見たことはあるが名前は知らない!舗装工事・道路工事で使われる道具はどんなもの?
道路の舗装工事というと、ローラーなど巨大な重機をまず思い浮かべると思います。
しかし、実際の道路工事の現場では、重機以外にもたくさんの道具が使われます。
そこで今回は、舗装工事や道路工事で使われる代表的な道具を紹介します。
舗装厚さ測定器
舗装厚さ測定器とは、舗装の敷きならし厚さを確認するゲージのことです。
簡単に挿入できて、ミリ単位の細かい計測が可能なものが好まれます。
合材ロスの低減に役立ちます。
ふるい
すくいとった合材をふりわける、いわゆる「ふるい」です。
軽くて耐久性に優れたアルミ製のものが、よく使われます。
舗装用ゲタ
舗装をした直後の道路を歩行する際に使用する、足跡の付着防止や足裏保護を目的とした舗装用のゲタです。
歩行しやすい中折れタイプのものがよく使われます。
舗装工事専用バーナー
道路舗装に特化したプロパンバーナーです。
舗装作業を行う場合には、平たい火炎の形状のものが必要となってきます。
既設舗装との取り合い部分や、際といった部分をピンポイントに狙えるのがポイントです。
スクリード制御装置
スクリード制御装置とは、舗装の精度を向上させるため、路盤検出や丁張りの自動制御を行う機械です。
通常、複数のセンサーによって自動的にスクリードを制御します。
舗装厚自動制御装置
舗装厚自動制御装置とは、読んで字のごとし舗装厚を自動的に制御する機械のことです。基準面を検出する場合には「スキー」、センサーワイヤーを検出する場合には「チューブ」が用いられます。
糸張り装置
路盤作りの計測時に使われる簡易的な糸張り装置です。
手引き舗装の敷きならし作業や、高速道路の切削深測定。
また、マンホールや各種枡設置の調整などにも使われます。
温度計
温度計は、アスファルト合材の現場到着温度の測定を行う際に使用されます。
トラックの荷台に登らず、地上から検温できるタイプのものもあり、写真撮影の際に重宝されます。
この他にもさまざまな道具が
今回は、道路の舗装工事に使われる代表的な道具について紹介してきました。
しかし、今回紹介したもの以外にも、たくさんの道具があり、それらすべてを駆使することで舗装工事が行われているのです。
また、大型のローラーといった重機やトラックも含めると、相当数の道具を使うことになります。
このように、道路の舗装工事を行うためには、道具の用途や使い方をマスターする必要があるのです。
関連記事:
道路工事ってどんな種類があるのか?改良工事や修繕工事との違いは?
道路工事の仕事に資格は必要か?取得するならどんな資格がよいか
道路工事の看板設置のルールは?誘導員の配置などについて調べてみた
当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。
編集部
建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。
株式会社夢真 コーポレートサイト