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ゼネコンはきついといわれるのは本当?最近改善されつつある職場環境について

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公開日時 2022.08.16 最終更新日時 2022.08.16

一般的に他の企業と比べてゼネコンの仕事はきついと言われています。
今回はそんなゼネコンの職場環境の現状に触れながら、状況が改善される傾向にあることについても解説します。

きついと言われるゼネコンの職場環境の現状

ゼネコンの仕事は他の企業に比べてきついと考えている方は少なくないと思います。
実際、週休二日が一般的には常識となりつつありますが、全国建設業協会が実施した調査によると、3,106社の建設会社のうち、4週間で8日の休日を設定できているものは16.3%と伸び悩んでいます。

また、ゼネコンは仕事量に波があるため、労働基準法による規制の対象外となっており、過重労働が問題となってもいます。
例えば、土曜日も稼働することを想定して工期が設定されるなど、残業や休日出勤を含む時間外労働を行っているケースもあるようです。

改善されつつあるゼネコンの職場環境

ただし、業界団体が過重労働の是正に乗り出すなど、状況は改善されつつあるようです。とくに注目したいのは、ゼネコンに新卒入社した人の3年以内の離職率が減ってきているという点です。
日刊建設工業新聞社が行ったアンケート調査によると、11年度卒では19.2%、12年度卒は16.9%、13年度卒は15.2% という具合に、平均値として年を追うごとに低下する傾向が見られます。
3年以内の離職率は、企業の働きやすさや職場環境をはかる目安になるとされています。ゼネコンにおける人材の定着が進んでいることから、働きやすさや職場環境が改善されてきていることが推測されます。

採用時に若手社員とのコミュニケーションを深めミスマッチを減らしたり、相談役を設置して若手社員をサポートする制度を導入したりといった対策が功を奏しているようです。希望する勤務地を事前に確認することを徹底している企業もあります。

変わりつつあるゼネコンの職場環境

過重労働を是正する動きを強めるなど、ゼネコンの職場環境は変わりつつあるようです。
各社がさらに本格的な対策に力を入れることで、職場環境のさらなる改善に期待したいですね。

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