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公開日時 2018.11.01
最終更新日時 2022.04.06

ドローンを建設現場にも!建設現場で広まる新たなドローンの可能性

建設業の生産性向上のために導入が推進されるi-Construction。
導入のためにはいくつかの機械の導入が推奨されていますが、今回はそのうちのドローンはどのように活用されるのかご説明します。
具体的には検査と3次元測量についてご紹介します。

測量で活用されるドローン

i-Constructionでは多く活用されているのがドローンです。
具体的にはまず3次元測量です。
ドローンを使うことにより、精密な測量データが入手可能となりました。
ドローンによって撮影された画像は、3次元復元ソフトによって3次元の点を抽出します。
これにより空中写真から3次元の形状を復元できます。
ドローンにはあらかじめ飛行ルートを設定することができるため、自律飛行での計測も可能です。
ドローンを使用すると、航空機よりも低空で撮影できるため、より解像度の高い写真を撮影できるのがメリットです。
また写真測量だけでなく、レーザースキャン測量も可能です。
写真測量は、写真に写っていないものは解析できません。
しかしレーザーは1秒に数万点のレーザーを発射することによって、樹木の間などのデータも得ることが可能です。
そのため削りとる土の量などの誤差を抑えることができます。

検査にも役立つドローン

このドローンによる測量は検査にも役立ちます。
施工後に再びドローンによって測量したデータを比較することで、正確な位置や不足などを瞬時に確認できます。
従来の紙の地図で確認する方法や、書類の資料のデータを元に検査をするよりも効率的で精密です。
また検査項目も減らすことができます。
さらにドローンを使えばこれまで人が立ち入ることの難しかった部分の検査も可能です。
たとえばダムや橋梁、高層ビル、トンネルなどの安全点検です。
人の目で点検・検査を行う場合は、足場を組むほか、クレーンが必要でした。
しかしドローンを使えば、高さのあるところも安全にスピーディに検査できます。
これにより日数の削減のみならず、職員の安全を確保することもできるようなりました。
さらにドローンは飛行パターンをプログラムしておけば、同じところを繰り返し飛ぶこともできます。
そうすれば動きながらの定点観測も可能です。
ドローンは電池や電波が切れそうになれば自動で戻ってくるので、落下の心配もありません。

人員や日数を削減できるドローン

建設業においてのドローンの活用方法をご紹介しました。
ドローンを利用することで、測量にかかる人員や日数を削減することができます。
ただし取り組むのにはいくつかの課題があります。
ひとつは専用ソフトの操作が必要なことです。
またソフト面・ハード面どちらも導入費用が比較的高価です。
しかしこれらの課題を踏まえても、これから技術はどんどん進化すると考えられるため、ドローンの活用は有効と思われます。
一度ドローンの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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