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ゼネコンの離職率は高い?離職率の低いゼネコンの特徴や探し方5つを紹介

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公開日時 2022.10.12 最終更新日時 2024.02.16

こちらの記事では、ゼネコンの離職率についてご紹介いたします。

 


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ゼネコンの離職率


まず、結論からいうと、ゼネコンの新卒入社の離職率は近年低下傾向にあります。
「日刊建設工業新聞社」が実施したアンケートによると、12年度新卒の3年以内の離職率は、前年度卒に比べ16社が低下し、また13年度新卒は17社が低下したとのことです。
その理由として、各社共に新卒社員の定着化を図る施策展開をしているからだといわれています。
アンケートの結果によると、新卒入社の3年以内の離職率は、11年度卒で19.2%、12年度卒は16.9%、さらに13年度卒になると15.2%と年々減少傾向ということで、ゼネコンにおける人材の定着化が進んでいることがわかります。
以上のことから、ゼネコンの離職率は、他の業種と比較して低いという結果になりました。

ゼネコンで長期間働くメリット


ゼネコンで長期間働くメリットは大きく2つあります。
1つめは、「経験値の有無が仕事に大きく影響する」という点です。
ゼネコンでは、建設という仕事の性質上、どんなに優秀な人であっても経験が少ないと活躍しにくいという特徴があります。
一般的に、ゼネコンでは現場でも内勤であっても、少なくとも10年の経験はないと、一人前とは認めてもらえません。
つまり、ゼネコンでは長い時間をかけて、経験値を増やすほど業務能力が上がるという特徴があるため、長期間勤務した人の方が有利となるのです。

2つめのメリットは、「多くのゼネコンが年功序列制を採用している」ことです。
今や、日本の会社独特のシステムともいえる「年功序列制」と「生涯雇用」は、ゼネコンの仕事と非常に相性がよいのです。
前述した通り、長期間勤めることで仕事の権限や活躍の幅が広がることに比例して、待遇もどんどんよくなります。
例えば、安全管理やトラブル対応といった仕事は、かなりの経験を積んでいないと対応できないでしょう。
このように、50代の社員でもその経験を活かせる仕事がたくさんあるのです。
その結果として、ゼネコンにおいては、定年まで勤め上げる社員が非常に多い傾向にあります。

離職率が低いゼネコンの特徴3つ


大手企業のゼネコンでは離職率が低く、小規模な会社では離職率が高いと傾向があります。

なので、ここでは日本の民間企業の中でも、かなり低い水準に離職率を抑えている企業を参考に離職率の低いゼネコンの特徴を探っていきます。

1:週休2日制が確立されている

大手企業のゼネコンでは、年間休日120日をどこもきちんと確保していて、週休2日制がきちんと確立されています。

さらに、有給休暇の消化率も高い傾向があり、有給という報酬のある形で、きちんとプラスアルファの休みも取れている状況です。

ミスが許されず、激務であることも多いゼネコンでは、きちんと週休2日制で休みが取れることが、離職率の低下につながります。

2:研修制度が充実している

新人を受け入れる際には教育制度を整えておくことが大切です。教育体制の整備は、業務を覚えるまでの期間短縮にもつなげることができます。

また、現場でしか学べないことなどを、OJTで教えていく際も、マニュアルを整備する、担当教官による教育プログラムを作るなど、新人が技術を身につけやすい環境を整えるようにしましょう。

無理なく未経験でもスタートできる環境や研修体制が整えられていると、採用にも有利に働き、離職率を下げ、安定した人材を確保できるようになります。

3:長時間労働が是正されている

ゼネコンの離職率を高くしてしまうものに、納期に間に合わせるために深夜まで残業をさせられるというものがあります。

現場は肉体労働なので、長時間労働が続くと、心身に負担がかかり、気持ちが続かなくなる、あるいは身体に影響が出ることもあるので、労働時間は適正な時間にするべきです。

大手企業のゼネコンでは、残業時間が考えられるようになってきて、20時間台からなんとか40時間台に抑えるという傾向がみられます。

離職率を下げ、人員を守っていくには、長時間労働の是正は必須です。

離職率の低いゼネコンの探し方5つ

離職率の低いゼネコンの探し方5つ


大手企業のゼネコンは離職率が低いことはわかったのですが、就職するのには狭き門になってしまいます。

それでは、現実的に就職するにあたって離職率の低いゼネコンはどのように探したらいいのでしょうか。

長く続けることができそうな、離職率の低いゼネコンの探し方について5つ考えていきます。

1:就職四季報を分析する

会社四季報では、会社の最近の状況や財務状況を見ることができ、会社のリアルな状態を探ることができます。

就職を考えている企業の離職率は、就職四季報が役立ちます。正確な情報を見ないと意味がないので、裏付けのある会社四季報のデータを参考にすることをおすすめします。

就職四季報には「新卒入社3年後離職率」という入社3年後の離職者の割合を出している項目があるため、就職活動している場合、新人が実際に、継続して勤務しているのかどうか判断するのに参考になるでしょう。

2:有価証券報告書を分析する

離職率が低いゼネコンを探すにあたって、必ず気にしなくてはいけないのが、会社の業績を表す「有価証券報告書」です。

有価証券報告書は、監査を専門に行う監査法人が、定期的に調査をして、保障を約束された状態で世に公表されているものなので、第三者による正確な情報です。

企業の全ての資産をどれだけ効率的に運用して利益を生み出しているかを示すROA(総資産利益率)が高いかどうか、売上高伸び率は伸びる傾向が続いているか、使用総資本回転率は高いかどうかを見ることで、会社が発展性があるのかどうかを見極めることができます。

折角仕事が楽しく、職場環境が合っていても、会社自体の経営が傾いてしまうと、長く続けることはできないので、有価証券報告書のチェックも忘れないようにしましょう。

出典:有価証券報告書|厚生労働省
参考:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/1-4.pdf

3:厚生労働省の「労基法違反疑いリスト」を確認する

厚生労働省行は、労働法違反の疑いのある企業について、リストで公表をしています。

法に反する長時間労働や労災事故につながる瑕疵、賃金を払わなかったなど労働関係法令に違反した疑いで書類送検された企業名をホームページで公開しています。

このように労働基準法などの法令を守らないゼネコンでは、労働環境が良くないため、離職率も高いので、最初に労基法違反疑いリストに載ってないかどうか確認してから、就職を検討するようにしましょう。

出典:労働基準関係法令違反に係る公表事案|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/000534084.pdf

4: 口コミサイトを確認する

就職試験を受けようか迷うゼネコン出てきたら、検索サイトで会社名を入力して検索すれば、口コミ情報は簡単に手に入ります。

口コミの中には、よく知らないのに書く人、悪意を持って書いてしまう人のコメントなども残念ながら存在するので、口コミをすべて信じてしまうことは危険ですが、実際に働いていた元社員の真面目な口コミもきちんとあります。

本物かどうかを見抜くためには、複数同じ内容が掲載されているかどうかを確認して、重複しているコメントの内容が見つかれば信憑性は高いです。

口コミサイトもいくつかあるので、いくつかを見て、複数のサイトに書かれている内容が実態に近いとも言えます。

5:実際に事務所や現場に行ってみる

高校や大学を決めるときは、本当の様子が知りたくて学校に行ってみたのではないでしょうか。それと同じで、就職の場合も事務所や現場を見に行くと本当の様子がわかります。
学校と会社は違うので、職場を見ることで、企業の本当の残業時間・社員が自己負担するものがあるかどうか・社内の人間関係がどうか・社員の平均年齢・その会社が儲かっているかどうか、などがおおよそわかります。

どれも重要なポイントなので、それらの点をチェックしたうえで、雰囲気や社員の様子が自分の肌に合いそうかどうかもきちんと確認するようにしましょう。

離職率が高いゼネコンの退職理由4つ


ゼネコン全体が離職率が高い訳でははないのですが、東日本大震災の復興やオリンピックなどで仕事量が増えている建設業界では人手不足が続いています。

離職率が高いゼネコンでは、何が退職理由になっているのでしょうか。
ゼネコンに就職した人が辞めたくなってしまう理由のうち、大きな4点について見ていきます。

1:休日が少ない

建設業界は休日が少ないことが若い人に就職を避けられる理由のひとつです。

日建協(日本建設産業職員労働組合協議会)へのアンケートでは、建設業の4週あたりの休暇日数の平均は4.6日でした。「完全週休2日制」を実施している企業は約5%しかありませんでした。

「何かしらの週休2日制」に該当する企業が約30%。「週休1日制」にあたる企業がなんと約50%と過半数を占めています。

出典:2019年時短アンケートの概要|日建協
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000670264.pdf

2:残業が多い

ゼネコンでは、納期があるのに、天候が悪い日には作業が進まないなどの特性もあり、残業がどうしても多くなってしまう傾向があります。

また、建設業では残業が多いと若者は続かないこともあって、若手の就業者は減り、年齢層が高めの就業者が増えています。なので、年齢層が高めの就業者の長期労働が難しくなってきたが離職率が高くなる原因になってしまいます。

3:仕事がきつい

建設業界はいわゆるガテン系とされ、「3K」とよく言われています。「3K」とは、「きつい」「危険」「汚い」ということです。

実際ゼネコンの現場は体力や注意力がないと続かない、きつい面のある仕事です。その分作り上げたときの達成感や、作り上げたものが存在し続けるなどのやりがいもある仕事なので、その環境に慣れていくことが必要なのです。

4:人間関係に疲れた

ゼネコンの現場には色々な人がいます。職人の中にはこだわりの強い方もいるため、彼らの信用を得るのも大変です。

また、さまざまな業者との関わりがあり、日々相手の要望を汲み取りつつ、自分の意見を的確に伝える必要もあります。

このように、日々多くの人と接する必要があるので、社交的で人と接することが得意でなければ、人間関係に疲れてしまうこともあるでしょう。

人間関係の疲れをカバーしてくれるのが、研修制度と休日の充実や労働時間の是正なので、口コミなどで会社の人の雰囲気を探るとともに、制度が充実しているか確かめるようにしましょう。

ゼネコンの離職率を知り働きやすい職場を探そう


ゼネコンは、新卒入社で3年続けることのできた人が、その後の長い期間に、会社にとって大切な人材となって活躍することが非常に多い業界です。

建設という仕事は非常に大切で大変な面も多い仕事なので、さまざまな経験やスキルを必要としますが、工事が無事に終了して、工期内に建設を完成させたときの喜びや充実感は他の職種ではなかなか得られないでしょう。

これから、新卒でゼネコンに入社する人は、離職率の低い自分に合う会社を見つけて、最初の3年を乗り切って是非長期間活躍してもらいたいものです。

 


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