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橋梁工事の安全対策はどのように行うのか?

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公開日時 2023.04.02 最終更新日時 2023.04.02

建設工事の中でも特に慎重に行う必要があるのが、橋梁工事でしょう。
今回は、橋梁工事における安全対策がどのように行われているのか紹介します。

安全な環境作り

安全な環境作り


橋梁工事においては、安全管理体制の構築がとても重要になってきます。
そのため、橋桁の架設などを行う際には、十分な知識と経験を持つ担当者を作業の指揮者としてアサインし、作業の方法や作業者の配置を決めさせ直接作業の指揮を執ることになります。
また、危険な作業を排除するため、作業間の連絡や調整を十分に行うことも徹底されています。
さらに、マニュアルや安全基準の作成などを行うことで、現場での適切な計画策定や、計画の審査や安全パトロールといった指導を定期的に行うことで、安全な工事が行えるよう努めています。

橋梁架設作業の各工程について、作業方法や順序、部材の落下や倒壊防止の方法、作業者の墜落防止設備の設置方法などを定めた作業計画を作成し、これに基づいて作業を実施しています。
ただし、大雨や強風、大雪といった悪天候時で、作業に危険が伴うと判断された場合には、作業の中止と、風の影響を考慮し荷重を増やすなどの対策も行っています。

橋桁降下作業時の安全対策


橋桁降下作業では、工事用設備と作業方法についてそれぞれ安全対策を行っています。

工事用設備の安全対策

  • 橋桁を支えるジャッキのフランジ部分の変形を防ぐため、ジャッキの位置はジャッキ頂部が橋桁のウェブか、リブのある箇所に接触する位置とする。
  • 仮受台とジャッキ受台の耐力を考慮し、部材の配置、組み合わせが十分な強度のものにする。
  • 橋脚の上面に足場用部材を設置する場合、その位置をあらかじめ計画しておくこと。

作業方法の安全対策

  • 橋桁の架設作業を行う際には、平行した橋桁の連結や、控えワイヤロープの設置をすることで、橋桁の落下防止措置を講じる。
  • 同一橋脚上で複数の降下設備を使う場合には、降下速度を同一にして、かつ一度の降下量を小さくすることで、橋桁の各支持点の支持力に大きな変化を与えないようにすること。
  • 仮受台上に、ジャッキのストローク量に適した鉄板の量を調整することで、橋桁と仮受台との間隔を最小にキープすること。
  • 橋桁が曲線桁、橋桁の断面形状が逆台形、橋桁につり足場が付いている場合には、重心位置の偏りを十分に検討すること。

安全の積み重ねが大事

ここまで、橋梁工事の安全対策について説明してきました。
すべての工程において、細かく安全対策が講じられており、それらの相乗効果によって安全な橋梁工事が実現されるのです。
小さな安全を積み重ねることで、危険な橋梁工事を安全に行えるようになるのです。


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

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