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【安全を知る③】安全帯がフルハーネス化に!特徴とメリットとは?

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公開日時 2023.04.15 最終更新日時 2023.04.15

2019年から安全帯は墜落阻止器具という名称になり、フルハーネスタイプを着用することが原則となります。
フルハーネスタイプにはどんな特徴やメリットがあるのでしょうか。
フルハーネスタイプに移行した背景と、特徴、メリットなどをご紹介します。

フルハーネスタイプの特徴

フルハーネスタイプの特徴

フルハーネス式安全帯は、ベルトを肩や太ももなど体の複数部に装着するタイプです。
肩ベルト、胴ベルト、胸ベルト、腿ベルト、骨盤ベルト、着脱式連結ベルト、D環、フック、ショックアブソーバなどのパーツから構成されています。
この複数のベルトによって、万が一の墜落時でも体が安全帯から抜け出す可能性が低くなっています。
フルハーネスタイプは胴ベルトタイプと違い、落下時の衝撃を全身に分散させることができます。
土木、建設、橋梁などさまざまな現場で使用されます。
このフルハーネスタイプが、2019年から厚生労働省が施工する墜落制止用器具の原則タイプとして指定されました。
今まで「安全帯」と呼ばれていたものはすべて「墜落制止用器具」と名称が変更されます。

フルハーネスタイプのメリットと変更の背景

現在、建設業で多く使われている胴ベルトタイプの場合、万が一の墜落時に体が抜けるリスクがあります。
また急に腹部や胸部を圧迫することにより、死亡する例もあります。
さらに墜落阻止時に体が「くの字」になるため、D環が腰よりも下にいくと重心が変わり逆さまになる危険性もあるのです。
姿勢が逆さまな状態が長く続くと、呼吸困難やしびれなどの症状が出てきます。
また地面との距離が違い場合、頭から落下する可能性もあります。
このような事故や死亡例が多いことから安全帯の見直しが行われ、原則としてフルハーネス型の着用が義務付けられました。
フルハーネス型は肩や腿にもベルトを装着しているので、このような危険がありません。
またショックアブソーバをつけるとさらに安全です。
ショックアブソーバは、墜落阻止時に衝撃を大幅に低減してくれます。
体への衝撃を減らすほか、ランヤードの切断リスクを下げることができます。

普段からの点検を怠らないようにしよう

フルハーネスタイプの特徴やメリットなどをご紹介しました。
しかしいくらフルハーネス型が安全といっても正しい使用方法を知っていなければ意味がありません。
装着の仕方やフックの取り付け方法など普段からしっかり訓練しておきましょう。
また高さが2m以上の場所で作業床を設けることが困難な場所での作業は、「安全衛生特別教育」が必要となりました。
学科4・5時間、実技1・5時間の講習が必要です。
普段から点検を怠らないようにしましょう。

関連記事:
【安全を知る①】安全帯のタイプを総まとめ
【安全を知る②】安全帯が墜落制止用器具に変更!どう変わったの?
【安全教育を知る⑥】安全教育を現場に浸透させるコツ


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

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