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モルタルとコンクリートの違いは?モルタルのメリット3つ紹介!

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公開日時 2023.04.06 最終更新日時 2023.04.06

モルタルとは?

モルタルとは?

モルタルとは、セメントと砂と水を混ぜた材料です。
砂は「細骨材」と呼ばれる砂を水と3:1の割合で混ぜて作られることが多いです。
モルタルは住宅の外壁材などに良く使われていました。
屋内と屋外どちらにも使える便利な材料で、外壁だけでなく浴室や台所、レンガの目地材、タイルの下地などに使われます。
モルタルは職人が手仕事で行うため、独特の味わいがあるのが特徴です。
しかし現在ではよりデザイン性に優れたサイディングやガリバリウム鋼板などの外壁材が主流となっています。

コンクリートとの違い

コンクリートは、セメント1に対して砂が3、砂利が6と水を混ぜたものです。
モルタルと同じく混ぜて使用されますが、セメントには砂利が入っているのが特徴です。
また骨材などを加える場合もあります。

コンクリートとの値段の違い

コンクリートとモルタルには値段の違いがあります。
コンクリートとモルタルの同量分の価格を比較するとモルタルの方が価格は高いです。
コンクリートもモルタルもセメントが含まれています。
またセメントの価格は、コンクリートやモルタルのほかの原料である砂や砂利よりも高くなっています。
その価格の高いセメントの配合量が、コンクリートよりもモルタルの方が多くなっています。
したがって、モルタルの方がコンクリートよりも値段は高くなるでしょう。

モルタルのメリット3つ

モルタルのメリットを3つ紹介します。
モルタルの持つ性質により掃除がしやすいことなどが挙げられます。
またモルタルとは材料が不燃性の物質しか使っていないので、耐火性が高い外壁にすることができます。
さらにモルタル外壁では、左官仕上げなどの手仕上げを用いることが可能です。
暖かい質感を持たせることができるなど、デザインパターンが豊富であることもメリットになっています。

モルタルのメリット1:掃除がしやすい

モルタルのメリット1つ目は、掃除がしやすいことです。
さらに乾燥して完成すると防水性が高くなり、セメントと砂により作られているモルタルはとても丈夫な外壁となります。
またモルタルは施工されたときに継ぎ目がないのが特徴です。
これらのことから、モルタル外壁は汚れにくく、木の葉などが付着しても簡単に払いのけて掃除することができます。
しかも、つなぎ目がないことは、きれいで高級感のある見た目になり汚れを感じさせません。
汚れが目立つ場合もあるため、定期的なメンテナンスが必要になってきます。

モルタルのメリット2:耐火性がある

モルタルのメリット2つ目は、耐火性があることです。
モルタルはセメントと砂を合わせて水で練って作られ、原料となるもののすべてが不燃性のものですので耐火性に優れています。
しかも、かなり耐火性が高くなっていて、炎などの高熱にさらされても、燃えることはなく有毒ガスも出しません。
外壁に使った場合は、竜巻や台風などの強風で飛ばされてきた物がぶつかっても、破損することはないというメリットがあります。

モルタルのメリット3:デザインパターンが豊富である

モルタルのメリット3つ目は、デザインパターンが豊富なことです。
モルタル仕上げの外壁はデザインの自由度が高くて、意匠性に優れています。
仕上げ方法も種類が多く、施工方法により変化を付けられることや、組み合わせとして混入する砂、そして繊維などの素材も使うことができますので、きわめて多くの仕上げパターンにすることが可能です。
また、モルタル仕上げはサイディングのようなつなぎ目ができないので、見た目がきれいで複雑な形をした建物でも簡単に施工することができます。
特に左官仕上げは、様々な風合と質感が演出できます。

モルタルのデメリット3つ

モルタルのデメリットを3つ紹介します。
モルタル外壁は材料費自体が高いなどコストが高くなりやすい傾向があります。
また、モルタル外壁は仕上げに手作業で行われる場合が多いので、仕上がりにバラつきがでることがあるでしょう。
モルタル外壁は汚れが目立ちやすい傾向を持っている外壁です。
モルタル外壁自体の色が淡いことで、汚れが目立ち、表面がざらざらしていることでホコリがたまりやすくなり、その分汚れやすくなります。

モルタルのデメリット1:コストが高くなりやすい

モルタルのデメリット1つ目は、コストが高くなりやすいことです。
モルタル外壁は施工する際に、下塗りから初めて塗り重ねていくため、工程が複雑になってしまい施工期間が長くなります。
モルタル外壁は、モルタル自体が高価格であることに加え、先ほどの施工期間が長いことで施工費用が他の外壁材よりも高コストになる傾向です。
さらに、モルタル施工のできる熟練した職人が少なくなっているため、人件費も高くなります。
また、ひび割れが起こりやすいため、定期的なメンテナンスが必要であり、その費用がかかることもコストを高める要因です。

モルタルのデメリット2:仕上がりにバラつきがでる

モルタルのデメリット2つ目は、仕上がりにバラつきがでる傾向があることです。
モルタル外壁は、細かなところや左官仕上げの最終段階、そしてローラー仕上げを行う際に熟練した職人が必要な施工方法です。
また、材料のセメントと砂以外にも繊維などを混入して仕上げる場合があります。
そのような場合には、混ぜ合わせる際の水分量に差ができることを考慮して作業する必要があります。
これらのことから、作業する職人に技術と経験が要求されますので、モルタル外壁の出来上がりの良し悪しとは職人の腕に大きく左右されることになるでしょう。
そのため、職人次第で出来上がりの品質にばらつきが出る可能性があります。

モルタルのデメリット3:汚れが目立ちやすい

モルタルのデメリット3つ目は、汚れが目立ちやすいことです。
外壁は、強い風雨にさらされることや、強い日光に照らされることなど常に厳しい状況にさらされています。
モルタル外壁は仕上げで風合いをよくするため、表面にデコボコな状態が多くなっています。
そのため、モルタル外壁は他の外壁に比べてホコリがたまりやすい外壁といえるでしょう。
さらに、雨水が窓などから流れるときの汚れが線状につきやすくなっているため、より汚れが目立つ外壁です。
これも、モルタル外壁が計画的にメンテナンスをする必要性がある一つとなっています。

モルタルはどんな仕上がりになる?

モルタルはどんな仕上がりになる?

モルタル外壁にはいくつかの種類があります。
ここではモルタル外壁の種類と特徴、注意点などを紹介します。

リシン吹付

砂を混ぜて吹付ける方法です。
表面がザラザラしており、落ち着いた風合いで、独特の温かみのある風合いが出せます。
初期費用が比較的安いのが特徴です。
ただし他の方法に比べてひび割れが入りやすく、汚れなどが付着しやすいとされています。

リシンかき落とし

リシン吹付を行った後にわざと引っかき、ざらざらの表面に仕上げる方法です。
通常のリシン吹付よりも手間と時間がかかりますが、重厚感のある仕上がりになるのが特徴です。
リシン吹付よりも表面積が多く、通気性が良くなります。
ただし通常のリシン吹付よりも手間がかかるため、費用が高くつく傾向にあります。

スタッコ吹付

リシンよりも厚みがあり、高級感のある仕上がりが特徴です。
ひびが入りにくいので、長持ちしやすいとされています。
ただし表面が凸凹しているので、汚れや苔などが付着しやすい傾向にあります。

吹付タイル

専用の機材で吹付ける方法です。
一般的に3回塗りで仕上げられます。
立体感のある独特の風合いに仕上がります。
骨材が入っていないため柔らかくひび割れしにくいとされています。
また汚れにくいのが特徴です。
耐久性を重視したい方におすすめとされています。
ただし施工の際に材料が飛び散りやすく、音がうるさい傾向にあります。

左官仕上げ

左官作業によって仕上げるので、模様をつけるなどデザインの自由度が高いのが特徴です。
模様の種類も複数あるため、好みや建物に合わせたデザインを選べます。
ただしその分職人ごとに差が出やすい傾向にあります。

モルタルとコンクリートの使い分けとは?

モルタルとコンクリートの使い分けについて紹介します。
モルタルは、目地やコンクリートの仕上げに使用されることが多い建築材料です。
ブロックやレンガなどのつぎ目に接着剤として使われています。
コンクリートは強度が高い素材なので、壁や柱、梁などの建物の基礎部分に使われる素材です。
そのため、建築物の基礎など強度を要求される部材に多く使われています。
さらにコンクリートの強さを強化するために、鉄筋を入れた鉄筋コンクリートが使われます。

モルタルとは何かについて知ろう

これまで、モルタルのメリットやデメリットなどについて紹介しました。
モルタルとは、セメントと砂、混ぜ水を加えて練り合わせた建築材料のことです。
外壁や床材、そしてブロックの目地材として、さらにバルコニーの防水仕上げなどモルタルは多方面に使用されています。
日本にモルタル外壁が普及したのは明治時代からで、昭和50年過ぎにサイディングを使う外壁材が出るまでは住宅の外壁の主流になっていました。
モルタルとは何か、またコンクリートとの違いを把握して実際に役立ててみましょう。

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