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公開日時 2018.11.06
最終更新日時 2022.04.06

【工事検査を徹底攻略①】一発クリアには超重要。工事検査の意義を知ることがなぜ重要

国や地方公共団体などが発注する公共工事が増えると建設業界は活気づいてきます。
公共工事は原則として、競争入札と請負工事の契約で行われます。
そして選抜されるためには、法律で建設業の許可を得た信頼できる建設業者であることが大前提です。
客観的評価を上げるためにも、今回は基本となる工事検査の意義を見ていきましょう。

工事検査が行われる意義

貴重な税金を使って行われる公共工事は国民の意識や関心も高く、無駄のない出費やコスト管理、完成度の高さが求められます。
競争入札で決定した受注業者は、発注者と工事請負契約を交わしたのち、設計図書や施工計画、施工体制などについての書類を提出することになっています。
受注業者が法令を守りながら安全対策や品質の高い施工ができるのかなど、発注者が施工過程からきちんと監督することが必要ということです。

そのため建設業法では、建設工事にあたって適正な請負契約と適正な施工が求められます。
工事現場に必要な知識を持った専任の技術者を配置して、責任のある工事が進められるよう監督されるのです。

工事が完成したら、工事過程の報告書類や写真、完成図などの書類確認と現場での検査が行われます。
その際に、工事請負契約や施工計画が守られているかを判断する工事検査が行われます。
工事検査の評価は、受注業者の施工能力の高さに対する評価と今後の受注につながります。
そのため検査の意義を理解しきちんと対応しておきたいところです。

工事検査合格のために必要なこと

工事検査の意義を理解することで、工事検査に合格するためにどうするべきかが見えてきます。

施工技術以外に大切なのは、工事検査だけのために書類や現場体制を整えることではありません。
日常的に、安全対策や環境保護の意識、労働者の勤務体制などがきちんと取られていることです。
いわば検査される項目は建設業者として行うべき当然の責務だといえるでしょう。

また、工事の過程で出来形の検測や品質の確認、写真の管理などをその都度行うことで、完成後の工事検査に向けた書類まとめも効率的にできると考えられます。
工事検査では評価や合否の判定だけではなく、受注業者の技術や施工方法の向上のための指導も行われます。
工事検査に関わる様々な指摘も参考にして、今後の事業につなげていくことが期待されます。

信頼される事業者となるために

公共工事の目的物が完成するまでには、発注者側の監督や検査官の豊富な知識や経験、的確な判断力が求められます。
また同時に、受注者側の施工技術や法令遵守に対する意識の向上などが大切です。
「地図に残る仕事」を請け負っているという姿勢で、誇りを持って取り組んでいきましょう。

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