建築のプロもびっくり!?この建築物がちょっと変!2018【オフィスビル編】
オフィスビルは、味気ないデザインの建物が多いです。
しかし、中にはデザイン性の高いオフィスビルもあります。
変わった形のオフィスビルなら、そのビルの中で毎日仕事をするのも楽しくなるかもしれません。
ここでは、ちょっと変わった形のオフィスビルを紹介していきます。
この記事でわかること »
TKPゲートタワービル
高速道路がこのビルを貫通している
TKPゲートタワービルは1992年に竣工したオフィスビルです。
地上16階建てで、大阪市福島区にあります。
このビルを初めて見る人は、目を疑うでしょう。
このビルは建物の中を高速道路が貫通しています。
遠くから見た場合には、単に高速道路がビルの近くを通っているだけのように見えるかもしれません。
大阪やその周辺地域に行く機会があれば、ぜひ見ておきたい建築物です。
貫通している高速道路を車で実際に通ってみるのも面白いでしょう。
なぜこんな形にしたのか
TKPゲートタワービルは、最初から面白い形のオフィスビルを作ろうとして作られたわけではありません。
もともと、この場所にあった建物が老朽化したことで、改築計画を立てており、当初は通常のオフィスビルにする予定でした。
しかし、建築許可を得ようとした段階で既に高速道路が通ることが決まっており、建築許可を得られなかったため、このような形になりました。
高速道路が通っているのは5階から7階部分ですが、阪神高速道路会社が入居しているという扱いになっています。
梅田スカイビル
2つのビルが繋がっていて屋上に空中庭園展望台がある
1993年に竣工した地上40階建ての超高層ビルです。
大阪市北区にあります。
このビルの特徴は、タワーイーストとタワーウエストの2棟のビルで1つの建物という扱いになっている点です。
地上の入口はそれぞれ別々にありますが、22階で繋がっています。
また、39階から屋上にかけても繋がっており、屋上に空中庭園展望台があるのが大きな特徴です。
ちょうど、タワーイーストとタワーウエストの上に、空中庭園展望台が乗っかっているような形になっています。
なぜこんな形にしたのか
梅田スカイビルがこのような形になった主な理由は2つあります。
1つは、建築計画を立てていた時期がバブル真っ只中の夢のある時代だったためです。
やる気に満ちた若手の建築士たちが、インパクトのある建物を作ろうとしていました。
もう1つの理由は、災害時の安全を確保するためです。
大規模なビル火災が起きると、上層階にいる人は、避難経路の確保が難しいです。
もし隣のビルと繋がっていれば、災害時にも逃げやすくなるのではないかというひらめきから、このような形になりました。
施工管理の仕事をしている人ならぜひ担当してみたい
変わった形の建物はインパクトがあり、一度見るとなかなか忘れません。
その地域のランドマークになることもあります。
施工管理の仕事をしている人なら、いつかはそんなインパクトのあるデザインのオフィスビルを担当してみたいですね。
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編集部
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