【業界人必見！】業界団体総まとめ！【管工事業編】

管工事は建築物に給排水や空調設備などを設置するための工事です。
完成済みの建物においては、壁や天井に隠れて見えませんが、快適に生活するためにはなくてはならないものです。
自宅でもオフィスでも当たり前のように水道やエアコンを使っているでしょう。
ここでは管工事を行っている業者が所属する業界団体を紹介していきます。

全国管工事業協同組合連合会

管工事業を営んでいる企業が加入する業界団体の中で、もっとも規模の大きな団体です。
「全管連」と略されることが多く、全国で約17,000社が加入しています。
加入企業に対して、さまざまな共済制度を実施しているのが特徴です。
福祉共済制度や法定外労働災害補償制度、管工事賠償補償制度などがあります。
万が一労働災害が起こってしまったときに、国の労災保険とは別に補償を受けられます。
こうした福利厚生を充実させることで、労働者にとって働きやすくなるでしょう。
また、工事中の事故で第三者に怪我をさせてしまった場合や財産を壊してしまった場合の補償もあります。
そして、全管連では給水装置工事主任技術者の試験問題集を発行しているため、資格取得を目指す人は、購入しておくといいでしょう。
また、手帳も発行しています。
管工事業に関係のある技術資料なども付いているので便利です。
管工事業の仕事をしている人はぜひ持っておくといいでしょう。

空調設備工事に関する業界団体

一般社団法人日本空調衛生工事業協会

管工事業の中でも空調設備工事を専門に行っている企業が加入する業界団体です。
比較的歴史の長い業界団体で、前身の「日本管鉄工組合聨合会」は戦前の昭和13年に設立されました。
現在の名称になったのは昭和23年のことです。
空調衛生工事に関する調査や研究などを行っており、書籍も多数発行しています。
管工事業に携わっている人は、勉強のため書籍を何冊か読んでみるといいでしょう。
毎月10日に機関誌「空衛」を発行しています。

一般社団法人日本冷凍空調設備工業連合会

「日設連」という略称で呼ばれ、主に冷凍設備空調工事を行っている企業が加入する業界団体です。
昭和47年に設立され、約4,000社の会員企業を擁しています。
冷媒フロン類取扱技術者講習会を実施しているため、資格を取得したい人は受講しておくといいでしょう。
会員企業は講演会の受講や団体総合補償制度への加入などの特典を受けられます。
会員になることで、業界内での信用度もアップするでしょう。
また、機関誌として月刊「冷凍空調設備」を発行しており、会員企業なら無料で配布されます。

特定の分野に特化した業界団体が技術や福利厚生の向上に努めている

管工事業は建築物を作る上で欠かせない工事です。
管工事業の企業全般を対象とした業界団体が全国管工事業協同組合連合会ですが、管工事業もいくつかの種類に分かれます。
そして、空調衛生工事や冷凍空調設備など特定の分野に特化した業界団体があり、技術水準や福利厚生の向上に努めているのです。