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今さら聞けないゼネコンの略を紹介!名前の意味や由来を再チェック!

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公開日時 2023.02.10 最終更新日時 2024.01.26

こちらの記事では、ゼネコンの略についてご紹介いたします。

 


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ゼネコンとは何?

ゼネコンとは、ビルやマンション、橋など、「建造物」と呼ばれるものをつくる会社のことです。駅や競技場、空港などを手掛けることもあります。

日本のゼネコン大手には「大林組」「大成建設」「清水建設」などが挙げられます。ゼネコンは大きなプロジェクトにかかわることが多く、建造物完成までの指揮をとり、全体をまとめる役割を果たします。東京スカイツリーや新しくなった国立競技場、海に浮かぶ関西空港などを思い浮かべると、ゼネコンの仕事がイメージしやすいのではないでしょうか。

ゼネコンと呼ばれるのは、売上高が数千億円を超えるような、大規模の企業が多いようです。この記事では、ゼネコンの名前の由来や仕事内容について解説します。

General Contractor(ゼネラル・コントラクター)の略語

ゼネコンとは、ゼネラル・コントラクターの略称です。Generalは日本語にすると「総合」、Contractorは日本語で「請負人」「契約者」に当たります。このような略語は日本では多く使われています。建設業界で使われる同様の略語には、後述する「サブコン」「マリコン」が挙げられます。

ゼネコンは、クライアントから土木や建築の工事を直接請け負い、完成までのプロジェクトの全体をまとめる業者と考えるのが適切でしょう。実際の作業は、ゼネコンから協力を依頼された下請け企業が担うことが多いようです。

日本語ではどのような意味になる?

「General Contractor」を直訳すると、「総合請負人」となります。日本ではゼネコンは「総合建設業者」とされることが多いようです。

ゼネコンは元請業者として、施工全体を管理・コントロールします。ゼネコンの下に実務を担当する各建設会社や土木会社があると考えるとイメージしやすいでしょう。プロジェクトのすべてを「総合」的にマネージメントしています。

また、ゼネコンの特徴として「設計」「施工」「研究」の3つの機能を備えていることが挙げられます。建設を「総合」的にとらえ、仕事に取り組む企業ということからも、「総合建設業者」と呼ばれる意味が分かるのではないでしょうか。

ゼネコンの仕事内容は?

ゼネコンの仕事の魅力とは、人々の生活を変えたり、便利さを支えたりするような社会貢献度の高い建造物製造にあるといえるでしょう。トンネルや鉄道といったインフラや、災害復興に関係する設備、人々の記憶に残るようなランドマークをつくることは、社会的にも意義があり、やりがいのある仕事といえるのではないでしょうか。

このようなゼネコンですが、具体的にはどのような仕事をしているのでしょうか。ゼネコンは「設計」「施工」「研究」の3つを行います。それぞれを個別に請け負う企業は多くありますが、この3つすべてを備えている企業がゼネコンと呼ばれています。

設計

設計は、デザイン性や利便性を考えながら、建築主の要望を実現していく仕事です。設計職に就くためには「建築士」と呼ばれる資格を取得する必要があります。

設計の内容は大きく分けて「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3つです。意匠設計とは、外観のデザインや内部の空間の意匠を考えます。構造設計は、力学的な観点から構造計算を行います。風雨や地震に耐えられるかどうかという安全性に着目した設計です。設備設計は、主に室内を快適に保つための電気・空調などについて考えます。

ゼネコンは自社の中に設計する部署を備えています。個人の設計事務所や設計会社も同様の仕事を行いますが、ゼネコンの場合は設計から施工までを一貫して行うことが可能なため、コストカットやスムーズな進行が見込めます。

施工

施工は、ゼネコンの根幹を成すものといわれています。実際の工事は下請け業者に発注されますが、施工計画の進行を管理するのがゼネコンの大きな役割です。

具体的には4つのポイントがあります。まず、現場の安全を確保する安全管理です。建築現場で事故が起こらないように、また労働基準法が守られるように、現場の全体に目を配ります。2つ目は施工管理です。下請け企業による作業の遅れや資材などに変更があったときのチェックをし、調整役を果たします。

3つ目はコスト管理です。作業が進むにつれて資材や計画に変更が出るのはやむを得ないことでしょう。そのような場合に、予算との兼ね合いを考え、最終的に赤字が出ないようにコントロールします。4つ目は品質管理です。定められた品質が守られているかどうか、クライアントの要望に合っているかどうかをみます。

施工においては、多数の業者や職人が共に仕事をします。コミュニケーションをとりながら円滑に作業を進めるために、施工管理はとても重要なポイントといえるでしょう。

研究

ゼネコンの機能の中で特徴的なのが研究部門です。ゼネコンが研究を主導することによって進歩してきた建築技術も多数あるでしょう。資本力のあるゼネコンだからできることといえます。

日本は地震多発国といわれているので、建造物には耐震構造が欠かせません。特に大規模なものになるとその重要性は増します。構造設計上の対策とともに、地震に強い建築資材の開発などもゼネコンは行っているそうです。多くの業者とともに仕事をするゼネコンは、現場の声をすくいあげ、問題点の解決策を研究し、現場にフィードバックする役割を果たします。

研究と開発は、ゼネコンの中でも特に専門性が求められる仕事といえるでしょう。工法の研究や新しい資材の開発などで、日本の技術力を支えているともいえるのではないでしょうか。

建設会社や工務店との違いは?

上記でもご説明しましたが、ゼネコンと呼ばれる企業にはいくつかの特徴があります。まず、「設計」「施工」「研究」の3部門が企業の中にあることです。資本力のあるゼネコンならではの特徴であり、この3つの機能を備えていることで大規模な建築が可能になるともいえるでしょう。

もう1つの特徴は売上高です。明確なラインがあるわけではないですが、中堅と評されるゼネコンでも、年間の売上高が1000億円を超えています。では、建設会社と工務店との違いは何でしょうか。

建設業は建物を建てる「建築」にとどまりません。建設の中には土木、電気などの設備、管工事なども含まれます。これらを複合的に手掛けることが多い企業が「建設会社」のイメージです。それに対して工務店は、建築をメインに行う企業であることが多いようです。

しかし大手のゼネコンにも「工務店」とつく企業がありますので、その会社の事業形態と規模を見て判断するのがいいでしょう。

スーパーゼネコンとは

スーパーゼネコンとは

スーパーゼネコンという言葉もニュースなどでよく耳にします。これは国内の業界大手のことをいい、とくに以下の五社を指す場合がほとんどです。

清水建設
大林組
鹿島建設
大成建設
竹中工務店
清水建設は1804年の老舗。首都圏に強く、これまで「横浜スタジアム」「サンシャイン60」などを手がけてきました。

大林組は関西に強固な地盤を築いており、海外にも広く展開しています。技術開発力にすぐれ「東京スカイツリー」などを手がけています。

鹿島建設はスーパーゼネコンのなかでも最有力とされます。「最高裁判所」「東京駅」など重要な建築物を手がけてきました。

大成建設は「新宿三丁目東地区」など開発事業に強みを持っています。新国立競技場の施工を行ってもいます。

竹中工務店は、1610年創業と最古のスーパーゼネコンです。売り上げのほとんどを建築事業が占め、土木の割合が少ないのが特徴。「あべのハルカス」「東京ドーム」などを手がけてきました。

ゼネコンの売上高ランキング|ゼネコンランキング【2020年版】|アーキブック

ゼネコンとよく似た言葉を理解しよう

ゼネコンの他に、建築業界でよく耳にする「サブコン」「マリコン」という言葉がありますが、聞いたことはあるでしょうか。

「サブコン」はサブ・コントラクター(sub contractor)の略語です。ゼネコンの下請け会社をイメージするとわかりやすいでしょう。マリコンはマリン・コンストラクター(marine contractor)の略語です。マリンは海ですから、海に関係する建築業者であると考えるといいでしょう。それぞれの概要について解説します。

サブコンとは

サブコンは、ゼネコンに対する言葉としてよく使われています。ゼネコンが「総合的建設業者」だとすると、サブコンは「専門的請負業者」といえるでしょう。サブコンはゼネコンからの依頼を受けて、実際の工事を請け負う建築業者です。

具体的には、建築を請け負う企業や、電気工事・空調工事をメインに行う企業がサブコンと呼ばれます。ゼネコンが示す設計図や計画表に基づいて、各専門分野の仕事を行っていきます。サブコンにはサブコンのリーダーがおり、ゼネコンの担当者と協力して仕事を進めていきます。

マリコンとは

マリコンとは、海洋・港湾での建設作業に特化したゼネコンを指します。特によく知られている企業としては、五洋建設や東亜建設工業、東洋建設が挙げられます。

港湾施設の建設や護岸工事、海底トンネルの建設などが主な仕事です。海洋土木には、陸上とは違う機材・資材が使われるため、専門的な知識が欠かせません。専門船や浚渫船などの大型の船を扱う技術や資格も必要とされるため、マリコンだけが扱える仕事も多くあるでしょう。

ゼネコンとは何かを理解しよう!

ゼネコンとはゼネラル・コントラクターの略称で、総合的建設業者といわれる企業のことです。大規模な建造物を手掛ける場合、多くの協力企業とともに仕事をし、設計から完成までのマネージメントを行います。

高い収益を上げ、誰もが知っているような有名な建造物をつくっているゼネコンは、日本のみならず海外でも実績をあげているといわれています。

建築業界はもとより一般でもよく使われるゼネコンについて、正しく理解しましょう。

 


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