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現場監督が人手不足?建設業界に若手が集まりにくい理由とその解決策5つを紹介

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公開日時 2022.10.11 最終更新日時 2022.10.11

現場監督は人手不足の傾向がある?

現在は現場監督をはじめ、建設業界で働く若手の人材不足が深刻になっています。
なぜなら、リーマンショックの影響後、新しく建造物を建てる家庭・企業が減少しているからです。
なおかつ、今は職業の多様性もあり、高校を卒業したばかりの18歳前後や大学を卒業した22歳前後の若い人材を欲していても、建設業界には参入して来ない傾向が高まっていると言われています。
また、少子化問題もあるため、建設業界にも人材不足という悪影響が生じています。
新しい職種は時代に沿って増大傾向にありますが、建設業界で働く現場監督となる人材は、今後も減少傾向を甚大化させてしまうのではないでしょうか。

建設業界に若手が集まりにくい8つの理由

建設業界に人が集まらないのは、今の若い世代が建設業界に対してあまり良いイメージを持っていないからです。
主に以下のようなイメージを持っており、それが理由で若手が集まりにくいのだと考えられます。

残業が多い

現場監督には残業が多いというイメージがあります。
ブラック企業問題が声高に叫ばれる昨今、若者はそういった企業や職種を回避する傾向が強いです。
実際に現場監督は残業が多く、昼間は現場で肉体労働、夜はオフィスでデスクワークをこなしている人が数多くいます。
決して若者のイメージが間違っているわけではないのです。

休みがない

建設業界には完全週休2日制が導入されている職場が少ないのが現状です。
中には工期の関係で休日出勤を強いられている人もいます。
多くの会社で完全週休2日制が採用されれば話は違うかもしれませんが、せっかく採用されても休日出勤が多ければ若手は集まらない可能性が高いです。

仕事がきつい

現場での肉体労働とオフィスワークが混ざった現場監督は、きつい仕事の代表格だと思われている部分があります。
また、現場監督の責任の重さで精神的なきつさを感じる人も多く、若手が集まりにくい要因になっています。

福利厚生の徹底がされていない

建設業界では、労働者の福利厚生がしっかりと導入されていない企業も存在しています。
そのため、若手が就職先として選ばないパターンが多々実在しています。
そもそも福利厚生とは労働者の特権であるため、将来に対する安心感を得られる制度のはずですが、福利厚生が導入されていない建設会社では、金銭トラブルも発生しやすいと言われています。
保険や保証がないまま、建設会社で末永い労働をすることに躊躇する若者も少なくありません。
福利厚生が導入されていない場合では、仮に若手が建設業界へ就職したくとも、将来を思って他の職業に就いてしまう人材が多いということでしょう。

現場移動が多い

施工現場を複数掛け持つ建設会社も多いため、若手は辛そうな労務に嫌悪感を抱いて就職しないケースがあり、結果的に人材不足が生じています。
大変な職にわざわざ就く若者が減少傾向にありますので、これからも建設業界へ就職する人材が大きく増える見込みは少ないのが実状です。
ちなみに現場移動とは、1日に複数個所を回って作業を遂行する仕事ですので、集中して質の高い仕事をしにくい環境と言い換えることもできます。
つまり、人材不足が深刻なために、少ない職人をあちこちへ移動させて現場仕事を進めるしか方法がないため、複数の現場移動をやむなく取り入れている企業も少なくありません。
それによって、建設業界では若手の人材不足が表面化しています。

危険が伴う作業が多い

何よりも現場仕事は危険が多いために、若手が集まりにくいという実状もあります。
建設現場は大きな鉄骨・木材や重機設備などを数多く扱うため、時として非常に危険な状況も存在しています。
もしも大怪我をしてしまえば、若手が人生を棒に振ってしまう可能性もあるため、わざわざ危険がある職場へ就職しない若者が増えつつあるのが建設業界の現実です。
そのため、人材育成ができずに現場監督が高齢化し、若手の現場監督が少ないといった現実問題もあります。
現場では自分自身の危険察知力と、安全装備で対処するしか危険回避の方法がないため、若者の人材不足問題が収まりません。

労働に見合う賃貸ではない

現場仕事は、往々にして労働力と賃金のバランスが取れていません。
早朝より現場まで出掛け、夕方には仕事を終えたとしても遠方の現場であれば、連日、片道数時間という道のりの案件も少なくありません。
なおかつ、若手の職人は現場では手を休めることなく働く義務感が強まります。
もし勝手に休憩することがあれば、親方や先輩から叱られてしまうこともあるでしょう。
建設業務や現場仕事の労働内容を知ると、日当や月給が割に合わないと考える若者も少なくありません。
負担が少なく済む職業へ就く若手が多くなるめ、建設業界の人材不足は解消していません。

雇用管理体制に不安がある

そもそも、雇用管理体制の構成が甘い企業が多いと言われているのが建設業界です。
例えば、本来は5名ほどの人員で作業すべき現場仕事であっても、人手不足のために2名で仕事を遂行しなければならない案件もあります。
そのため、手抜き工事をする人材も出てしまい、後から顧客のクレームを受ける建設会社も少なくありません。
人材不足によって建設会社をはじめ、労働者と顧客にとっても嬉しいポイントが見出しにくい現実があり、結局は人材不足問題を悪化させています。

若手の人材不足を解決する方法5つ

若手の人材不足を解決する方法5つ

若手の人材不足を解消させる方法は5つあります。
人材不足は人口減少によっても引き起こされている社会問題でもありますが、少しでも解消すべく建設業界も良作を講じることで、やがて解決に向かうでしょう。
ここまで見て来て分かるとおり、建設業務はハードなうえに賃金が低いという問題点もあります。
そのため、若手の人材不足がどんどんと深刻化しています。
現在、建設業務を請け負っている企業は、現状を改善する意識が大切ですので、若手の人材不足の解決法を5つ見てみましょう。

若手の人材不足を解決する方法1:待遇改善する

労働者への待遇を手厚く改善することで、若手の人手不足が解消へと向かいます。
若い労働者は、これからの不経済な日本社会を生きていく必要があるため、給与をUPしたり休日を増やしたりするなどして、待遇を良化させる方法が最善です。
人材不足の根本的な問題として、やはり建設会社の待遇の悪さが挙げられますので、前述したように福利厚生の導入をおこなう方法もよいでしょう。
それによって若手が建設業界へ安心感を抱き、やがて人材不足とは無縁の業界となることでしょう。

若手の人材不足を解決する方法2:若手が建設業に触れる機会を増やす

どのようにして建設業界へ就職したらよいかが分かりにくいため、大々的に建設業界の素晴らしさをアピールして、若手の人材不足解消を目指してみましょう。
職人が多い体育会系の世界でもあるため、建設業界に大きな魅力を感じる若者は多くはありません。
ですが、素晴らしい建造物を造る誇りある仕事ですので、建設業務の魅力に触れられるセミナーやイベントを建設業界側から催すことが大切ではないでしょうか。
それにより若者が建設という仕事に魅了され、例えハードな仕事とは言え、やる気ある若者の求職者が増大して行くでしょう。

若手の人材不足を解決する方法3:省工数化を図る

昔ながらの職人とは違い、現代の建設業務はコンピューター管理する工程が増えつつあります。
物心付いた頃より、既にコンピューター化された社会生活を送っているのが現代の若者ですので、なるべく工程をコンピューター化し煩わしい手作業を軽減すると、人材不足の解消へと向かいやすいでしょう。
スマートフォンやパソコンなどで容易に答えが見つかる時代ですので、面倒な手作業での仕事を好む若手が少ない社会の実状が、今の建設業界における人材不足を誘発している1つの要因でもあります。
AIを導入するなどして、人力でおこなわずとも完成可能な作業にし、なおかつ工程数を減らしても現場仕事が完了できる仕組みの導入が最善と言えるでしょう。

若手の人材不足を解決する方法4:建設業に関する悪いイメージを払拭する施策を取る

劣悪な3K(きつい、汚い、危険)イメージを払拭すれば、若手の人材不足に困窮することはありませんので、フレッシュで明るいイメージへ転換することが必要です。
肉体派ではなくても誰もが建設業務に携われる、ポップなイメージを作る必要があります。
爽やかな人材もしくは女性を積極的に雇用することにより、建設業界のマイナスイメージを払拭さることもできるでしょう。
コンピューター化できる仕事では過剰な体力は不要ですので、やがて現代の若い男女が就職したくなるのが建設業界となることでしょう。

若手の人材不足を解決する方法5:未経験者へ向けて魅力を発信する

体育会系の若者のみならず、モノづくりが好きであれば雇用可能な体制を整えて、未経験者歓迎として求人広告を打ち出しましょう。
建設業界は経験者や実力主義者が主導力を持ちがちな世界ですので、未経験者を積極的に雇用して、好待遇できる環境を整備する必要があります。
建設業務のスキルは、末永く勤務することで身につくでしょう。
それによって若手の人材不足が解消し、年配者が安心して引退しやすい環境も整備できます。
若手のみならず人材不足に悩む建設会社は、未経験者の参入に重点を置いてみましょう。

改善しつつある建築業界

残業が多い・休みがない・仕事がきついという問題は、昔から建設業界にあったものです。
これらが改善されていないわけではなく、特に大手企業では残業時間の上限規制や完全週休2日制の採用などが進んでいます。
労働環境は少しずつですが確実に良くなっており、働きやすい条件が整いつつあるのです。
ベテラン世代としては、こういった流れを若者の甘えと取ることなく、むしろ積極的に残業を減らし、休みを取りやすい環境を作っていくことが大切です。
また、若手現場監督の肉体的精神的なケアをしていくこともベテラン世代の役割です。
大変かもしれませんが、建設業界の未来や技術継承のためにも、若手が働きやすい職場づくりを志してください。

若手が集まりにくい理由を知り解決しよう

現場監督を育てるには一定の期間が必要で、それには若手を採用する必要があります。
建設業界の未来のために、若手が働きたくなるような職場づくりを考えてみましょう。

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