ページトップに戻る
公開日時 2020.07.29
最終更新日時 2022.04.05

生コンってコンクリートと違うの?生コンの概要や使うメリット3選紹介

生コンとはどんなコンクリート?

生コンとは生コンクリートの略称です。
セメント、水、砂、砂利などを混ぜ合わせ、現場へと運ばれる段階で固まらないコンクリートのことを指します。
生コンは工場で作られてから現場へ運ばれるため、品質を一定に保つことができます。
また、工場で配合済みの練られたコンクリートが現場へ届くため、現場での置き場に困ることもありません。

生コンの誕生時期

生コンを世界で初めて確立したのは、1903年ドイツの建設業者と言われています。
その後、アメリカが生コンを産業として発展させました。
1913年メリーランド州ボルチモアにおいて世界初の生コンの工場が創業されました。
日本では、1923年の関東大震災直後、蔵前に設置された仮設工場から、生コンが現場に運ばれ使用されたのが生コンの始まりです。
産業としての発祥は1948年12月に東京コンクリート工業(株)が設立されたのが始まりです。

JIS規格の生コン

一般的に現場で用いられている生コンは日本工業規格(JIS)の「レディーミクストコンクリート」に基づいて製造されているとされます。
そのためほとんどの生コンの商取引は、JISによって行われています。
種類や品質基準、検査方法、原材料の貯蔵・製造・運搬など細かな部分まで規定されているのが特徴です。

JIS規格の概要

JIS規格での生コン「JIS A 5308」は、工場内で練り混ぜられたコンクリートが、現場まで配達されるまでの企画です。
コンクリートの種類と品質は以下のように分類されています。

レディーミクストコンクリートの種類

①普通コンクリート:呼び強度18~45(N/mm2)までのコンクリート
②高強度コンクリート:普通コンクリートよりも強度が高いコンクリート(呼び強度60(N/mm2)まで)
③軽量コンクリート:骨材の全部または一部に人工軽量骨材を用いて、普通コンクリートよりも軽量化したコンクリート
④舗装コンクリート:すりへり抵抗性や疲労抵抗性が高い等、舗装に適したコンクリート
の4種に区分されます。

JIS規格の中では、さらに詳しい内容が決められています。

レディーミクストコンクリートの品質

JIS規格では、品質について以下の4項目が規定されています。
①強度:硬化後に主に圧縮強度で評価される構造物が所要の性能を得るための品質。
②スランプまたはスランプフロー:フレッシュコンクリートの軟らかさで評価されたもの。スランプコーンを引き上げた直後の頂部からの下がり(スランプ)または広がり(スランプフロー)を測定し、コンクリートを構造物の隅々まで適切に打ち込むとともに施工性を向上させるための品質。
③空気量:フレッシュコンクリート中の空気量で評価。施工のし易さと凍害を防止するための品質。
④塩化物量:フレッシュコンクリート中の塩化物量で評価。鉄筋の発錆を防止するための品質。

JIS規格の中では、さらに詳しい内容が決められています。

生コンとはどんなコンクリートなのか、生コンとコンクリートはどこが違うのか、生コンの企画JIS規格とは何なのか、どのような内容なのかを説明してきました。
ここからは生コンで配合する原材料を3種類、セメント、混和剤、骨材をそれぞれどのようなものなのか、どんな役割があるのか、その特徴をご紹介します。
生コンは、基本的に工場で配合され練られて現場に届けられますが、自身で配合し練る場合にはこの知識が必要になります。

生コンの原材料1:セメント

コンクリートの原材料の主要部材と言えるセメントとは、水や溶液と混合したときに反応して硬化する無機質材料のことです。
おおまかに2種類あり、1つは石膏などの気硬性セメントと、2つ目は、ポルトランドセメントといわれる水硬性セメントです。
2種類のうち生コンクリートに用いられるのは、水硬性セメントです。
コンクリートにセメントを配合する目的としては、結合材としての働きです。
水や溶液が混ぜ合わされたとき、時間が経つにつれ強度を増し硬化を開始します。
また、セメント硬化体がアルカリ性であることも注目できます。
さらにコンクリート中の鉄筋が錆びるのを防ぐ役割があります。

生コンの原材料2:混和剤

混和剤を使用する目的は、配合する水の分量やセメントの量を減らすことができ、防朽効果を高めることです。
メリットとしては、水やセメントの配合量を減らすことが可能なため、単価を安くすることができるという経済面での点です。
また、セメントの硬化や乾燥の時間を短縮させることができ、水密性や強度向上、耐久性の向上を図ることができます。

生コンの原材料3:骨材

生コンに配合する骨材とは、砂や砂利のことで、生コンの骨格をなす重要な部材と言えます。
その粒の大きさによって粗骨材と細骨材の2種類に分類されています。
骨材を入れる目的は、増量材、充填材としての役目です。
できるだけ少ないセメント量で済むため、作業のしやすさと強度を両立した生コンを作ることができます。
そうした点において、骨材選びはかなり重要です。

生コンを使うメリット4選

生コンを配合するための原材料、セメント、混和剤、骨材がそれぞれどのようなものなのか、どんな役割があり、どのような特徴があるのかを説明してきました。
ここからは、現場で生コンを使うことのメリット、生コンを使うとなぜ有益なのかをご説明します。
生コンがほかのものよりもどのような有利な面があるのかを知って、生コンの良さを知識の中に入れることができます。

生コンを使うメリット1:必要な設備が少なくできる

現場でコンクリートを自分の手で練り合わせようとすると、練り舟(箱型の容器)、スコップ、バケツ、一輪車など多くの道具を買いそろえなくてはいけません。
ですが、生コンは工場で配合して練られてから現場へ届けられるので、そうした道具が一切不要です。
そのため、不要な設備を少なくスムーズに現場で作業できるという点は、生コンを使うメリットと言えます。

生コンを使うメリット2:購買手間が省略できる

コンクリートを自分で配合して練り合わせるには、原材料を紹介した際にあげた、セメントや混和剤または水や骨材(砂や砂利)を自分で購入し現場に搬入しなければいけません。
そのためにホームセンターや建材屋へ赴き、自分で分量などを確認しながら選び、購入する必要がありますので、購入だけでも大変手間がかかるでしょう。
ですが、生コンは工場で配合し練り合わせて現場へ搬入するため、自分で材料を購入する手間が省けます。
ですから、その分の時間や人材を削減したり有効活用することが可能です。
また、工場へ連絡を入れるだけで求めている生コンをもってきてくれます。

生コンを使うメリット3:人材のコスト削減

コンクリートを自分で配合し、練り合わせるのには手間がかかります。
力もいりますし、知識と技術が必要です。
ですが、生コンは専門の工場において正しい配合のものを機械で練り合わせるため、多くの労力、人件費や人材のコスト削減が見込めます。
現場搬入も工場からミキサー車で現場へ届けられるため、自分で搬入する必要もないため、依頼者は現場での作業により集中でき、作業をスムーズに進めることができます。

生コンを使うメリット4:品質を一定に保てる

コンクリートを自分で配合し練り合わせる場合、セメントや混和剤、骨材の分量をしっかり計り混ぜたとしても、混ぜる速度や混ぜるときの力の入れ具合、混ぜる時間などによってコンクリートの品質が大きく変わってしまう可能性があるでしょう。
専門知識があれば、ある程度品質を一定にすることが可能になるでしょうが、人為的なミスや気候、練り合わせるのが朝なのか昼なのか夜なのかでも変わってきますので、コンクリートの品質を一定にするのは難しいと言えます。
ですが、生コンは工場で機械によって配合と練り合わせを行うため、コンクリートの品質を一定にすることが可能です。

生コンで生産性アップしよう

生コンとはどんなコンクリートなのかを詳しく見てきました。
生コンを使用するなら、自分で配合し練り合わせる必要がなく、工場で練り合わさったものが現場に届くため、必要な設備を減らし現場をスッキリさせることが可能です。
そのため、作業効率を上げるとともに、安全に作業することもできるようになります。
作業効率アップと安全は現場においてかなり重要です。
また、現場において手作業で配合したり練り合わせたりがなく、さらに材料を自分で買いそろえたり機材を購入したりすることもないため人件費を削減し、不必要な出費を抑えることも可能です。
なおかつ、自分で練らず工場で配合され練り合わされたものが現場に搬入されるため、一定の高い品質のコンクリートを打設することができます。
これらすべての要素を生コンは可能にしてくれるので、大幅な生産性アップが見込めます。
そのため効率よく、高い品質の生コンを使用して、安心安全な作業が行えるでしょう。

関連記事:
モルタルとコンクリートの違いは?モルタルのメリット3つ紹介!
施工が重要!建具をより良く使うために
家の顔!実は多彩な門まわりエクステリア

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2022年8月15日更新
新着情報199
「給料が不安」「年齢・体力が不安」「近くの現場がいい」なら、無料で転職相談してみませんか?
今すぐ相談する
もっと良い給料、近くの現場をお探しなら「俺の夢」の無料転職相談会
今すぐ相談する