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公開日時 2018.10.10
最終更新日時 2022.04.06

【名庭園シリーズ:欧州編】ベルサイユ宮殿、ハイドコート・マナー公園、ミラベル公園

海外にも名庭園と呼ばれる庭園が数多く存在します。
日本とはまた違った技術が使われた庭園は、日本とは異なる魅力があります。
今回は欧州の名庭園であるベルサイユ宮殿、ハイドコート・マナー公園、ミラベル公園についてご紹介します。

ベルサイユ宮殿(フランス)

ベルサイユ宮殿はルイ14世が作った宮殿で、フランス王国の絶頂期とされる1682年から1789年まで王宮として使われました、
その美しさと荘厳な佇まいから、1979年には宮殿と共に庭園がユネスコ世界遺産に登録されました。
その庭園はフランス式庭園の最高傑作ともいわれ、17世紀フランスの技術の高さを今に伝えています。
庭園は当時名師と呼ばれていたル・ノートルによって設計されました、
小さな林の植え込みである「ボスケ」がどこまでも続くように配置され、まるで草原のような美しさがあります。
庭園の内部にはグラン・トリアノンとプチ・トリアノンの2つの離宮があり、プチ・トリアノンはルイ16世がマリー・アントワネットに送ったものとして有名です。

ハイドコート・マナー公園(イギリス)

ハイドコート・マナー公園は20世紀を代表するイギリス式の庭園です。
アメリカ人のローレンス・ジョンストンが40年の歳月をかけて完成させたとされています。
庭園を生け垣で囲む特徴的な構成で、生け垣で区切った小庭園は20種類以上にものぼります。
小庭園は「コテージ・ガーデン」と呼ばれ、イギリスの庭園技術に大きな影響を与えたといわれています。
生け垣の外からは中は見えないため、庭園の中に入るとそこは別世界という感覚を味わえます。

ミラベル公園(オーストリア)

ミラベル公園は、1606年に大司教ヴォルフ・ディートリヒが建てたミラベル宮殿にある庭園です。
サルツァッハ川の右岸、ホーエンザルツブルク城をバックに見る絶景の場所にあります。
庭園はバロック建築家フィッシャー・フォン・エアララッハの手によって作られました。
神話と伝説を題材にしているため、様々な神話的モチーフが配置されています。
庭園の中央にはペガサスの泉があり、その周りには地・火・水・空気を表す4つの像が配置されているのが特徴です。
また北門の両側にはユニコーンが、庭園内はギリシャとローマの神の像がいたるとことに配置されています。

時代を経て愛される名庭園

欧州にあるベルサイユ宮殿、ハイドコート・マナー公園、ミラベル公園はいずれも当時の技術をあますところなくつぎ込んで作られた庭園で、今もなお多くの人々に愛されています。
技術は昔のものですが、その美しさと当時の空気を知ることのできる庭園は今でも参考にする部分が多いのではないでしょうか。
ぜひ世界の名庭園にも触れてみてください。

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