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公開日時 2018.11.15
最終更新日時 2022.04.06

ゼネコンとデベロッパーの違いとは?

建設業界に入ってまだ日が浅い人だと、ゼネコンとデベロッパーの区別がついていないかもしれません。
それは無理からぬことで、両者とも「建設業界の大企業」かつ「大きな工事をする」という共通点があるからです。
しかし、ゼネコンは建設業者で、デベロッパーは不動産開発会社という違いがあり、両者は異なる業種です。この機会に違いを覚えておきましょう。

ゼネコンは工事を取り仕切る、デベロッパーは開発

ゼネコンとデベロッパーの違いは、工事と開発に焦点を当てると区別がつきやすくなります。
例えば、駅前再開発の事業が計画されたとします。その再開発計画は、「駅ビルを高層ビルにして、駅前に商業施設とマンションを建て、その横に市民ホールを新築する」という内容だったとします。
再開発計画をつくり、全体の工事をまとめるのがデベロッパーです。
「デベロッパーは開発をする会社」と覚えておいてください。

そして「ゼネコンは工事を取り仕切る会社」と覚えておいてください。
この再開発計画であれば、あるゼネコンは高層ビルを建て、別のゼネコンは商業施設をつくります。ただゼネコンは、自社は建設事業を請け負うだけで、実際の工事は下請け会社に回すことがよくあります。したがってゼネコンは「工事をする会社」ではなく「工事を取り仕切る会社」なのです。

混同するのは、実質的に両方やっている会社があるから

新人作業員だけでなく、ある程度長く建設業界で働いている人でも、ゼネコンとデベロッパーを混同していることがあります。
というのも、スーパーゼネコンという一般的なゼネコンより規模が大きい会社があるのですが、そこでは開発を手掛ける別会社を持っていることが珍しくないのです。
つまり「ゼネコンの仕事もデベロッパーの仕事も同じ建設企業グループ内で手掛けている」という現象が起きているのです。
グループ会社だと決算を連結させることがあるので、実質的に「ゼネコンもデベロッパーも両方やっている」会社が存在するのです。

まとめ

それでもゼネコンとデベロッパーはきちんと区別しておきましょう。この機会に、若い建設作業員の自己学習として、東証一部市場に上場している建設業者の企業名と業務内容を調べてみてはいかがでしょうか。

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