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捨てコンクリートの3つの目的解説!捨てコンクリートの意味とは?

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公開日時 2022.08.12 最終更新日時 2024.02.16

こちらの記事では、捨てコンクリートの3つの目的についてご紹介いたします。

 


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捨てコンクリートとは

捨てコンクリートとは、土を掘り終えた後に地盤を固めた後に打たれるコンクリートのことです。
建物の基準線や、地面をならすため、足場を作るためなどに打たれます。
建物の基礎となる部分ではないので、強度には直接関係ありません。
しかし工事の際に作業を行う上で、とても重要な役割を持っているとされます。

鉄筋を入れないコンクリート

通常、基礎部分となるコンクリートには鉄筋が入れられます。
これは強度が必要なためです。
しかし捨てコンクリート部分は強度が必要ないため、鉄筋は通常入れないのが特徴です。

捨てコンクリートの3つの目的

捨てコンクリートの目的は大きく分けて3つあるとされています。

建物の高さの基準

建物の品質に影響を及ぼすのが、高さの基準です。
たとえば捨てコンクリートが高いと、スラブの納まりが厳しくなる可能性があります。
これは地中梁の天端と、かぶり厚さを確保しにくいためです。
低ければ対処しやすいですが、高い場合は取り返しがつかない場合もあります。
そのため基準高さを確保することはとても重要とされています。

墨出しの下地

墨出しとは、敷地のどの位置に、どんな形状で基礎コンクリートを打つのかを示す線を引く作業のことです。
更地の状態からより、捨てコンクリートが合った方が目印になります。
また作業性向上も挙げられます。
捨てコンクリートがあることで、作業場が平滑化します。
スペーサーなどが配置しやすく、作業性向上が期待できるでしょう。

型枠や配筋が乗るための下地

「捨て」コンクリートだからといって、作業が終わったら廃棄するわけではありません。
捨てコンクリートの上に防湿シートなどを張り、その上に型枠や配筋などを乗せることもあります。
ただしこの防湿シートは必須ではないとされています。
ベタ基礎にする場合は、そこの文は12センチ以上あれば床下防湿は十分とされているためです。

捨てコンクリートの作業手順4つ

建物を建てるためには、基礎が必要不可欠です。建物の基礎は地盤の下から建てるので、根切りという穴を掘る作業が必要になります。根切り後に捨てコンクリートの打設に入りましょう。
根切りをした状態から地盤を固め、防湿シートを敷いてからコンクリートを流し込み、乾いたら基準線を引くという、捨てコンクリートを打設するための一連の流れと手順を説明します。

捨てコンクリートの作業手順1:転圧機で地面を固める

根切りをした土は空気を多く含んでおり、やわらかい状態になっています。やわらかい土は、沈下しやすい状態になっています。
地盤の沈下を防ぐため根切り後の土に砕石を敷き詰めましょう。
その後、転圧機を用いて固く締めます。
押しつぶして空気を抜き、地盤を固くすることで、基礎の安定性を増すのが目的です。

捨てコンクリートの作業手順2:防湿シートを敷く

転圧した地盤の上に防湿シートを敷きます。
地面の下から立ち上る湿気を遮断することで土台の乾燥状態を保つことが目的です。
使用している木材や鉄筋を湿気から保護したり、シロアリの被害から守る効果が期待できます。
結露やカビなど、家の耐久性にも大きくかかわってくるため、重要な工程のひとつと言えます。
また捨てコンクリートは防湿シートの上から打設されることも多いため、シートを抑える役割もあります。

捨てコンクリートの作業手順3:捨てコンクリートを流し込む

転圧し、防湿シートを敷いたらいよいよ捨てコンクリートを流し込む作業です。
ネコと呼ばれる手押しの一輪車にコンクリートを入れて、必要な箇所まで運んでいって流し込みます
捨てコンクリートはそれほど量を必要としないので、たいていはネコで運搬できるぶんだけで十分です。
捨てコンクリートを流し込んだら、測量しながら高さを均一に合わせながら均します。
ここで「高さ0メートル地点」という基準が出来上がります。

捨てコンクリートの作業手順4:コンクリートが乾いたら基準線を引く

流し込んだ捨てコンを1日~3日ほど養生して乾かします。
養生する理由は、高さを合わせてきれいに均した捨てコンをうっかり踏んだり触ってしまうことで形が変わってしまうのを防ぐためです。
しっかり乾いたら、墨出しをします。
墨出しは、建物を建てるのに必要となるさまざまな基準線を捨てコンクリートに書き出す作業です。この基準線を目印として鉄筋工事、型枠工事が行われるので、設計図どおりの精度の高い墨出しが求められます。

捨てコンクリートの強度とは?

捨てコンクリートは一般的に50mmほどで打設しているため、強度とは直接関係ありませんし、必要としていません。
捨てコンクリートの目的はあくまでも建物の高さの基準であること、墨出しの下地であること、そして型枠や配筋が乗るための下地であることです。
強度はそれほど求められていませんが、コンクリートの耐久設計基準強度は、短期で18N/mm2が基準となっているので、これを目安にすると良いでしょう。
短期とは、約30年間は大規模に修繕する必要がない期間の事を指します。

捨てコンクリートの重要性を理解し強固な床下基礎を完成させよう

何もない地面の上に鉄筋を立ててまっすぐ建物を建てようと思ったら、基準となる目印が必要です。
その目印を作る作業の基礎となるのが、墨出しです。
墨出しをするためには、書いた墨をわかりやすくするための基盤が必要となります。
そこで基盤となるのが、捨てコンクリートです。
捨てコンクリートの高さがずれていたらそのぶん建物全体の高さもずれてしまいます。
高さを合わせる、墨をわかりやすくする、といった目的を別な方法で達するなら捨てコンクリートは必ずしも必要というわけではありませんが、強固な床下基礎を完成させるために重要な工程です。

 


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