穴を通すものと持ち手近くの2カ所の支え用に使います。持ち手は整地する際に力が入るように、胸の高さくらいにします。

持ち手は多少揃っていなくても作業に支障は出ませんが、ブロックを通す角材と支えは必ず同じ長さに切り揃えることがポイントです。

転圧機手作り手順3:材料を固定していく

材料の固定は平版の中央にブロックを置いて目印をつけてから外し、片方に角材を立ててL字金具で固定し、ブロックをピッタリとつけて真ん中の穴に横棒を通して持ち手に釘で固定します。

もう一方の持ち手をブロックに密着させて同様にL字金具と釘で固定します。その後支え用の横棒を持ち手の真ん中あたりで固定して完成です。

転圧の振動に耐えられるように、L字金具は3方向からしっかりと固定します。

手作り転圧機のポイント

転圧機を手作りするポイントは持ち手とブロックを密着させ、しっかり固定することです。

繰り返しとんとん作業すると、釘やL字金具で固定が弱いと作業中に持ち手が外れ、ブロックが飛び出して危険です。ご紹介したものよりしっかりと固定したい場合は、ブロックの穴全てに支え棒を通すと強固になります。

支え棒のカットした面がまっすぐでないとしっかりと固定できないので、慎重にカットします。

転圧に関する用語3つ

転圧作業は押し固める方法ですが、締固めや水固め、突固めなど転圧に関する用語があり、それぞれ作業方法も異なります。

どの作業も土砂などを固めるためのものですが、現場では使用する機械や土質によって適したものを使い分けます。

建設や土木の専門用語ですが、読み方も含めて基礎知識のない方にもわかるように解説します。

転圧に関する用語1:締固め

締固めは「しめかため」と読み、土や砂に圧力を加えて密着させることです。

土を押さえるだけでなく、打ち込んだコンクリートを叩く、突く、振動させるなどして土中の隙間を少なくすることも締固め作業に含まれます。ロードローラーやタイヤローラー、ランマーを使用する作業を指し、ブルドーザーも大規模な盛り土作業では、締固めに利用します。

転圧も締固め工法の1つです。

転圧に関する用語2:水締め

水締めは「みずじめ・みずしめ」と読み、土砂や砂を埋め戻す際に水も注入しながら締め固める方法で、砂に適しています。

土は土中で締まっていますが、掘り起こしてほぐれると体積が2倍に増えると言われます。埋め戻す土に水を大量に加えて空気を押し出して隙間をなくし、密着させます。

埋め戻し作業後の地盤沈下を防ぐために、埋め戻しと転圧を繰り返して地盤を締めながら徐々に作業を進めます。

転圧に関する用語3:突固め

突き固めは「つきかため」と読み、盛り土を突く・叩く作業を繰り返して締め固める方法です。

突き固め作業に適した機械は、ランマーです。プレートコンパクターの振動よりも強力な叩きと突きによる衝撃を加え、締固めます。

突き固めの際は土の水分量も影響するので、必要に応じて水分を調整しながら作業を進めます。ランマーは作業範囲が限定的なので、全ての場所が同じ圧力がつき固められるように留意して作業を進めます。

転圧について知ろう

転圧は舗装現場や建築現場で土を締め固める作業です。

転圧が不足すると地盤沈下や不同沈下を引き起こします。転圧にはプレートコンパクターやランマー、ローラーなど機械を使用して振動や衝撃、圧力を与えて強力に締固めます。

転圧は機械や用語も多いので、知識をより深めましょう。

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