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【施工管理技士が知っておきたい設備工事の種類】引込線工事

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公開日時 2023.03.07 最終更新日時 2023.03.07

今回は、引込線工事について解説します。
建造物に設置した電気設備などを実際に使うためには、この引込線工事が欠かせません。
施工管理技士としてもぜひ知っておきたい工事なので、これを機に工事の流れなどを把握するようにしましょう。

引込線工事とは

引込線工事とは


今回解説する「引込線工事」とは、引込線を設置して各家庭で電気を利用できるようにするための工事です。

引込線というのは、屋外配線と屋内配線を繋ぐための配線で、電柱に取り付けるのが一般的です。
電柱上の配線線から分岐線を引き、引込線を設置することで、各家庭内でも電気が使えるようになるのです。

また引込線を設置する際には、引込線取付点が設けられます。
この引込線取付点が、保安責任や財産という観点において、電力会社と各家庭の境界線になります。

引込線工事の特徴


続いて、引き込み線工事の基本的な方法と作業の流れを解説します。

①電気会社へ契約を申し込む

引込線工事を実際に行う前に、そのエリアを管轄する電力会社に契約を申し込む必要があります。申し込みを忘れないように注意しましょう。

②分岐線を引く

電柱上に通されている電線を分岐させて引込線を引く作業を行います。引込線は、架空引込線と呼ばれる空中を通すタイプが主流です。引込線の取り付けは、原則地上から4m以上の高さの場所にしなくてはいけません。ただし家屋の構造上の理由で困難な場合は、2.5m以上でも許可される場合があります。

③引込線取付点へ接続する

電線から分岐させて引いた引込線を家屋の軒下などに設置されている引込線取付点に接続します。

④メーターを取り付ける

引込線から配線を伸ばし、メーターに繋げます。メーターは台座などに取り付けて、分電盤に接続します。

⑤アンペアブレーカーを取り付ける

メーターと接続した分電盤にアンペアブレーカーを設置します。アンペアブレーカーは、設定された値より大きな電流が流れたときに自動で止めるための装置です。

⑥検査をする

問題なく電気を利用できるかなどの検査を経て工事が完了します。

以上が引込線工事の基本的な流れです。

最後に工事を行う際の注意点をまとめます。
まず架空引込線は、空中で断線しないようにして安全性を確保する必要があります。
断線の対策としては、支持線を設置する方法が一般的です。

そして引込線が長くなる場合には、補助支持物を設置が必要なこともあります。
補助支持物に利用されるのは、コンクリートや鉄管、複合鉄管の小柱が主です。
状況に合わせて設置しましょう。

また、メーターは地上0.8~1.8mの高さに設置することになっているので気をつけましょう。
これは、検針のしやすさに配慮してのことです。
さらに電源側を左に配線し、負荷側を右に配線するなど、電力会社ごとにルールが定められているので、これにも気を配りましょう。

引込線工事の流れや注意点を理解しよう

今回は、建造物で電気を使うために必要となる「引込線工事」について解説しました。
工事の概要や作業の流れ、注意点など、どれも重要な知識ばかりです。
しっかりと覚えて、施工管理技士の業務に活かしていきましょう。


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