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玉掛けとは?作業に必要な資格や技能講習の内容5つについても紹介!

働く
公開日時 2022.08.19 最終更新日時 2023.10.27

玉掛けとは?


玉掛けとは、クレーンのフックに建材を掛けたり外したりする作業のことを指す言葉です。玉掛け作業は簡単そうなイメージを持たれがちですが、間違えた掛け方や操作をしてしまえば大きな事故を起こしかねません。

現場の安全確保や、作業員との連携をスムーズに行えるようになるためにも玉掛けについて詳しく解説していきます。工事現場や倉庫など、様々な場所で必要とされる玉掛け作業を行うために必要な資格などについても紹介します。

玉掛け作業が行えるようになれば、より多くの現場で働く機会を増やすチャンスともなるため、工事現場などでの作業に携わりたいという方々におすすめする仕事のひとつです。

玉掛けの種類2つ


玉掛け作業では、吊り荷によって吊り方を使い分ける必要があります。

本記事では、吊り荷にワイヤーを掛けて吊る方法とフックに荷物を掛ける方法の2種類の玉掛けの方法を紹介します。

基本的な吊り方の種類や注意点について学習し、適切な吊り方を選べるようになりましょう。

つり荷にワイヤーを掛ける方法

玉掛け作業でつり荷にワイヤーを掛ける方法としては、目掛けに半掛け、あだ巻き掛けやあや掛けなど、様々な方法があります。その他にも様々な種類があるため、まずはどんな種類があるのか把握しておくことから始めるようにするといいでしょう。

つり荷によって適切な掛け方を選んでいくことができれば、より安全に建材を運ぶことに繋がっていきます。現場によって運び方も変わることもありますが、柔軟に対応できるようにワイヤーのかけ方は覚えておくようにしましょう。

つり荷によっては掛ける方法を間違えてしまうと建材などが落下してしまい、人にぶつかってしまうなど最悪、怪我だけでなく命に関わる事態になりかねません。

どんなつり方があるかだけでなく、どのようなことをしたら危険なのかも把握して適切な方法と決まりを守って作業していくように心がけていくことが重要です。

フックに荷物を掛ける方法

玉掛け作業でフックに荷物を掛ける際には、半掛けやあだ巻き掛け、肩掛けに目掛けなどの方法が使われます。この方法の中では、目掛けが使われることが多いです。

吊り荷にワイヤーを掛ける方法と同じものもありますが、フックに荷物を掛ける方法では異なるものもあるため、違いをしっかりと認識するようにしましょう。

その他の方法は太いワイヤーに合わせたり、建材を滑りにくくしたりするなどの目的に合わせて使い分けていくことになるでしょう。

フックに荷物を掛ける際にも取り付け方や方法に注意しなければ、重量のある荷物を落下させてしまうことにもなるため、技術力だけでなく正しい方法を選んで行けるようにしておくことが大切です。

荷物を運ぶだけの簡単な作業だと気を抜くことなく、任された仕事に責任を持って取り掛かるようにしましょう。

玉掛けの作業に向いている人の特徴とは?


玉掛けの作業が不適切だった場合、荷物が落下して商品が破損するだけでなく、人命に関わる事故が発生する危険性があります。

そのため、玉掛けの作業に携わる方は、玉掛け技能講習を修了し、クレーンオペレータとコミュニケーションを取って安全第一に作業を進める必要があります。

玉掛けの作業に向いている人は、クレーンオペレータと綿密なコミュニケーションが取れることや、チームワークによって安全第一に仕事を進められることに加えて、現場の状況を見ながら作業に細かい気配りのできる方です。

玉掛け作業に必要な資格とは?


クレーンで荷物を運ぶだけといっても、ひとつ間違えれば大きな事故を招く危険性を伴う作業である玉掛けは、簡単に誰でも行えるわけではありません。

玉掛け作業を行える証明となる受験資格は、どんなものが必要なのか紹介します。

施設によって内容も変わることはありますが、日本全国で行われるしっかりと保障された資格なので、履歴書などに記載して就職活動に活用することも可能です。玉掛け作業員の即戦力として働きたい方は、取得を目指して動き出しましょう。

受験資格者

玉掛け技能講習は一般社団法人労働安全衛生促進協会によって実施されており、玉掛けを行う作業者の受講が義務付けられています。

性別不問で満18歳以上であれば、経験や資格、学歴などの決まりはありません。誰でも玉掛け技能講習を受講することができます。

さらに、吊り上げ荷重が1t未満の玉掛けの場合は「玉掛け特別教育」の取得、1t以上の玉掛けを行う場合は「玉掛け技能講習」が必要になる点にはご注意ください。

難易度的にはそれほど難しい資格ではありませんが、クレーン作業を行うためにも必須クラスの資格でもあるため、しっかりと受講するようにしましょう。

履歴書にも玉掛け技能講習を記載することもできるので、クレーン作業に興味のある方は習得しておいても損することはありません。目的やレベルに合わせて適切な資格が得られるように、判断することも重要です。

受講料

受講料は開催される団体などによってまちまちですが、20,000円程度が必要になります。それに加え、教材費なども別途に1,500円ほどかかることになるでしょう。

受講する際に条件を満たせば助成金の支給制度を活用できるケースもあるため、支給制度の有無を確認しておくことをおすすめします。

その他にも、すでに習得している免許の中で玉掛け技能講習の一部が免除されることもあるので、その点についても事前に確認をしておくと便利です。

講習期間

技能講習を受講する期間は最長で4日間必要です。技能講習は日本全国の各地で行われているため、長時間の移動が必要となることはほとんどありません。仕事や大学に通いながら資格取得を目指す場合は、講習する日程を確保しておくようにしましょう。

講習の免除が受けられるかどうかは開催されている施設などによって異なるので、取得期間の短縮を望むのであれば事前に確かめておくとスムーズです。

取り扱っているクレーンの種類

クレーンでの玉掛け作業は、制限荷重が1t未満の場合と1t以上の場合でクレーンの種類が変化するため、同様に受講する講習も異なります。まずは違いを把握することから始めましょう。

それぞれの荷物などの大きさに合わせた作業も求められるため、自分が行いたい仕事に合わせて習得を目指してください。

また、クレーンの種類や大きさによっても必要な操作なども変わってくるため、現場やクレーンの種類に合わせた玉掛け作業が行えるようにしっかりと学習していきましょう。

制限荷重が1トン未満の場合

玉掛けとは積載量が1t未満の場合、特別な講習を受講する必要はありません。とはいっても現場によっては特別教育を修了していないと、作業を認めてもらえない場合もあるためご注意ください。

絶対に必要な資格ではありませんが、より多くの現場で働きたいと考えるのであれば習得しておくのもひとつの方法です。

また履歴書にも記載することができるため、一定の技術を持っていることをアピールする際にも役立つことでしょう。自分の技術力を確かめるきっかけとして、習得する価値が十分にある資格です。

制限荷重が1トン以上の場合

制限下量が1t以上のクレーンの場合、ビルなどの建築に使われる大型のものを扱うことになります。クレーンを操縦するためにより高度な技術が必要となるため、1t以上の玉掛け作業を行うためには必ず玉掛け技能講習を修了していなければなりません。

一見クレーンの運転資格さえ持っていれば、玉掛け作業にも従事できると思われがちですが、両方の資格を持っていることが条件となるケースもあります。

重量が重くなればなるほど大きな事故につながることになるため、玉掛け作業を行いたいのであればしっかりと技能講習を受けておくようにしましょう。

玉掛け技能講習の内容5つ


玉掛け技能講習ではクレーン未経験者向けのコースから、玉掛け補助作業経験者のコース、床上操作式クレーンの技能講習修了証保持者向けのコースまで用意されています。

それぞれがどのような内容で講習が行われるのか、内容や受講時間などについてお伝えいたします。自分の技術力やレベルに合わせて適切な技能講習を受けて、玉掛け作業が安全に現場で行えるようになる資格取得を目指しましょう。

また自分のレベルだけでなく、基礎から学びたいのであればそれに合わせたコースを選ぶようにしていくと効果的です。

コースの種類1:未経験者コース

未経験者コースでは、クレーンを触ったことが無い方でも基礎的な部分から学ぶことができるコースです。

一から学ぶことになるため、玉掛け技能講習として3日から4日の期間で、最低でも16時間程度の日数と時間が必要となります。

玉掛け補助作業の経験者やクレーン操作の資格を持っている方にとっては、常識となっている部分も勉強することになります。そういった部分を省きたい場合は、未経験者コース以外のものを選ぶようにしましょう。

反対に経験者であっても基礎的な部分から学びたいという方も、受講することが可能です。玉掛け技能講習はクレーンに関わる資格などを持っていなくても受講する権利は誰にでも与えられているため、興味がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

コースの種類2:玉掛け補助作業経験者コース

玉掛け補助作業経験者コースでは、玉掛け作業の補助を行った経験がある人向けのコースです。

受講に必要な日数は3日に分けられて行われることがほとんどです。受講時間については未経験者コースと同じく、16時間は必要となるでしょう。

初歩的なことはわかっている前提の内容となるため、補助員から作業員として働くための知識や技術を学ぶことになります。

補助員と作業員では給与面でも異なってくるので、更なるランクアップを目指している方は玉掛け技能講習を受けることをおすすめします。

とはいえ知識や技術的にまだ自信がないという方は、未経験者コースを選んでみるのも復習することにつながるひとつの方法です。

コースの種類3:技能講習修了者コース

3つ目に紹介するコースは、床上操作式クレーンや、移動式クレーン、クレーン・デリックなどの技能講習修了者向けに用意されたコースです。

未経験者や玉掛け作業の補助経験者に必要ないくつかの講習が免除されるので、より実践的な技術や知識を学びたい方におすすめです。技能講習修了には3日と15時間は必要になりますが、基礎的な部分は省かれることになるため、まさに上級者向けのコースと言えるでしょう。

修了証保持者の方で十分な知識量と技術を持っているのであれば、問題なく受講することができます。

玉掛け補助作業経験者同様に、基礎から学びたい場合はひとつ前のコースを受けてみる方法も効果的です。

コースの種類4:玉掛け特別教育修了者コース

玉掛け特別教育を修了した方で、資格取得なしに動かせる1トン以下のクレーンを使用して玉掛け作業をする作業者に受講が求められるコースです。日程は3日に分かれていて、受講時間は16時間程度です。

講習機関によって玉掛け技能講習とクレーン運転業務特別教育を併合した講習もあります。

コースの種類5:運転業務経験者コース

各種技能講習終了者向けコースに該当しないクレーンなどの運転業務経験者や、クレーン運転士免許などの免許所得者等のための玉掛け技能講習です。

講習の日程は3日、受講時間はクレーン運転士免許、移動式クレーン運転士免許など、免許の種類や運転経験の期間などにより変わり、受講時間は15時間程度です。

玉掛けとは作業現場で活躍する資格の取得が必要な仕事


玉掛け作業について基本的な内容から、必要な資格までまとめました。

クレーンに荷物を掛けたり降ろしたりする作業の中で玉掛けとは、ひとつでも間違ったことをしてしまうと、現場や荷物の破損だけでなく、人命にもかかわる大きな事故になりかねない重要な役割を担っています。

実際に玉掛け作業員として活動していくためにも、事故を起こさないための技術や知識を身につけられる玉掛け技能講習を活用することも可能です。

安全第一に、工事現場などで重量の荷物運びに必要とされる玉掛け作業を行なっていくようにしましょう。

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