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公開日時 2018.12.10
最終更新日時 2022.04.06

リスクアセスメントとは:現場監督が知っておくべき建設工事のリスクアセスメント

最近、リスクアセスメントという言葉をよく耳にするようになってきました。一言でいうなら、現場におけるリスク低減対策を実施することを指しますが、建設業における死亡災害について概観しながら、建設工事におけるリスクアセスメントについて解説します。

依然として多い建設業における死亡災害


全産業レベルでいえば、このところ労働災害は少なくなる傾向にあるといえます。とりわけ死亡災害の減少が目立っており、平成5年に953人だったものが平成21年には371人と大きく減少しています。

ところが、建設業では必ずしも死亡災害が減っているとはいえません。全産業のうち実に3分の1以上の死亡災害が建設業で生じたものとなっているのです。

とくに問題となっているのが、開口部に落下防止の手すりを設置していなかったなど、極めて基本的な対応不足が死亡災害の原因となっていることです。

建設業の経営環境がますます厳しくなり、公共工事が減少するなか、労働災害を防止するための対策の徹底が課題となっています。

建設工事におけるリスクアセスメントとは?


そのような状況のなかで進められているのが、建設工事におけるリスクアセスメントです。リスクアセスメントとは、事故が生じる可能性、災害や事故が起きてしまったときの労働者の怪我の具合、どのような種類の作業にどのようなケースに事故原因が潜んでいるかを調査し、リスクを低減するための適切な対策を実施することを指しています。

労働安全衛生法が平成18年に改正された際、このリスクアセスメントを実施し、労働災害や事故を未然に防ぐよう努力することが義務づけられました。

まとめ

労働者が安心して安全に働くことができる職場を作るうえで、リスクアセスメントは欠かすことができません。作業に従事する前段階において災害の原因になるような危険を取り除くなど、具体的な対策が求められているといえるでしょう。

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