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公開日時 2018.10.10
最終更新日時 2022.04.06

【名庭園シリーズ:中国編】蘇州「拙政園」など

中国も世界文化遺産に登録されるような名庭園が数多くあります。
今回は中国江蘇省蘇州市にある庭園「拙政園」についてご紹介します。
中国4大名園の一つに数えられ、その広大さと美しさは世界中で話題です。
それでは拙政園の歴史や特徴についてご紹介します。

拙政園とは

拙政園とは中国江蘇省蘇州市にある庭園「蘇州古典庭園」の一つです。
1501年頃、中央政府の職を失った高官王献臣が故郷に戻って建造したと伝えられています。
拙政園という名前は、「閑居賦」の一節「愚かな者が政治をつかさどる」から取ったとされています。
中国4大名園の一つに数えられ、広さは何と5万2000平方メートルです。
敷地は東園、中園、西園の3つに分かれており、池を中心とした造りとなっています。
建物は水面に臨むように建てられているのが特徴です。
東は山、芝生、河などを主とし、中部は3分の1の池が集中しており、西部は建物が多くあります。
特に見どころは中園に集中しています。
それは拙政園とはもともと中園から作られ、徐々に拡大していったことに起因します。
水がテーマの庭園は敷地の半分以上が美しい花を咲かせる蓮池で占められており、中園の「遠香堂」からの眺めは特に絶景とされています。
世界文化遺産に登録されており、水と楼閣が複雑に絡みあったような景観は中国ならではで、多くの観光客が訪れます。

拙政園のテーマ

拙政園は自然景観を生かすように作られた庭園です。
自然景観と融合させ、いかに美しく見えるか、ということを考えながら建物や、回廊、橋などが作られています。
そのため建物がある場所はおのずと景観が美しい場所であることが多いです。
また庭園内には、いくつかの平石が置かれています。
これは庭園の最も見晴らしの良い場所に置かれていることが多いため、見つけたら登ってみるのがおすすめです。
また橋や回廊なども、曲がる角度などを計算してあるので、どこを切り取っても美しい景観が見られるのが特徴です。
住宅は蘇州の典型的な民家であり、現在は博物館展示庁となっています。
4つの展示庁があり、蘇州園林の2千年の歴史に触れることができます。
このように歩きながら庭園の自然を楽しめるという部分は、回遊式の日本庭園に通ずるものがあります。

中国の歴史に触れる名庭園

拙政園は広大な敷地を有する庭園で、中国造園芸術の傑作とされています。
元は唐の詩人の住居だったものを、明代に王献臣が庭園に作り変えました。
その美しさから世界文化遺産にも登録されています。
中国を訪れた際にはぜひ見ておきたい庭園の一つです。

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