チェック漏れ厳禁!雨仕舞が施工されている箇所を再確認しよう!
雨仕舞とは、雨水が侵入しないように屋根や壁との接続部分に施す施工方法のことを指します。
雨を受け止めて外に流すことで、雨の浸入を防ぎます。
主に角や接合部分に施すのを雨仕舞、平面に施すものが防水です。
雨仕舞がしっかり施工されていないと、雨漏りが起こる可能性があります。
雨漏りは建物の劣化などさまざまなトラブルを引き起こします。
そこで現場監督がとくにチェックすべき雨仕舞の箇所をご紹介します。
この記事でわかること »
現場監督がチェックしておきたい場所
チェックすべき重点箇所は、建材面と建材面が接合している部分です。
角度がつくので、施工が難しい箇所とされています。
具体的には以下のような場所をしっかりチェックしましょう。
屋根棟部
棟板金同士の接合部分をまずチェックします。
また棟板金と屋根材の立ち上がり部分にも気をつけましょう。
ベランダ床
外壁とベランダ床の立ち上がりをチェックします。
アルミサッシ
サッシの枠と外壁の立ち上がり部分をチェックしましょう。
天窓
天窓がある建物では、天窓枠と屋根の立ち上がり部分のチェックが必要です。
谷樋
谷になっているので、施工が難しい部分です。
まずは屋根材の立ち上がり部分を見ます。
屋根に対して大きさが適切であるかどうかもチェックします。
ドーマ
ドーマ屋根と大屋根の間も施工に技術がいる部分です。
立ち上がり部分や谷樋をチェックしましょう。
陸屋根
陸屋根がある場合、外壁との立ち上がり部分をチェックします。
また平面部分の防水も見ておきましょう。
雨漏り防止には雨仕舞の施工が重要
建物の劣化の原因となる雨漏りを防ぐには、雨仕舞をしっかり施工することが大切です。
年数が経っていないのに雨漏りなどのトラブルがある場合は、ほとんどが雨仕舞自体の施工不良が原因です。
雨仕舞は、雨水をしっかり受け流すことができるかが重要です。
これにはかなりの技術と知識が必要とされているので、職人さんを信用していてもチェックは最重要といえます。
トラブルを起こさないためにも、現場監督はしっかりチェックしましょう。
施主への説明を忘れないように
雨仕舞の説明は難しく、つい後回しになっている現場監督も多いのではないでしょうか。
しかし施主に対して分かりやすく説明することも現場監督の仕事です。
雨仕舞は雨漏りをしないためにも重要な施工であることをしっかり説明します。
建築用語や専門用語などを極力使わず、分かりやすい説明を心がけましょう。
そうすることで施主の信頼を勝ち取れます。
またひいては自社の信頼を上げることにもつながるのです。
普段から分かりやすい説明ができるようにしておきましょう。
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