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公開日時 2018.11.21
最終更新日時 2022.04.06

未経験者も経験者も知っておきたい土木工事の用語7選

これから土木業界に飛び込もうとしている未経験者にも、すでに土木工事の現場で働き始めた人にも、ぜひ覚えておいてほしい「7つの土木用語」があります。
頭のなかに入っている土木用語が増えると、仕事がスムーズに進むようになります。しかし土木用語は「無数にあるのではないか」と思わせるほど大量にあります。
そこでこの「7つの土木用語」から知識を広げていってはいかがでしょうか。

1と2:盛土(もりど)と切土(きりど)

土木工事は文字通り、土を扱う仕事が含まれます。土を扱う仕事は大きく「盛土」と「切土(きりど)」の2つにわかれます。
盛土は土をつかって土構造物をつくる工事です。
切土は山を切り取って土構造物をつくります。

3:土地改良

日本で土地改良といえば、ほとんどの場合、農業用の土地を造成する土木工事のことです。その歴史は弥生時代にまでさかのぼります。
そして現代の土地改良法には、次の工事を土地改良と定義づけています。

(ア)農業用用排水施設、農業用道路等の施設の新設、管理、廃止又は変更
(イ)区画整理
(ウ)農用地の造成
(エ)埋立て、干拓
(オ)農用地又は土地改良施設の災害復旧
(カ)交換分合
(キ)農用地の改良又は保全(客土、暗きょ排水、床締)

4:軟弱地盤対策

軟弱地盤とは、微細な粒子を多く含む柔らかい土で、地下水位が高く、盛土や構造物の安定に影響を与える恐れがある地盤のことです。
国土交通省は、「盛土」「構造物」「腐植土や海成粘土が分布している場所」「基盤が傾斜している場所」「地震時」の5項目について軟弱地盤対策の基本方針を示しています。

5:建設副産物適性処理

建設副産物とは、建設工事で発生した土や廃棄物のことです。
建設業者は、建設副産物について建設副産物適性処理推進要綱に従って適切に処理しなければなりません。
環境意識が高まっている時代ですので、土木関係者はこれまで以上に廃棄物を適切に処理する必要があります。

6:コンクリート非破壊検査

土木工事の重要な材料のひとつにコンクリートがあります。コンクリートは高い強度を出せるうえに、安価で取扱いやすい特長があることから、家庭のDIYから巨大構造物まで使われています。
しかしそれだけ便利なコンクリートでも、劣化は避けられません。そこでコンクリート構造物を破壊することなく強度を測る方法が考案されました。それが超音波やX線、レーダー、電気、磁気などを使ったコンクリート非破壊検査です。

7:高所作業

労働安全衛生規則第518条では、労働環境としては2メートル以上で高所となり、安全確保が義務づけられています。
2メートル以上の場所で作業を行い墜落のおそれがあるときは足場を組み立てなければなりません。

まとめ

ここに紹介した7つの土木用語は、土木関係の資格試験の出題分野になっています。もちろん、この内容のまま試験に出ることはありませんが、ここに紹介した内容を知っておかなければ、応用の知識を身につけることはできないでしょう。

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