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公開日時 2018.11.07
最終更新日時 2021.12.22

【資材を学ぶ②】木材の種類と特徴、使用箇所

日本では古くから木造建築が多いです。
現在でも住宅を建設する際などに木材を使用することがよくあるでしょう。
建築用の木材にはたくさんの種類がありますが、それぞれ特長があり、使用箇所も異なります。ここでは木材の種類や特長について見ていきましょう。

この記事でわかること »

特長

建築でよく使用される木材は、主にスギやヒノキ、カラマツ、ケヤキ、クリ、ブナなどが挙げられます。
スギは木目が直線的で狂いが少なく、扱いやすい木材です。
古くから建築資材として使用されてきました。
日本の人工林の大半がスギの木であることから流通量が多く値段も安価なのが特長です。
ヒノキも古くから建築資材として使用されてきました。
スギよりも高価な木材で香りが好まれています。
また、水に強く虫や菌などに対しても強い耐性を持っているのが特長です。
カラマツは、「やに」という粘り気のある樹脂を分泌する特長を持ちます。
「やに」は害虫などから身を守るためのものですが、建築資材として使用する際にも「やに」を上手に利用した使い方をすることが多いです。
ケヤキは木目が美しく強い耐久性が特長の木材です。
比較的高価で、固い素材であるため加工するには高い技術力を要します。
クリも耐久性に優れた固い木材で虫にも強いですが、ケヤキよりも安価です。。
ただし、割れやすい特徴もあります。
ブナも固く丈夫ながらも安価な木材です。

使用箇所


スギは一般住宅の柱や天井板、床板など幅広い箇所に使用されています。
真っ直ぐ育つので柱に最適です。
ヒノキも柱や天井板によく使用されています。
高価な木材であることから、高級な住宅に使用されることが多いです。
ヒノキを使用した新築住宅の中は、とても良い香りがするでしょう。
カラマツは主に土台や梁、杭などに使用されます。
ケヤキは柱などの構造材として使用されることが多いです。
大黒柱にもケヤキがよく使用されます。
一般の住宅の他に寺院などの大きな建築物でも使用されやすい素材です。
クリは土台や内装材などに使用されます。
ブナは床板によく使用される木材です。
リビングや洋室などの、フローリングに使用されることも多いです。

木材の特長を活かす

木材は住宅のさまざまなところに、それぞれの木材の特長を考慮した箇所に使用されています。
使用する木材の違いにより、雰囲気が異なることも多いです。
そして、それぞれの木材は、これから何十年にもわたって、家の一部として活躍することになります。

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