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建築設備士の難易度・合格率は?二次試験対策や受験資格を解説

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公開日時 2022.07.20 最終更新日時 2024.04.09
  • 「建築設備士の試験に自分でも合格できるか不安」
  • 「合格するためにどのように勉強を進めていけばわからず困っている」

建築設備士の試験を受験するか検討している方や、すでに受験対策をしている方の中には、上記のように悩んでいる方もいると思います。

そもそも、自分に受験資格があるかわからない方もいるでしょう。

本記事では、建築設備士の難易度や試験対策の仕方、受験資格について解説していきます。

建築設備士の難易度を把握しておくと、キャリアアップや年収アップのイメージが湧き、就職や転職のときに参考になります。

これから建築設備士の資格を取得したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 


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建築設備士とは

建築設備士とは、建築士に対して建築設備の設計や工事管理に関するアドバイスを行える国家資格です。

また、建築設備士からアドバイスを受けた建築士は、建築確認申請書にその旨を記載します。

建築整備士の資格は建築設備が高度化、複雑化してきたことによって創設された資格とされており、施工管理に関わる人材であれば知っておきたい資格だと言えます。

本記事では建築設備士についてご紹介していきます。

建築設備士の難易度・合格率

建築設備士の合格率について、試験ごとに以下の表にまとめました。

合格率
一次試験約30%
二次試験約50%
総合合格率約20%

建築設備士は、一次試験と二次試験の2つの試験から構成されています。

一次試験の合格率は30%ほどであり、受験者の3人に1人ほど合格する計算です。

また、二次試験の合格率は50%ほどであり、一次試験より難易度がやさしいです。

総合合格率は約20%となっており、建築設備士は国家資格のなかでも難しい試験であると言えます。

建築設備士の試験概要

建築設備士の受験資格や試験日などの受験概要について解説していきます。

  •  建築設備士の受験資格
  •  建築設備士の令和4年度の試験日
  •  建築設備士の試験内容
  •  建築設備士の二次試験対策
  •  建築設備士の試験内容の変更点

上記についてそれぞれ詳しく解説していくので、受験を検討している方は参考にしてみてくださいね。

建築設備士の受験資格

建築設備士の受験資格を以下の表にまとめました。

区分学歴・資格など(学歴は認められる過程を卒業した場合)実務経験年数
学歴+実務1大学卒2年
2短期大学卒4年
3高等学校卒6年
4イ:専修学校卒(修業年限が4年以上かつ卒業に120単位上必要)2年
ロ:専修学校卒(修業年限が2年以上かつ卒業に60単位上必要)4年
ハ:イ・ロ以外の専修学校卒6年
5職業能力開発大学卒2年
6職業訓練校短期大学卒4年
7高校卒業後、職業能力開発学校卒6年
資格+実務8一級建築士2年
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
空気緩和・衛生工学会設備士
第1種、第2種または第3種電気主任技術者
実務のみ9建築設備の実務のみの方9年
101~9までと同等以上の知識・技能を有する方

建築設備士の試験を受験するためには、学歴と実務経験が必要となります。

認められる学校の専門過程と実務内容について以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。

受験資格に関する学校の課程

建築科
建築設備科
設備工業科
設備システム科
建築設計科
建築設備設計科
建設科
機械科
生産機械工学科
精密機械工学科
応用機械工学科
動力機械工学科
機械システム工学科
機械電気工学科
電気科
電子科
電気電子工学科
電気システム工学科
電子システム工学科
電気電子システム工学科
電気機械工学科
電子機械工学科
電気通信工学科
電子通信工学科
通信工学科
建築設備に関する実務経験設計事務所、設備工事会社などでの建築設備の業務
官公庁での建築設備の業務
大学、工業高校等での建築設備の教育
大学院、研究所等での建築設備の研究
設備機器製造会社等での建築設備システムの設計業務

建築設備士の令和4年度の試験日

建築設備士の試験日や合格発表について、以下の表にまとめました。

申込日試験日合格発表日
一次試験令和4年2月28日(月)午前10時~ 3月18日(金)午後4時令和4年6月19日(日)令和4年7月28日(木)
二次試験同上令和4年8月21日(日)令和4年11月2日(日)

令和4年度の試験は一次試験と二次試験ともに申し込みがすでに終了しています。

これから建築設備士の試験を受けようとしている方は、令和5年度の試験日の発表を待ちましょう。

建築設備士の試験内容

建築設備士の試験は一次試験(学科)と二次試験(設計製図)の2つに分かれています。

それぞれの試験の出題形式や出題内容について、以下の表にまとめました。

【一次試験の試験内容】

出題形式出題科目出題数出題内容
四肢択一建築一般知識27建築計画環境工学構造力学建築一般構造建築材料建築施工
四肢択一建築法規18建築士法建築基準法その他の関係法規
四肢択一建築設備60建築設備設計計画建築設備施工

一次試験の出題形式はすべて四肢択一であり、すべてで105問の問題が出題されます。

【二次試験】

出題形式出題科目出題数出題内容
記述建築設備基本計画11建築設備に係る基本計画の作成
製図建築設備基本設計製図5以下の3つのなかから1つ選択して製図を作成する空調・換気設備給排水衛生設備電気設備

建築設備士の二次試験の出題形式は「記述」と「製図」であるため、しっかりと対策して臨む必要があります。

一級建築士と比べると建築・法規関連は難しくありませんが、電気・設備関連は難しい問題が出題されます。

建築設備士の二次試験対策

建築設備士の二次試験は「記述」と「製図」形式で出題されます。

二次試験の作図する問題の詳細について、以下の表にまとめました。

出題内容詳細
設備プロットの作成電気設備を選択すると、高圧単線結線図を作図する。電気設備に関わる方にオススメ。
系統図の作成系統図を書く電気設備は単純な高圧1回線受電が多い。そのため、難易度が低い傾向にある。
設備諸室のプランニング建築物の「通路」「設備諸室」を作図する。設備の特徴を考慮して、正しい配置計画をする必要がある。

それぞれの出題内容を理解して、効率的に学習する必要があります。

二次試験の対策をするとき、自分の回答をプロの講師の方に添削してもらうと効率的に学習できます。

一般財団法人 日本設備設計事務所協会連合会によって講習会(25,000円)が開かれており、この講習で講師の方に添削してもらうことがおすすめです。

建築設備士の試験内容の変更点

建築設備士の試験内容は、環境問題の点から建築設備の重要性が高まったため、2020年に変更されました。

具体的には出題内容ではなく、以下の表のように出題数が変わりました。

出題変更前の問題数変更後の問題数
一次試験建築一般知識2730
建築法規1820
建築設備6050
計算問題11
二次試験系統図または単線図11
平面図計画10
設備諸室の配置計画図10
空調設備に平面図11
衛生設備に平面図11
電気設備の平面図11

建築設備士の過去問で難易度をチェック

建築設備士の過去問は建築設備士試験 試験問題等から、無料でダウンロードできます。

ここでは過去問を2つ出しますので、難易度を確認してみてください。

出典:建築設備士試験 試験問題等

こちらは、令和4年の一次試験の建設一般知識および建設法規の問題で、正解は2です

出典:建築設備士試験 試験問題等

上記の問題は、令和3年の一次試験の建設設備の問題で、正解は1です。

わからなかった方はしっかりと対策して、わかった方はそのまま勉強し続けて、試験を受けてみてください。

建築設備士になるメリット5つ

設備設計の仕事は、建築設備士の資格がなくても実施することが可能です。

また、建築設備士の仕事である建築士へのアドバイスにも強制力はないため、建築設備士の資格にはあまり意味がないように思えます。

しかし建築業界では建築設備士の資格は非常に重要視されている資格であり、取得することによるメリットも大きいです。

ここでは建築設備士になるメリットをご紹介しますので、参考にしてみてください。

公的な書類への記名ができる

建築設備士になることで、アドバイスを行った建築物の建築主に交付する書面や確認申請書、建築設備工事監理報告書といった公的な書面の記名欄に建築設備士として記名することができるようになります。

また、建物を設計するにあたってできるだけ建築設備士の意見を聞くことが求められており、実際に建築設備士のアドバイスを受けて建築された建物は、より品質が高い建物だとされています。

一級建築士の受験資格が与えられる

建築設備士の資格は二級建築士と同等以上の知識やスキルを持っていることを認定していることから、資格取得から4年位以上の実務経験を経ることで一級建築士の資格を受験することができるようになります。

従来であれば一級建築士の受験資格を得るためには長い時間が必要となっていましたが、建築設備士になることで一級建築士へのルートが増えただけでなく、一級建築士になるための時間も短縮できるようになりました。

防火対象物点検資格者の受験資格が与えられる

建築設備士の資格は建築物に関する知識に精通していることを認定していることから、建築設備士になることで防火対象物点検資格者の受験資格を得ることもできます。

防火対象物点検資格者とは防火対象物の防火管理の実施や火災予防などを総合的に点検できる国家資格で、建築物は防災に関わる点検を定期的に実施する必要があります。

また、防災上の点検については消防法によって定められています。

電気工事・管工事業での特典がある

電気工事業や管工事業でのメリットとしては、建築設備士の資格を取得してから1年以上の実務経験を経ることで、電気工事や管工事の一般建設業の許可基準における営業所の専任技術者もしくは主任技術者になることができます。

さらに、経営事項審査における技術力評価では各1点が付与されるというメリットもあります。

ただし、一級建築士などと比べると少ないことからそれほど大きな特典とは言えないでしょう。

就職や転職で有利になりやすい

ここまでご紹介したとおり、建築設備士の資格を取得することで主任技術者や専任技術者になることができ、公的な書類に記名することができるなどの多くのメリットがあります。

また、その分現場でも重宝される人材になれることから、建築設備士の資格を取得しておくことで、就職や転職でも非常に有利になりやすいです。

さらに建築設備士は年収も高いことから、将来のことを考えるとメリットが大きい資格だと言えます。

建築設備士の一次試験の勉強・対策方法

建築設備士の一次試験の勉強・対策方法を出題項目ごとに解説していきます。

【一次試験の出題項目】

  • 建築一般知識
  • 建築法規の勉強
  • 建築設備

勉強方法について困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

建築一般知識の勉強・対策方法

建築一般知識では、建設計画や構造力学などの問題が30問出題され、19点ほど正答したいです。

過去問を何度も解きなおし、出題傾向をつかみましょう。

間違えた問題は解説を丁寧に読み、わかるように印をつけて後から解きなおせるようにすることをおすすめします。

建築法規の勉強・対策方法

建築法規では建築設備に関する法規の問題が20問出題され、そのうち13点の正答を目指したいです。

試験会場に建築設備関係法令集の持ち込みが可能であり、過去問を解くなかで何回も出てくる箇所をマークしておきましょう。

建築設備の勉強・対策方法

建築設備では「空調設備・衛生設備・電気設備・設備施工」と幅広いジャンルから50題出題されるため難しいです。

過去問を何度も繰り返し解き、40点以上正答できるように準備することが大切です。

最新技術に関する問題も出題されることがあるため、建築設備に関して常に情報を収集しておきましょう。

建築設備士の二次試験対策は公式講習会で行う

建築設備士の二次試験は「記述」と「作図」形式で出題されます。

独学で高得点を取れる対策をすることは難しいので、公式講習会に参加することが効率的です。

二次試験の問題集が市販されていないため、講習会での配布資料が重要な教材となります。

公式講習会は、日本設備設計事務所協会連合会の公式サイトから申し込みできます。

建築設備士の求人なら「施工管理求人サーチ」がおすすめ

建築設備士とは、建築士に対して建築設備の設計や工事管理に関してアドバイスできる国家資格です。

試験は一次試験と二次試験から構成されており、全体の合格率は20%ほどで国家試験の中でも難しいです。

勉強の仕方に困っている場合、一次試験は過去問、二次試験は公式講習会を活用しましょう。

また、資格の勉強と合わせて建築設備士の実際の求人を見ておくことで、年収や働き方をリアルに想像することができ、モチベーションの維持にもなります。

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建築設備士とは?

建築設備士とは、建築士に対して建築設備の設計や工事管理に関するアドバイスを行える国家資格です。
また、建築設備士からアドバイスを受けた建築士は、建築確認申請書にその旨を記載します。

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