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国土交通省発行「建設業における賃金等の状況について」を分解:公共工事設計党務単価

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公開日時 2022.10.04 最終更新日時 2022.10.04

令和2年3月から公共工事設計労務単価が適用されるのを施工管理技術者の方はご存知でしょうか。

本記事では、国土交通省が発行する「建設業における賃金等の状況について」などを元に、公共工事設計労務単価について紹介します。

公共工事設計労務単価とは

令和2年3月より、公共工事設計労務単価が適用されます。
これにより、全国全職種の単純平均で対前年度より2.5%引き上げられることになりました。

公共工事設計労務単価は、以下によって構成されています。

  1. 所定労働時間内(8時間当たり)の基本給総同額及び基準内手当
  2. 所定労働日数1日当たりの臨時の給与と実物給与

時間外・休日・深夜の割増賃金の計算方法は、一般的に以下の式で算出されます。

  1. 労務費(総額)=所定内労働に対する賃金+割増賃金=労務単価(休日の場合は計上されない)
  2. 労務単価×K×割増すべき時間数
Kは1時間当たりの割増賃金係数
K= 割増対象賃金比×1/8×割増係数

出典:国土交通省・農林水産省「令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価表

単価設定のポイント

単価設定は近年の労働市場への実勢価格を適切・迅速に反映しているとされます。
これは47都道府県51職種別に設定されています。

この51職種は、農林水産省が定める公共工事設計労務単価の定義する職種です。
特殊作業員や普通作業員など公共工事に関わる職種が含まれています。

代表的な職種と平均値は以下のようになっています。

主要12職種
職種 全国平均値 2019年度比
特殊作業員 22,137円 +1.9%
普通作業員 18,895円 +1.9%
軽作業員 14,517円 +2.1%
とび工 24,855円 +2.5%
鉄筋工 24,807円 +1.9%
運転手(特殊) 22,633円 +1.9%
運転手(一般) 19,675円 +1.9%
型枠工 25,146円 +2.6%
大工 23,315円 +2.4%
左官 24,202円 +2.6%
交通誘導警備員A 14,053円 +2.4%
交通誘導警備員B 12,321円 +2.2%

出典:国土交通省「令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価について

全職種では20,214円、2019年度3月比で+2.5%となっています。
被災三県では21,966円、2019年度3月比で+2.9%です。

また、作業員の処遇改善の観点から社会保険の加入徹底がすすめられており、必要な福利費総相当額を反映しています。
さらに労働基準法などが改正されたことにより、有給休暇の取得も義務化されました。
この義務化分の有給休暇取得に要する費用も単価設定に反映されています。

公共工事設計党務単価は8年連続の引き上げ

公共工事設計労務単価は2013年の改訂から8年連続の引き上げとなっています。
これにより令和2年3月から適用される単価は最高値を更新しています。

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建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
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