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公開日時 2018.11.12
最終更新日時 2022.04.06

工事現場から環境問題に貢献!エコな電動化重機の魅力

電動式重機とはエンジンを搭載しない重機のことです。
排ガスをおさえることができるため、エコな重機として注目されています。
CO2を削減したい現場や、作業環境を改善したい現場にはぴったりです。
そんな電動式重機の特徴や種類などについてご紹介します。

電動式重機とは

電動式重機とは、動力を電気に変えた重機のことです。
エンジンを搭載しないので、ハイブリッド機以上に排ガスを抑えられます。
これによりCO2排出量をおさえることができるので、エコにも貢献しています。
どんな電動式重機があるのかご紹介します。

電動式油圧ショベル

電動化することで、現場での排ガスをゼロにすることに成功しました。
またCO2排出量もゼロという、環境にはもちろん作業環境改善にも一役かった油圧ショベルです。

超大型電動式油圧ショベル

外部電源から電力の供給を受けることのできるショベルです。
電源ケーブルをつなぎ、3相誘導電動モーターで駆動する仕組みです。
エンジンを装備していないので、ショベル本体からの排ガスやCO2が出ないように設計されています。
またエンジンオイルやフィルタなどの廃棄物が発生しません。

電動式マテリアルハンドリング機

屋内作業での解体に用いることの多い重機です。
そのため電動式にすることで、作業環境、コストの2つの面から大きなメリットがあります。

ダンプトラックにも電動式を採用

ダンプトラックにも電動式が次々と採用されています。
登坂する時などにエンジンをアイドリングに制御することで、車体上部のパンタグラフから電力供給を受けます。
これをトロリーモードとし、架線から電力供給を受けるため安定しているのが特徴です。
放土・つみこみ作業現場、架線が設置されていない場所では、車載の発電機で走行します。
これはディーゼルエンジン駆動で、走行時に発電します。
これによりCO2削減、燃料消費量の低減、登坂時のスピードアップ、エンジンメンテナンス費用の削減などエコだけでなく、作業現場への負担も減らすことが可能となりました。
トロリータイプはディーゼルタイプに比べて、燃料費+電気代が約60~80%です。
また電動式ダンプトラックは、機械駆動式に比べて約10%エネルギー消費が少ないとされています。
主に鉱山などの大きな現場で使用されている重機です。

今後さまざまな現場で活躍が期待できる

建設機械によるCO2排出量は、日本の産業分野総排出量の1~1.2%とされています。
地球温暖化などの環境問題の対策として今後ますます電動式の重機の役目は増えていくでしょう。
また電動式はエコの観点からだけでなく、メンテナンス費用の削減や、廃棄物が発生しないなど作業環境改善も期待できます。
今後電動式重機を取り入れる現場も増えていくのでないでしょうか。

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