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公開日時 2018.12.18
最終更新日時 2022.04.06

【現場監督】宝の山?建設副産物まとめ

建設現場ではたくさんの建設資材を使用しますが、切断して使用した残りの部分などが余ります。
余った建設資材は建設副産物と呼ばれており、リサイクルできるものが多いです。
そして、平成12年に建設リサイクル法が制定されて以来、建設副産物のリサイクルが推し進められています。
では、どのような建設副産物がリサイクルされているのか見ていきましょう。

そのままの状態でリサイクル可能な建設副産物

建設発生土

建設工事では初期段階で基礎工事を行いますが、その際に重機で地面を採掘するでしょう。
このときに取り出した土は、基礎工事後に再び戻しますが一部余ってしまいます。
この余った分の土が建設発生土です。
建設発生土はそのままの状態でもリサイクルできます。
しかし、建設発生土には木の根や粉砕されたコンクリート片などが混入しているケースも多いです。
その場合には、混入しているものを取り除かなければリサイクルできません。
また、土に固さによりコーン指数が決められ、用途に応じてリサイクルされることになります。
建設発生土のリサイクル率は80パーセント前後です。

金属くず

金属くずもそのままの状態でリサイクル可能な建設副産物です。
鉄骨などに使用する資材を切断した残りなどが、金属くずになります。
老朽化した建物の解体工事を行ったときなどにも多く発生します。

処理を施すことでリサイクルできる建設副産物

コンクリート塊やアスファルト・コンクリート塊なども、建設現場で発生することが多いです。
コンクリート塊は粉砕してから混合物を除去し、路盤材や再生骨材などとして生まれ変わります。
アスファルト・コンクリート塊は骨材や再生加熱アスファルト混合物として再利用されることが多いです。
コンクリート塊も、アスファルト・コンクリート塊もリサイクル率は98パーセント程度と非常に高く、ほとんどリサイクルされています。
他に建設発生木材や建設汚泥などもリサイクル可能な建設副産物です。
木材はチップ化してリサイクルされることが多く、主にたい肥や木材ボードなどの原料に生まれ変わります。
汚泥は乾燥させたり焼成処理を施したりしてリサイクル可能です。
骨材や盛土材などとして使われます。
ただ、建設汚泥は他の建設副産物と比べてリサイクルが難しくコストもかかるため、リサイクル率は60パーセント程度と低めです。

資源としてリサイクルすればコスト削減にも繋がる

建設現場ではさまざまな建設副産物が出てきます。
建設副産物は一昔前まではゴミとして廃棄されていました。
しかし、建設リサイクル法が制定されて以来はリサイクルが推し進められており、さまざまな資源に生まれ変わっています。
リサイクルした資源を使うことで、コストを削減できるケースも多いです。
建設副産物が積まれているとゴミのように見えますが、現場監督にとっては宝の山に見えるでしょう。

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