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公開日時 2018.11.02
最終更新日時 2022.04.06

建築の見える未来をサポートする「CIM」とは?建築業務の効率化が期待されるその効果をご紹介

最近、建築業界の中で徐々に行われている「CIM」という言葉をご存知でしょうか?
今までの建築業務をさらに効率化させて進めていく為に大切なサポート役として今建築業界内で注目されているサービスです。
ここでは、これからの建築を支えていく可能性のあるCIMの定義と実際の効果をご紹介します。

建築業界が変わる!CIMとは?


まずCIMとは「業務の効率化を図るマネジメントをデータで見える化したサービス」のことです。
簡単に言うと「平面の図面ではなく3次元データなどを使って共有できる全体的なシステムのこと」です。

CIMの略称は「Construction Information Modeling」でもともとあったBIMというシステムに倣ってスタートされた取り組みとなります。
BIMとは「3次元モデルを中心に一連の建設生産をスムーズにするもの」ですが、そのシステムの中でモデルだけではなく全体の建設サイクルを含めたマネジメントや業務や工事単体でのプロジェクトマネジメントの必要性について話されることが多かったようです。

その為、3次元モデルの情報だけでなく全体的なマネジメントも含めたシステム導入として最近ではCIMを活用することが建築をスムーズに効率化させることとして取り入れている企業も少なくありません。

効率化が期待されるCIMの実際の効果


では、実際にCIMサービスを使ってみた効果は一体どうなのでしょうか?

・情報共有の迅速化・高度化に繋がっている
従来までの2次元情報の図面だと、関係者同士が打ち合わせをする際にはどうしても最終的にはそれぞれの頭の中で完成形をイメージするしかなかったのですが、3次元モデルを活用することにより情報共有がしやすく細部までのイメージができるので、情報共有の迅速化や共通のイメージで計画を進めることができる効果があります。

また、2次元図面ではわからなかった課題や難点も同時に見えてくるので、より高レベルの議論や話し合いをすることができます。

・現場でのトラブルを未然に予防できている
また、CIMの3次元モデルは企画や施工の段階からトラブルを未然に防止することもできる効果があります。
その為、話し合いや協議の際に、関係者同士の認識を前段階まで戻さずにスムーズに業務を進めて施工に着手することができるのです。

CIMは「3Dモデル+全体の効率的なマネジメント」で建築をサポート

いかがでしょうか?CIMが作るこれからの建築マネジメントには業務の効率化だけではなく関係者同士で共有できる「見える化」という安心もサポートする効果を持っています。
1つの建築物を作るには、様々な人やモノが関わり合って作り上げていくものです。
CIMのシステムは全体を良い方向へ繋げていく1つの接着剤のような役割があるようです。

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