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公開日時 2020.03.24
最終更新日時 2022.04.06

【歴史から学ぶ建築!建築施工管理技士が覚えたい日本の名城】姫路城

姫路城の天守は江戸時代以前の天守が残っている城のひとつです。
国宝に指定されており、別名「白鷺城」とも呼ばれています。
本記事では建築施工管理技士が知っておきたい姫路城や構造について紹介します。

姫路城の構造

姫路城は兵庫県姫路市にある城です。
現存する天守は1601年に池田輝政が建造しました。
姫路城の天守は現存している天守の中での最大規模のものとして知られています。
以下では姫路城の構造の一部を紹介します。

姫路城の特徴一覧

・連立式天守閣
5重6層の大天守と3つの小天守からなっています。
大天守と小天守は渡櫓でつながっているのが特徴です。
また幾重にも連なった屋根と千鳥破風、唐破風、白漆喰総塗籠造が相まり、姫路城ならではの景観を生み出しています。

・不戦・不焼の城
日本の城は戦災に巻き込まれることも多いですが、姫路城は400年の歴史の中で1度も戦災にあったことがありません。
その結果、天守や櫓、門などが非常にきれいな状態で残っています。

・2015年に改装工事が完了
姫路城は明治・昭和・平成と修理工事が行われています。
もっとも近年に行われたのは2009年から2015年の「平成の修理」です。
主に姫路城大天守の保存修理工事が行われました。

姫路城は美しい外観と保存状態の良さから、日本でもたぐいまれな城として知られています。

建築物としての姫路城の特徴

姫路城には建築物としてのさまざまな特徴があります。

螺旋式縄張

城の要塞としての機能性は、縄張と呼ばれる設計・構成・仕組みによって決まるとされています。
姫路城は防御線が3重の螺旋形になっており、とても複雑です。
これは江戸城と姫路城にしか類がない形式とされています。

菱の門

櫓門と呼ばれる二の丸の入り口にある門です。
両柱の上に冠木の木彫りの菱の紋があるのが特徴です。
城内で一番大きな門で、全体に安土桃山時代の様式が見られます。

乾小天守

三小天守のひとつです。
天守台の乾の方角にあることからこの名前がついたとされます。
3つの小天守の中では一番大きく、外観は3層、内部は地下1階、地上4階の造りです。

大天守

天守台の東南隅に位置しています。
外観は5層、内部は地下1階、地上6階の造りになっています。
最上階の大棟両端には、阿吽一対の大鯱瓦が飾られています。
さらに千鳥破風・大千鳥破風・唐破風が組み合わさった調和のとれた姿が特徴です。

戦災から逃れた城

姫路城は1度も戦にまみえることがなかった珍しい城です。
それゆえに保存状態が良く、現代でも比較的きれいな姿を見ることができます。
とても貴重な文化遺産なので、建築施工管理技士は1度見学してみてはいかがでしょうか。

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