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【世界遺産の建築物⑤】パリの象徴!エッフェル塔

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公開日時 2023.04.02 最終更新日時 2024.01.30

エッフェル塔はフランスの首都パリを象徴する建築物で、19世紀に建てられた建物としては最大の高さを誇ります。
1930年にニューヨークに建てられたクライスラー・ビルディングに抜かれるまで、約40年間にわたって世界一高い建築物でした。
建設の仕事に携わっている人なら、ぜひエッフェル塔について詳しくしっておきたいでしょう。
では、エッフェル塔がどんな建築物なのか解説していきます。

 


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どのようにして建てられたのか

どのようにして建てられたのか

エッフェル塔ができる前までは、アメリカのワシントン記念塔が169メートルで世界最大の高さでした。
その1つ前は157メートルあるドイツのケルン大聖堂で150メートル前後なら、世界屈指の高さと言える時代だったのです。
これに対して完成当時のエッフェル塔の高さは300メートルです。
200メートル台を通り越して、いきなり300メートルの大台に乗りました。
ワシントン記念塔に2倍近い差をつけて、世界一の高さを大幅に更新したことから、当時は大きな話題になりました。
エッフェル塔は下部にあるアーチが特徴的ですが、このアーチは外観を美しく魅せるだけでなく、塔全体を支える役割を果たしています。
建設前は20年程度で壊れてしまうとも言われていましたが、約130年経過した現在においても壊れていません。
エッフェル塔を構成する資材には錬鉄が多く使用されており、強度は鋼鉄に劣るものの、総重量は軽くなるように作られています。
また、実際の建設作業にあたった職人は規模の割には少なめで、少数精鋭で工事が行われました。
そして完成したのは着工から僅か2年2ヶ月後の1889年3月です。

3つの展望台がある

エッフェル塔が非常に短い期間で完成したのは、パリ万博に間に合わせるためです。
パリ万博は1889年5月に開催されたため、ギリギリだったということになります。
もし、工期が遅れていたら工事中のまま万博を迎えることになっていたでしょう。
パリ万博のときには、世界中の人たちから大いに注目されました。
現在でもエッフェル塔を見にパリに旅行に行く人はかなり多いです。
エレベーターが設置されており、観光で訪れる人たちは展望台に上ってエッフェル塔からの眺めを楽しみます。
展望台は下部のアーチのすぐ上にある1階ともう少し上の2階、頂上近くの最上階があります。
高さから見て、1階や2階という呼び方にやや違和感を覚える人もいるかもしれません。
2階とは言っても、通常のビルの28階くらいの高さです。
それぞれ違った眺めを楽しめるため、観光に行った際にはぜひ3つとも見ておきましょう。
また、2階までならエレベーターの他に階段で上ることもできます。

エッフェル塔は世界中から注目された

パリのエッフェル塔は、パリ万博のときにかなり注目を浴びました。
エッフェル塔の建設に携わった人たちにとっては、この上ない充実感を覚えたことでしょう。
施工管理の仕事をしている人なら、いつかエッフェル塔のような世界から注目を浴びるような建築物を扱ってみたいものですね。

 


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