ページトップに戻る
公開日時 2018.11.07
最終更新日時 2022.04.06

建設業界で進むIoT、作業者の安全を見守るヘルメットも登場!

近年、テクノロジーの発展により、建築現場でもさまざまなソリューションの導入が進んでいます。
特に、最近はIoTを利用した画期的な商品もリリースされはじめており、業界でも注目されています。
そこで今回は、センサーやクラウドなどを使った熱中症モニタリングシステムを紹介したいと思います。

システムの概要


既存のヘルメットにこのシステムを装着することで、複数のセンサーで構成される測定器により作業者のバイタル情報を取得できます。
そして、取得した情報を解析することで、作業者の健康状態をリアルタイムにモニタリング可能となります。
作業者の通常バイタルも把握できるため、通常時と異なる状況になった際には、システムからアラートが上がる仕組みとなっています。

システムの特徴


システムからアラート情報が飛ぶと、確認画面において「異常の発生した時刻」や「作業者の名前」、「異常の内容」などが確認できます。
そのため、それらの情報を参考に、作業者に適切な対応や指示を与えることができるのです。
また、複数の作業者を同時管理することも可能なため、汎用性が高いのも特徴です。

本システム開発の背景としては、建設業界における熱中症対策が急務だったことが挙げられます。
そもそも、業種別の熱中症患者の1/4を建設業界で占める状況だったことに加え、今年の記録的な猛暑が開発に拍車をかけたともいえるでしょう。
また、建設業界における人手不足も大きな課題となっており、高齢化する労働者の健康維持は、工事を安全にかつ工期内に進めるためには非常に重要なのです。
このような状況から、厳しい建設現場で働く労働者の健康状態を可視化して、リアルタイムでモニタリングできるシステムが開発されたというわけです。

テクノロジーの導入が着実に進む建設業界

今回紹介したような、作業者のバイタル情報をチェックできるソリューションは他の企業からも発売されています。
建設業界では、こうしたIoTのソリューション以外にも、VRやAR、最近ではMRの技術などが積極的に現場に導入されはじめており、作業の効率化や作業者の負荷軽減といったさまざまな効果を上げはじめています。
さらに、これまでは不可能だったような工事を行えるようになってきており、建設業界に新たな風が吹きつつあります。
こうしたテクノロジーの導入によって、建設業界の多くの課題を克服していくことに大きな期待がかかるところです。

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年3月29日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。