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屋外広告士の資格を取得するメリット|必要な試験の詳細について解説

働く
公開日時 2022.08.18 最終更新日時 2023.10.27

屋外広告士とは


屋外広告士は、屋外広告物に関する高度な知識と技術があることを証明できる資格です。
屋外広告は、景観が悪くなったり、倒壊などの事故が起きたりしないように、屋外広告物法でサイズや場所などが定められています。
屋外広告士はこの屋外広告物法に則り、デザインや施工方法などの設計や施工を行います。
屋外広告業を行う場合は、各営業所に業務主任者を置く必要があります。
屋外広告士は業務主任者になるために必要な資格の一つなので、屋外広告を製作・施工する会社などで活躍が期待できます。
屋外広告は原則としてどの地域でも設置されているため、地域問わずに需要がある資格といえます。

出典:「屋外広告士制度のご案内」|一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会
参照:http://www.nikkoren.or.jp/okugai/

屋外広告士の仕事内容


街には大型看板やネオンサインなどの広告物が多くありますが、ときに景観を害したり、看板が倒壊してしまうなどの事故で人を傷つけてしまう恐れがあります。
屋外広告士の仕事は、そういった広告の設定の際に、守らなければならない法律や地域の条例、また、建築規定などを考慮して、設置時と設置後の安全を確保することが求められます。
街の安全を守ることも仕事のうちの一つになります。
ここでは、屋外広告士の仕事を大きく2つに分けて内容をご紹介していきます。

設置する看板の詳細や取り付けに関する打ち合わせ

屋外広告士の仕事は、設置する看板の詳細や取り付けに関する打ち合わせ行います。
先に述べたように、屋外広告物を設置するには定められた法令に則らなければなりません。
その法令を遵守できるように、屋外広告士が法令の内容などを含めた詳細の打ち合わせを担当していきます。
その打ち合わせを経て、効果的な看板を提案し、内容を決めていきます。内容が決まると次の工程に進み、看板を作成・設置をしていきます。
このように、設置に関する細かい打ち合わせを専門知識と技術を持ち合わせて行うことが、屋外広告士の仕事の一つです。

出典:屋外広告物法 | e-Gov法令検索
URL:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=324AC0000000189_20200907_502AC0000000043

設置管理

2つ目の仕事が、設置管理業務です。
看板の内容が決まったら、次に、官公庁に看板設置の申請を行い、設置までの工程を進めていきます。
実際に看板が完成したら看板設置を行いますが、設置の際の安全管理も屋外広告士の仕事です。
法律や建築規定など、遵守すべきことを確認して安全を確保します。
一度許可の出た看板でも、違反があったり無許可となっていることがあれば、許可を取り消すことが屋外広告物条例ガイドラインの22条に記されています。

出典:屋外広告物条例ガイドライン|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/toshi/townscape/toshi_townscape_tk_000024.html

屋外広告士の資格を取得するメリット4つ


ここまでは、屋外広告士の資格概要や仕事内容を紹介してきましたが、取得にすることによるメリットもあります。
ここからは、屋外広告士の資格を取得することのメリットを、大きく4つに分けて紹介していきます。
これから取得をしようと考えている方は、資格取得によってどんなメリットがあるか、ぜひ参考にしてみてください。

1:屋外広告物に関する高度な知識と技術の証明

まず1つ目のメリットとして、屋外広告物に関する高度な知識と技術の証明ができます。
屋外広告士は、屋外広告物の設計やデザインなどの専門的知識と技術を持ったスペシャリストになります。
この資格を取得すると、法律に関する知識や設計・施工に関しての専門知識と技術があることが公式に認定されることになります。
また、屋外広告業を行う際に必要な業務主任者の資格要件の一つとなっているなど、需要の高い資格となっています。

出典:「屋外広告士制度のご案内」|一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会
URL:http://www.nikkoren.or.jp/okugai/

2:地域問わずに需要がある資格

屋外広告士は、地域を問わずに需要がある資格です。
屋外広告士の勤務先は、主に屋外広告の制作・施工会社になります。
屋外広告業を行っている企業は、営業所ごとに屋外広告士を置くことが屋外広告法によって定められています。
そのため、屋外広告士の資格を取得していると、どの地域に行っても屋外広告業を営んでいる企業には需要があるため、その企業にとって必要な社員となることができるでしょう。

出典:屋外広告物法 | e-Gov法令検索
URL:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=324AC0000000189_20200907_502AC0000000043

3:転職に有利

3つ目に、転職に有利になるという点です。
先にも挙げたように、屋外に大型の看板や垂れ幕などを設置する際には、法律や条例で営業所ごとに屋外広告士の資格取得者を設置する必要があります。
看板制作系の企業では、事業運営をするためには資格所得者がいないと経営ができません。
そのため、屋外広告士の資格を取得していると、転職の際に有利となるでしょう。

4:特別手当が支給されることが多い

そして、4つ目のメリットとしては屋外広告士の資格を持っていることで、特別手当を支給されることがあるという点です。
前述の通り、屋外広告士の資格を持っている人は、屋外広告業を営んでいる企業では必要不可欠な人材となります。
企業としては、資格を取得している人を管理者として置く必要があるため、屋外広告士の資格を取得している人に対して、特別に手当を支給している場合があります。

屋外広告士に必要な試験


屋外広告士は国家資格のため、取得するには試験を受験し合格しなければなりません。
また、試験は筆記試験と実技試験があり、その両方に合格する必要があります。
ここからは、その試験の内容をご紹介するとともに、受験資格に関する内容と難易度も含めた直近の合格率も紹介していきます。
資格取得を検討している人は、ぜひ上記内容を事前に理解して、勉強に取り組みましょう。

屋外広告士試験とは

屋外広告士の資格を取得するには、屋外広告士試験に合格する必要があります。
試験は学科試験と実技試験に分かれています。

出典:「屋外広告士制度のご案内」|一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会
URL:http://www.nikkoren.or.jp/okugai/

学科試験

・関係法規
・広告デザイン
・設計と施工

上記に関する問題が出題されます。
試験はマークシート方式で行われます。
学科試験の合格ラインは原則として60%以上です。
ただし1科目でも満点の40%の基準を満たさない場合は不合格となります。
ただしそれぞれの試験で平均点などの状況によって、合格基準や最低基準が試験委員会で決定される場合もあります。

実技試験

実技試験は「デザイン」か「設計」いずれかを選択します。
選択は願書提出時に申請します。
実技試験は原則として60%以上の得点がある人が合格者です。
ただし学科と同じく平均点などの状況によって合格基準が試験委員会で決定される場合もあります。

受験資格

18歳以上かつ広告物に関する実務経験が3年以上ある人が対象です。
以下の資格を持っている人は試験の一部が免除されます。

1・2級建築士 学科試験C免除 実技試験免除
1・2級建築施工管理技師 学科試験C免除 実技試験免除なし
1・2級土木施工管理技師 学科試験C免除 実技試験免除なし

出典:一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会「屋外広告士制度のご案内」
参照:http://www.nikkoren.or.jp/okugai/

試験の合格率は?

近年の試験の合格率は30.0%ほどで、難易度としてはやや易しいレベルとなっています。
合格に必要な勉強時間は、約40時間からとされており、過去問などでしっかりと勉強しておくと良いでしょう。
過去問で、70~80%程度の正答率が取れるようになると合格は近いでしょう。
試験対策の目安として参考にして、勉強に取り組んでみてください。

出典:「屋外広告士制度のご案内」|一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会
URL:http://www.nikkoren.or.jp/okugai/

屋外広告士の試験対策方法4つ


ここまでの内容は、試験の内容から受験資格までを解説してきました。
屋外広告士の資格は公式資格のため、試験対策を怠らずにしっかりと準備することも必要です。
試験勉強の方法は様々ありますが、ここでは試験の対策方法を4つ紹介していきます。
これから勉強を始める方や、現在勉強を進めている方でも、屋外広告士の試験に合格するためにはどのような試験対策をしたら良いのか、参考にしてみてください。
自分に合った試験対策の方法を見つけて、ぜひ合格に向けて勉強を進めてみてください。

1:苦手な科目を集中して勉強する

学科試験の問題は、関係法規が15問、広告デザインが20問、設計・施工が15問という構成になっています。
学科試験の得点が、1科目でも満点の40%の最低基準に満たない場合は、その他の科目の合計点が60%以上であったとしても、合格になりません。
そのため、苦手な科目がある場合は、その科目を集中して勉強するようにしましょう。

出典:「屋外広告士制度のご案内」|一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会
URL:http://www.nikkoren.or.jp/okugai/

2:事前講習会に参加する

参考書を使って勉強をすることは、内容を理解するには有効です。
しかし、一人で勉強をしていると、勉強の仕方や勉強した内容が正しいかどうか、確認してみることも必要になります。
そのような時に、各地区連合会事務局が開催している事前講習会に参加することも試験対策の方法の一つです。
各地区で開催されているため、一般社団法人日本屋外広告業団体連合会のホームページから事前に開催の有無を確認し、参加し易い地域の事前講習会に参加してみましょう。

出典:「屋外広告士制度のご案内」|一般社団法人 日本屋外広告業団体連合会
URL:http://www.nikkoren.or.jp/okugai/

3:屋外広告行政研究会発行の「屋外広告の知識」を活用する

屋外広告行政研究会が発行している「屋外広告の知識」を活用して勉強することもおすすめです。
屋外広告物行政を学ぶための基本参考書として、また実務の参考書としても使用できるものとなっています。
最新版に改訂されたもので、屋外広告物の基本から、法令に関することまでを幅広くカバーした内容となっているため、勉強を始めるなら、まずは「屋外広告の知識」を活用してみましょう。

4:日本屋外広告業団体連合会の過去問を活用する

テキストで知識を身につけて理解を深めた後に、その知識を試験で通用するのかを確かめるためにも、過去問を解くことは重要です。
なかでも、日本屋外広告業団体連合会の出版している過去問を活用することをおすすめします。
この過去問には、過去4年分の試験問題が解答と解説付きで収録されています。
過去問を解いて分からないところを何度も確認し直すことができ、スムーズに勉強を進めることができるため、試験までに過去問を数回解くことは忘れないようにしましょう。

屋外広告士は屋外広告の設計やデザインをする際に必要な資格


屋外広告士は屋外広告物の設計やデザインなどの専門的知識と技術を持ったスペシャリストです。
この資格があれば、屋外広告業を行う際に業務主任者になれます。
そのため転職や就職において有利な場合も多いです。
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