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下請けと外注の違いについて?知っているようで知らない言葉解説

「下請け」と「外注」という2つの言葉は、一見すると「どちらも同じじゃないか」と思う人も多いかと思います。
実際には、お互いに違う意味を持つ言葉なのですが、厳密に説明できるという人は非常に少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、知っているようで知らない「下請け」と「外注」という言葉の違いについて解説します。
是非、正しい言葉の意味を理解して、適宜使い分けてもらえればと思います。

それぞれの言葉の定義


「下請け事業者」、いわゆる「下請け」について、「下請け代金支払遅延等防止法」で次のように定義されています。

・個人または資本金、出資総額のいずれかが3億円以下の法人で、かつ親事業者から製造委託などを受けるもの。
・個人または資本金、出資総額のいずれかが千万円以下の法人で、親事業者から製造委託などを受けるもの。
・個人または資本金、出資総額のいずれかが5千万円以下の法人で、親事業者から情報成果物作成委託、または役務提供委託を受けるもの。
・個人または資本金、出資総額のいずれかが千万円以下の法人で、親事業者から情報成果物作成委託、または役務提供委託を受けるもの。

いっぽう、「外注」とは業務や製造の委託を一般的に指す言葉であるため、企業の規模は関係ありません。

したがって、例えば「ソニーを下請けにしてパーツの制作を行った」とは言わず、「ソニーを外注にしてパーツの制作を行った」と言うのが正となるというわけです。

それぞれの言葉の違い


「下請け」とは、個人や企業などが受託した仕事の全部または一部を、さらに引き受けて実施するということです。
例えば、A社がB社に発注した仕事の一部を、さらにB社がC社に発注した場合には、C社はB社の下請けということになります。

いっぽう、「外注」とは、自社以外の業者ということになるため、先ほどの事例の場合には、B社がA社の外注ということになるわけです。
同様に、B社から見れば、C社はB社の外注であるとも言えます。

正しい意味を理解して言葉を使おう

ここまで、「下請け」と「外注」という言葉の違いについて解説してきました。
多くの人が、意味を曖昧に理解したままで使っていると思います。
しかし、実はそれぞれの意味が、大きく違うということが、ご理解いただけたかと思います。
これを機会に、今後は「下請け」と「外注」という言葉を、正しい用法で使い分けてもらえると幸いです。