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公開日時 2020.07.23
最終更新日時 2022.04.05

施工管理の楽しいと感じる点は?職業適性に関わる悩みも紹介

建設工事には必要不可欠な管理業務を行う施工管理。仕事に従事する人はどのようなところを楽しいと感じているのでしょうか。この記事では、施工管理に従事されている方や興味を持っている方に以下の点を紹介します。

・施工管理の楽しいところ
・施工管理の職業適性に関わる悩み

実際に従事している方がどの様なやりがいを持っているかや、施工管理に向いている・向いていないといった特性に関わる悩みを知りたい方に必見の内容となりますので、是非ご覧ください。

施工管理の楽しいところ

竣工時の達成感がある

施工管理の仕事について楽しいと感じている方には、それぞれやりがいを持っていることが多いです。建設工事の規模などによっても異なりますが、工事に伴う施工管理の業務は膨大です。

管理業務という大変な仕事をこなして、ついに竣工を迎えた時の達成感にやりがいを感じる方は多くいるのではないでしょうか。施工管理として、任される仕事の範囲が大きくなれば大きくなるほど、竣工時の達成感も比例するでしょう。

モノづくりの現場に携わる

建設業界で仕事に従事される方は、モノづくりに興味を持っている方も多いでしょう。建設工事はモノづくりを行っている実感を感じやすいものであり、実際に工事現場に携わることのできる施工管理の仕事に魅力を感じている方もいるのではないでしょうか。

竣工を迎えた建設物は地図に残る事となります。それぞれの用途は様々ですが長く残るモノづくりの過程や成果に誇りを持って仕事に携わる人も多い筈です。

専門的なスキル、経験を培える

施工管理は専門性の高い技術や知識が必要とされます。施工管理技士など関係する資格を取得することで、自身の成長を実感しやすいといえるでしょう。

資格取得以外にも、任される業務範囲が広がる事や、竣工を迎えるたびに知識が増えていることに気づくこともあるのではないでしょうか。施工管理の業務は専門性が高い為、仕事上で学んだ知識や経験以上に自主的に学ぶことも多く必要とされます。

大変な思いをして学んだ知識などは、資格取得やスキルアップ、そしてキャリアアップにも結び付きやすいので、そのように段階的に成長が実感できることについて楽しいと感じるかたも多いようです。

業者からの信頼、人間関係を構築できる

建設工事の現場に入ったばかりの新人の方は、学んできた知識と実際に経験するギャップに戸惑う方も多いのではないでしょうか。実際に施工を行う職人の方に指示を出したり、現場で問題があった時の対応など、初めの内は上手く対応ができない場合もあります。

しかし、そのような経験を経て業務に携わっていくにつれ、徐々に周りからも信頼されるようになります。これは、職人の方だけではなく上司や施主など工事に関わる全ての方に関しても同様に言える事です。

携わる業務について周りから頼られるようになることで、仕事が楽しく感じる様になる方もいるでしょう。

施工管理の職業適性に関わる悩み

施工管理を楽しいと感じる点は、その人の持つ特性にも関わります。向いている特性を持っていることで、仕事を通して「楽しい」と思える事も多くあるのではないでしょうか。

例えば、施工管理は管理業務という特性上、様々な人と多く関わる必要のある仕事です。人付き合いが好きで、コミュニケーションを取ることが得意な人にとっては、周りからの信頼も得やすく、先述の通りやりがいを感じながら業務に携わることができるでしょう。

このような特性は業務に携わる上で強みとなりますが、逆に特性によって引き起こされる悩みになる場合もあります。ここでは、持っている強みが悩みになってしまった例を紹介します

コミュニケーションの強みが悩みになったケース

以前、施工管理として杭工事の現場に携わることになった新人の方がいました。その方は、元々人付き合いが好きで、コミュニケーションを取ることによって業務を円滑に進める事ができるという考えを持っていました。

初めて配属される建設現場に対してもモチベーションを高く持っており、配属先現場で教育係になった上司と良い関係を築こうとコミュニケーションを密に取ろうとしましたが、中々上手くいかない状態となります。原因として、上司の方は複数の現場を掛け持ちで管理している状態で忙しく、新人の方との連携が満足いくものでは無かった為です。

新人の方は、望むようなコミュニケーションを行うことができず、また初めての現場ということもあり不安を持つようになります。周囲の忙しさから分からない事について聞くことも中々できず、ミスや指摘を受ける事が多くなり、やがてコミュニケーションを取ることに苦手意識を覚え、強みだったはずのコミュニケーション能力が悩みになってしまいます。

この際、現場外部から彼の相談に乗ることで、上司以外で職人の方などコミュニケーションを取る対象を増やしていく働きかけや、忙しい人とのコミュニケーションの取り方については定期的な連絡・報告などの手段を用いるなどアドバイスを行いました。また未経験からくる不安についてもフォローすることにより、状況が改善されています。

向いてる特性を持っていても状況によって悩みに変わる場合もある

先述の例の様に、施工管理として向いていると感じる特性を持っていたとしても、状況によっては、それが上手く機能しないこともあります。逆に、コミュニケーションが苦手など施工管理として向いていないと感じてしまう特性を持っていたとしても、細かいところに気が付けるなど別の面で評価されることもあります。

関わる人との相性や、当時身を置く環境、業務に携わっている状況によっても、職業適性が強みになる場合も有れば、悩みになる場合もあり得ます。施工管理に向いていない特性を多く持っていたとしても、一つの強みを活かして周囲の評価を得る事も可能です。

仕事に携わる中で、自身の特性が仕事に向いてる、向いていないなど考え悩むことは多くあるでしょう。そのような時の為に、相談できる環境を築き、悩みとなる問題に対して状況を整理できることが何より重要なのではないでしょうか。

まとめ

一般に大変なイメージのある施工管理ですが、やりがいの面など「楽しい」と思える点は多々あります。施工管理として向いている適正を持っていれば、より「楽しい」と実感できる場合もあるでしょう。

しかし、向いている適正を持っていたとしても、状況などによりその強みが悩みに代わってしまう場合もあります。そのような時の為に、相談できる環境を築き、悩みとなる問題を整理することが重要です。

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