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公開日時 2018.11.15
最終更新日時 2022.04.06

管理する工事現場に外国人労働者が!文化の違いを理解して指示を行うコツ【欧米編】

最近では人手不足の影響もあり、外国人労働者が増えています。
工事現場でも、ヨーロッパやアメリカの人たちを見かけることが多いでしょう。
現場監督として仕事をしている人なら、欧米人の職人が現場にやってくる可能性もあります。
そんなときに困ったり慌てたりしないで済むように、仕事で欧米人に指示を出すときのコツについて見ていきましょう。

あいまいな指示の出し方をすると混乱を招く

仕事をするために日本に来ている欧米人の多くは、日常会話程度の日本語はマスターしています。
しかし、日本人と同じように日本語が話せるわけではありません。
欧米人の職人が流暢な日本語を話していても、指示を出すときにはそれなりの配慮が必要です。
日本人の職人と同じように指示を出すと、意図したように伝わらないこともあります。
特に注意しなければならないことは、主語を省かないことです。
目的語なども、極力省かないようにして指示を出すのがいいでしょう。
日本人同士の場合には、話し言葉では主語や目的語を省いても通じますが、欧米人の場合には通じないことが多いです。
また、あいまいな表現は混乱を招くことがあります。
具体的で明確な指示を出すのが、欧米人と仕事をするときのコツです。
きつい言い方にならないようにするため、婉曲的な表現をすることが多いですが、外国人労働者に指示を出すときには避けましょう。
婉曲的な表現をすると、正確に伝わりません。
また、我々日本人がきつい言い方だと感じる場合でも、外国人労働者にとっては、特にそう感じないケースも多いです。

欧米人の労働者に対する価値観

アメリカやヨーロッパでは、仕事に対する価値観や基本的な考え方が、日本人とは大きく異なります。
欧米人の労働者と一緒に働く場合には、欧米人の価値観を考慮しなければなりません。
日本人と同じように考えてしまうと、やる気がないもしくはわがままだと捉えてしまいがちです。
例えば、アメリカやヨーロッパでは残業が当たり前という環境の職場はほとんどありません。
欧米では定時になれば、上司や他の同僚が仕事をしていても帰宅するのが普通です。
建設現場では工期の関係もあり、残業をせざるをえないこともあるでしょう。
そんなときに欧米人の労働者が黙って帰宅しようとしても、頭ごなしに怒ってはいけません。
怒らず、丁寧に説明することが大切です。
また、日本人ほど慎重ではないため、思いついたことをとりあえず試してみようとしたり、上司の指示を仰がず行動したりすることもあるかもしれません。
そのようなときにも、文化や慣習の違いを丁寧に教えてあげましょう。

欧米の文化を理解した上で指示を出そう

欧米人は主語や目的語を省略した表現や遠回しな表現をしません。。
欧米人相手だと、きつい言い方にならないようにするための配慮が、裏目に出てしまうこともあるため注意しましょう。
また、文化や価値観の違いがあるため、ごく当たり前と思われることでも説明しなければならない場合も多いです。

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