日本の近未来建築シリーズ2 秋田市立体育館と大阪市舞洲工場
日本全国にはSF映画に出てきそうな近未来を感じる建物がたくさん建てられています。
今回は奇抜な印象を与える2つの公共施設、秋田市立体育館と大阪市環境局の舞洲工場に焦点を当ててご紹介します。
その建築方法や外観の特徴も説明します。
モダンな建築物。秋田市立体育館
秋田市立体育館は、秋田県秋田市にある総合体育館です。
渡辺豊和氏の設計で1994年に竣工されました。
バレーボールやバスケットボールなどのスポーツだけでなく、ファッションショーなどの会場としても使用されています。
公共施設とは思えない近未来的な外見から秋田では有名な建築物です。
コンクリート打ちっ放しの建物ですが、見た目はまるで宮殿のようです。
また遠くから見るとSF映画の宇宙船のようにも見えます。
直線的なデザインはほとんどなく、曲線によってデザインされています。
入り口はドーム状になっており、見上げると体育館とは思えないような天井が目に入ります。
メインアリーナの部分にはジョギングコースが開放されており、明かり取り用の煙突状の天窓が特徴です。
全体的の雰囲気が、およそ20年前に建てられたとは思えない建築物です。
まるでお城のような大阪市舞洲工場
大阪市舞洲工場は大阪市にあるゴミ焼却場です。
ゴミ焼却場とは思えない奇抜なデザインから建築的にも注目されています。
工場の外観は、ウィーンの芸術家である、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によってデザインされました。
これは大阪市舞洲工場が地域に根ざし、エコ・技術・芸術が融和したシンボルとなるようにという意味が込められているそうです。
自然界にあるものをコンセプトにしているため、曲線を意識して採用されています。
壁面には赤と黄色のストライプがデザインされており、これは炎をイメージして作られたとされています。
もちろんゴミ焼却場のため、ゴミ収集車が入るためのプラットホームや、ゴミを溜めておくためのゴミピットなどもあります。
また屋外には遊歩道も整備されています。
自由に歩けるようになっており、曲がりくねった道は多くの緑で覆われています。
特徴的なデザインから多くの見学者が訪れており、その人気は見学ツアーも開催されるほどです。
また大阪市舞洲工場のデザインや建築をひと目見ようと、海外からも多くの見学者が訪れています。
近未来的な外見の建築物はたくさんある
今回は秋田市立体育館と大阪市舞洲工場をご紹介しました。
いずれもまるでSFのような近未来的な建物です。
大阪市舞洲工場などは奇抜なデザインから今でも多くの見学者が訪れています。
建築物的にも特徴がありますので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
編集部
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