「躯体工事」の求人状況について。建設業全体と比較した現状
躯体工事とは、主要な構造物を作る工事のことを指します。
まず土台を作り、そこに建物の骨組みを作っていきます。
本記事では、建設業の中でも躯体工事の求人状況を紹介します。
この記事でわかること »
「建築物」と「躯体工事の種類」
建築物と躯体工事には以下のような種類に分けられます。
建築物の構造の主な種類
- 木造
- ブロック造
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 鉄骨造(S造)
- 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
躯体工事の種類
- 基礎工事
- 土・コンクリート打設工事
- とび工事
- 型枠大工工事
- 鉄筋工事
- 生コンクリート圧送工事
- 鋼構造物工事 など
※躯体工事の種類別の詳細記事
〈建物の主要構造部〉躯体工事とは
躯体工事に関わる求人状況
躯体工事に関わる求人状況はどのようになっているのでしょうか。
平成25年の厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。
まず建設躯体工事に関係する職業の有効求人数は、平成24年7月が15,712、平成25年7月が16,577で、5.5%ほど上昇しています。
それに対して有効求職者数は平成24年7月が3,589人、平成25年7月が2,866人と約20%減少しています。
出典:厚生労働省「建設関係職種の求人・求職状況」
平均求人賃金
フルタイムでの建築躯体工事に関する職業の平均求人賃金は以下の様になっています。
- 平成24年7月 25万円
- 平成25年7月 25万1千円
平成25年の方がわずかに上昇しています。
これは建設関係職種の中でも2番目に高い平均求人賃金です。
事業所の規模別有効求人数の構成割合
事業所の規模別で見ると、建設躯体工事の有効求人数が一番多いのは「5~29人」と小規模の事業所です。
また「4人以下」「30~99人」と高い傾向にあり、「300~499人」「500~999人」「1,000人以上」ではほとんど0%に近い求人数となっています。
つまり小規模な事業所以外では、建設躯体工事に関連する職業の求人はほとんどないことが考えられます。
就職件数
建設躯体工事関連の職業の就職件数は、平成24年5~7月と平成25年5~7月を比較すると14.1%減少しています。
新規求職申込件数の推移
平成24年5~7月と平成25年5~7月を比べると、建設躯体工事関連の職業の新規求職申込件数は約20%減少しています。
ただし就職率は67%から71.9%に上昇しています。
建物の主要部分を作る工事
躯体工事とは、構造物の主要な部分を作る工事のことを指します。
躯体工事には基礎工事やとび工事などさまざまな種類があります。
この躯体工事に関連する職業は、建設関係の職種の中でも平均求人賃金が高い傾向にあります。
躯体工事を含めた建設業界に興味のある方は、ぜひ業界最高水準の給与額の求人情報も掲載している俺の夢までご応募お待ちしております。
編集部
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